借金問題 倒産防止 事業再生 連帯保証人 借金自殺問題 ブラックリスト 多重債務 ・・・・・について普段は書いてますが、ここはブログなので、もっと気楽に書きます。(猫)
 
猫研について
猫研とは?
猫研とは、吉田猫次郎が代表を務めている経営コンサルタント会社の略称です。おもに中小企業や自営業の事業再生・倒産回避の相談を受けることを業としています。(経営相談であって法律相談や債務整理代行とは違いますので誤解なきように!)詳しくはneko-kenホームページをご参照下さい。
さて今回は、オススメの本を2冊。

(1) 『官僚とメディア』 魚住昭著 角川書店

(2) 『トヨタの闇』 渡邉正裕・林克明著 ビジネス社


2冊とも、同じくらいオススメだ。

(1) は、マスコミ業界と官僚の癒着構造のようなものがよく理解できる。
 新聞の政治経済面の記事は、額面どおりに読むだけでなく、そこに書かれていない「真実」を読み取ることが必要だが、その訓練を積むのにうってつけの本ではないかと思う。 新聞に書かれていることは「事実」かもしれないが、「事実」と「真実」は往々にして違うものだ。「事実」の表現のしかた次第で、「真実」の見え方が大きく変わってくるのだ。

(2) は、『年間1千億円にもなる日本一の広告宣伝費で首根っこをつかまれたメディアは、トヨタの経営側に立った一面的な情報しか流せない。本屋には「トヨタ式」「トヨタ流」といった大本営発表情報に基づく「おべんちゃら本」ばかりが並ぶ。(中略)本書は、その二面性を持つトヨタの、普段は一般人の眼に触れないほうの部分にフォーカスをあてたものだ。いずれも事実であるにもかかわらず、トヨタを恐れ萎縮するマスコミには流れない情報ばかりである。』(以上、「はじめに」より−) 
 要するに、新聞も雑誌もテレビも、大広告主であるトヨタのイメージダウンになるような記事はなかなか書けない。仮に大きな事件を起こした犯人がトヨタの関係者であっても、記事にはトヨタの名前を出しづらい。もし出すと、広告費収入がガクンと減ってしまう恐れがあるからだ。
 本書は、「トヨタ批判」に焦点をあてた本では決してない。そうではなく、「広告主様」の顔色を窺いながら報道自粛せざるを得ないメディアのあり方を問う本であると思う。そういう読み方をしたほうが面白いと思う。


わたしがなぜこの2冊を同時にお勧めするのか、もうわかりますよね?

そうです、ブログのタイトルのとおり、「記事は行間を読もう」 ということを言いたいのです。
文字に書いてあることしか「読めない」ようでは、いつまでたっても読解力は半人前。「事実」と「真実」のギャップも永遠に理解できないままです。 新聞も雑誌もネット記事も、「読みを働かせながら」読んでみましょう。



人は食べなくても生きられる人は食べなくても生きられる
(2004/10)
山田 鷹夫

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* この本は、去年の11月頃に、版元の三五館という出版社の人から譲ってもらった。
その後、読まずに自宅の本棚に放置したままだったのだが、昨日、風呂に入りながらパラパラと読み始めたら、これが予想以上に面白くてビックリした。

 アマゾンの書評を見ると、レビューが39件もついている。かなり話題になったことがあるようだ。しかしレビューの多くは、★3つ以下の酷評だ。珍書・奇書・空想科学トンデモ本のような扱いをされることが多いようだ。

 しかし、わたしにとって、この本は最高に面白かった。べつにダイエットしているからではない。著者の物事の考え方、行動、そしてそこから出てくるいくつもの驚くべき仮説が、妙に真実味があって、というか、そこに「不食」のみにとらわれないひとつの真理や悟りのようなものが感じられて、とにかく面白かった。

 この本はひょっとしたら発売後30年以上経ってからのほうが価値を認められるかもしれない。海外で翻訳されたほうが受けるかもしれない。そう思った。

 以下、原文から少し引用。 文章がまた味があっていい。


≪僕ができるのは僕の真実を正直に語る、そこまでだ。
 そこから先はあなたの問題だ。そこから先の実験や冒険を選ぶのは僕ではない。僕の責任ではない。僕の提示の結果をどのように得るかという結論を下すのは僕ではない。あなただ。あなたが決定すればそれが真実になる。
 社会がこの本をどのように評価するかではない。すべての人が否定しようとも、あなたが認めればそれが真実になる。その逆でもいい。断食指導者に言わせれば、概して断食は危険を伴うから、優れた指導者の下で行うべきだというアドバイスがある。これはこれで真実だろう。ただ僕はその真実を採用しなかっただけのことだ。僕は自分自身を信じていたからだ。≫(32ページより)

≪さて話は戻る。他で述べたように不食による不死の可能性は皆無ではない。微々たる例証ではあるけれど存在する。たとえば僕が実験していた川魚のカジカは三〇七日エサなしで生存した。クラゲの逆成長という現象も確認されている。(注: クラゲは絶食状態にしておくと触手や体が吸収され退化し最後には発生初期の胚子のような細胞の塊に逆戻りする。つまり若返る=逆成長する。千島学説) 
 これまでだれもがあり得ない、不可能だと疑いようもなく岩石のように固く信じ込んできた。だれもがただ一つのことを信じて疑うことがなかった。であれば仮に不食の事例があったとしても、それは無視されただろうし、等閑視されただろうことは推測できる。だれもが認めていないことは表面化されない。無視される。
 だからといって歴史に埋もれた、あるいは隠された不食例を掘り起こすという考古学的な興味はない。過去を紐とくことによって、この不食を認知させようというケチな姑息な考えは持たない。同様に他人の発見や言葉によって、正当化もしない。多くの知識と、多数の本からの引用できらびやかに飾ることもしない。誇って僕は知識人ではない。
 存在の始めに宣言がある、と僕は信じている。存在に先立って、宣言がある。
 僕は不食の成立を過去から創造しない。過去の助けは得たけれども、本質的には宣言から来ている。「人は食べなくても生きられる」、この宣言から、すべてが始まった。≫(54ページより)



 この本は、読み手を選ぶと思う。「断食マニュアル」のような読み方をするのは危険かつ期待はずれだ。また、物事を額面どおりにとらえるタイプの人は、たぶん読んでいくうちに腹が立ってくるだろう。「なんだ、完全な断食じゃないじゃないか、ちゃんと食ってるじゃないか」、と。

 想像力を働かせて、行間から真意を読み解くような読み方をすれば、この本が面白く感じられると思う。

 余談だが、以前ある中国人の東洋医学者から聞いた話では、「不妊」に治療はいらないそうだ。ほとんどの場合、夫婦で「断食」すれば、不妊が治るという。そのとき聞いた話も、本書に書かれてあることとかなり共通していたのを思い出した。「食べないと、細胞が初期化される、つまり若返る」「食べないと、種族保存の本応が働く」と。

 なんとも好奇心と想像力をかきたてる本だ。

 世間の評価は低いのかもしれないけど、わたしはもう、すっかり気に入ってしまった。


 猫
週刊ポスト2008.5.2号128ページに、エコノミスト森永卓郎さんが書いたこの本の書評があって、それを読んで興味を持って買ってみた。書評に違わず、なかなかいい本だったのでこのブログでも紹介したい。

経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由
(2008/03/20)
梅原 勝彦

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* まず、週刊ポストの森永卓郎さんの書評が非常に共感できるので、一部抜粋しよう。

≪ 私は企業家の成功物語を読むのが嫌いだ。そこで語られる「成功のための方程式」が、後付の理屈で、結局本人の自慢話に過ぎないことが多いからだ。 (中略) しかし、この本を読んで心底驚いた。いまの経営の「常識」とは、かけ離れた経営が行われていたからだ。 (中略)  創業者の梅原勝彦が語る高収益の秘訣は、よく言われている経営者のリーダーシップでも、ITの活用でも、綿密な工程管理でもない。高品質、短納期、適正価格という製造業の基本事項だけだ。 ただ、明らかに普通の会社と違うのは、「短納期」が半端な短さではないということだ。 (中略) そんな奇跡を可能にしたのは、徹底的な無駄の排除だ。工程管理をしない、製品の検査もしない、そして会議もしない。注文のファックスがくると、それをみながら職人がさっさと作って発送してしまう。(以下略)  週刊ポスト2008.5.2号128ページより≫

* 次はわたしのコメント。

 モノづくりを営む小規模経営者には、この本は非常に参考になると思う。
 最近の新聞記事でも、墨田区や大田区や静岡県など、製造業が密集している地域の景気が、とりわけ悪化しているということがよく書かれている。おもな原因は、円高と原料高のダブルパンチだ。製造業の元気がないことは、我が国にとってゆゆしき事態だ。
 製造業の多くは中小企業、いや零細企業だ。零細企業の社長さんは、職人気質の人が多い。経営者として優れているタイプの社長さんは残念ながら少ない。 しかし、職人としては超一流な人が日本には多い。これは誇るべきことだ。一説?によれば、墨田区の町工場が結集して一つの研究開発をすれば、アメリカのNASAにも匹敵するとも言われているそうだ。これはもう、わが国にとって、かけがえのない財産だ。潰させるわけにはいかない。
 とはいえ、資本主義・自由経済下においては、あまり国の手厚い保護は望めないことはいうまでもない。厳しい現実だが、零細企業の社長さんたちは、自分の身は自分で守らなければならない。
 では、どうやって中小零細企業が生き残るかというと、まず、「己を知る」ことが大切だ。
 大企業は、優秀なブレーンが沢山いる。経営者一人の頭脳で足りない部分は、他の多くの経営陣や管理職が補ってくれる。また、それを実行に移す手足も、しっかりしたものが構築されている。巨大な脳と手足があるわけだ。生物にたとえれば人間のような高等生物だ。
 いっぽう、小さな会社になればなるほど、考える脳は一つしかなく、しかもしれは手足も兼ねていることが多い。生き物に例えればタコみたいなものだ。職人気質の町工場の社長さんは、まずこれを自覚しなければならない。俺はタコなんだと・・・。 でも悲観することはない。タコにはタコなりの立派な生き方があるし、進化の仕方次第では、火星人みたいになって、地球人の能力を凌駕することだってきっとできる。
 そのひとつのやり方が、本書に書かれているような「徹底した無駄の排除」だ。
 大企業を真似て、長い会議を何度も開いたり、いちいち部下に報告書を出させたり、モノをひとつ作るのにワンクションもツークッションも経たりせずに、俺は職人だ、職人は徹底して職人らしくやってやる!、と、職人の技術に集約して、それに全てのエネルギーを注入して、その他の管理は極力省く。これなら大企業のように複数の脳や手足がなくても、じゅうぶん太刀打ちできる。というか、大企業と同じ土俵で戦わなくて済む。独自の道の開き方ができる。
 ここで大事なのは、「徹底」だ。技術も中途半端、こだわりも中途半端な人が、これを真似しても、ただの何のとりえもないダメ会社になってしまうだろう。 
 逆に、技術には絶対的な自信がある、こだわりも誰にも負けない、骨の髄まで職人気質の社長さんは、不景気や何やらに振り回されて迷走したりせず、外部の教科書的なコンサルタント先生の指導なんかにも耳を傾けず、ひたすら初志貫徹、自分の得意分野だけに徹し、自分の役割にだけ忠実になるのもいいと思う。 ただ、その場合も、何も考えないで職人気質のままでいるよりは、こういう本を一通り読んで、トライ&エラーを繰り返して、そのうえで、戦略的にそういう形に行き着くほうがいいことは言うまでもない。 やはり職人さんでも最低限の勉強(or読書)は必要だ。



 いま、日帰り出張で広島県呉市に来ている。
 さっき、駅構内の書店でこんな本を買った。

 『本は10冊同時に読め!』 成毛眞著
 三笠書房知的生きかた文庫 533円+税
honnha10satsudoujiniyome


 目次にはこんなことが書いてある。

・まずは成功本を捨てよ
・忙しい人ほど本を読んでいる
・一流の経営者は、みんなすごい量の本を読んでいる
・本は最後まで読む必要はない
・読書に目的を持つな
・使える金はすべて本に注ぐ


 わかるだろうか?

 
 話はやや飛躍するが・・・、うちのホームページの「おすすめの本」のところに、昔から小さく、「ある児童文学の一節に、家は借りて住め、本は買って読め、という言葉があります。大人が主人公の子供に、本代をケチってまで家を買うような大人になっちゃダメだよと諭しているワンシーンからの引用です。皆さんはどうですか?」 と書いているが、はたして借金で苦しんでいる読者の皆さんの中で、お気付きの方はどれだけいるだろうか? 
 よく、 「マイホームだけは守りたいんです!!でも今、借金が多くて、電話も止められてて、食費もケチってて・・・え?本ですか?もう何年も読んでません・・・」  というような感じの人から相談を受けることがある。 こういう人は「マイホーム」よりも「生き方」のほうに危険信号が点滅していると思う。 良い人生を送るためには、むしろ家を手放したほうがいいかもしれない。
 しょせん家なんて住むための「箱」にすぎない。また「資産」か「財産」か?と問われたら、「資産」にすぎない。本で得た知識や教養はあなたにとってかけがえのない「財産」になるが、家はいざというときには処分して身軽になるべき「資産」なのだ。資産と財産は違う。大事なのはいうまでもなく、カネに代えられない財産のほうだ。



猫@今朝から微熱、咳、くしゃみ、目がかゆい

hayashi3sasie


猫次郎ブログの一番上にあるブッダみたいな格好をして寝そべっている絵や猫次郎のプロフィール似顔絵を描いてくれたのは、 ペロさんとマモル君 というちょっとエロっぽい超人気4コマ漫画ブログを描いているハヤシさんというお姉さんだ。
現在のところ、彼女はhayashi3というペンネームを使っている。

ハヤシさんと知り合ったのは去年の8月ごろで、共通の知り合いである第四学区ぬまっち氏に紹介してもらった。以来、この3人+αでよく飲みに行ったりしている。

ハヤシさんが初めて自分の絵をネット上で公開したのは昨年夏ごろで、それまでは全く知られていない存在だった(ようだ)。 が、しかし、彼女の絵の才能とキャリアはもともと半端じゃない。美術系の学校を出ていて、自宅にはマンガ専用の書庫まであり、読むのも描くのも相当に年季が入っている。それだけではない。会えばわかるが、彼女の人間観察力はそれはもう大変なもので、ちょっと会っただけでその人の性格やタイプを見抜いてしまう。また、すぐにその人の外見的特徴をつかんでサラサラと似顔絵を描いてしまう。もう脱帽モノだ。 マンガの発想も尋常じゃない。彼女はちょっと変わった職歴の持ち主なので(現在はアダルトグッズ販売やWeb制作などを手がける会社に籍を置いている)、その関係もあってか、若くて綺麗なのに、好んでエロいマンガばかり描いている。しかし商売っ気のあるあざといエロさではない。そこには、何かこう、突き抜けた、哲学や芸術のようなものを感じさせる何かがある。またそれに加えて読者を癒してくれる温かみのようなものもある。 百聞は一見にしかず。一度彼女の作品の数々を覗いてみてほしい。わたしが唯一例外的にエロ系サイトを相互リンクしている理由がお分かり頂けると思う。そのくらい突出した能力を持っているのだ。エロにとどまる器ではない。何を描かせても素晴らしい作品に仕上がるだろう。彼女は富や名声に全く無頓着な人なので自分を過度に売り込むことがなく、今までほとんど無名だったが、いちど認知されればファンは激増するに違いない。少なくともわたしは、ひそかにそう確信していた。

これは、見る人が見れば同じように感じるようだ。

昨日発売の週刊SPA!で、なんと、ハヤシさんが漫画家デビューした。
2008/2/26号の52〜53ページにある挿絵と4コマ漫画だ。

その一部。(全部読みたい方はSPA!今週号を買うべし)
hayashi3yonkoma


メジャー雑誌に出るのは初めてなのに、なんとフルカラーで掲載されている。
普通、雑誌のイラストレーターや4コママンガは、モノクロで小さく扱われることが多いのにである。特別扱いといってもいいだろう。SPA!編集部がどれだけ彼女のことを高く評価しているか窺える。

彼女は雑誌社に何のコネもない。でも、雑誌社側も絶えず面白いものを必死になって探している。ハヤシさんほどの才能があれば、ブログに自分の絵を公開しただけですぐにアクセス数急上昇して雑誌社の目にとまるのも時間の問題だろうとは思っていた。 つくづく、いい仕事をしていれば報われると思った次第である。(逆にいい仕事をしていなければいくら策を弄してもダメだが・・・)

わたしの単なる予感だが、ハヤシさんはたぶん、これからもっとブレイクする。
SPA!に始まり、次々と他の雑誌からも依頼がかかり、いずれは単行本を出すようになっても不思議ではないだろう。

実はこれ、奇遇にも、わたしが本を出すまでの経緯とそっくりなのですよ。
わたしは2001年1月に全く無名の匿名人間としてひっそりとホームページを開設して、それがどういうわけかアクセス数急上昇していき、2001年夏にはダイヤモンドZAIという雑誌で丸々1ページ紹介され(これが猫次郎の雑誌デビュー)、次に週刊SPA!からたてつづけに数回取材がきて、そうやって徐々にネットのみならず雑誌でも紹介されていくうちに、こちらは何も売り込んでいないのに(すごい恥ずかしがりやだったのに)、ごく自然な形で出版社の目にとまり、何社かの大手出版社から「本を書きませんか?」と誘いをうけて現在に至っている。本日現在、共著や文庫化した本も含めると、延べ9冊の本を出している。ハヤシさんがそうなっても全く不思議ではない。・・・いや、わたしなんか足元にも及ばないもっとはるか上をいっても不思議ではない。(ぜひ雲の上の存在になってください!)

知り合いがこうやって活躍していくのは、純粋に、嬉しいものですね。

* ペロさんとマモル君のURL → http://nozomi613.blog98.fc2.com/
(未成年は見ないでください)


猫@熊本
講談社文庫講談社文庫
(2007/01/12)
『お金がなくても元気なフランス人 お金があっても不安な日本人』 吉村 葉子

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2003年に単行本が出て、ジリジリ売れて、2007年に文庫化し、現在までに16万部売れているそうである。
出張先の駅構内の本屋に平積みしてあるのを見て、ちょっと面白そうなので読んでみた。

中身は、タイトルのとおり。
やや退屈な部分もあったが、全体を通して、良い本だと思った。

決して日本人を卑下する類の本ではない。日本人の良さを充分認めつつ、ここがヘンだよと指摘する。納得できる部分が沢山あった。

ブランド品を身につけなければ不安な人、貯金がないと不安な人、レールが敷かれていないと不安な人、将来のビジョンがはっきりしていないと不安な人、形式ばった社交辞令を知らないとコミュニケーションが図れない人などは、一読の価値があると思う。

リンク先のアマゾンの書評も参考になるので読んでみて欲しい。

翼はいつまでも翼はいつまでも
(2001/07)
川上 健一

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* ネットの書評で去年から気になりだし、今年の秋に古本屋で文庫版をゲット。105円也。最初のページをめくったら、なんと川上健一さんの自筆サインが入っていた。なんというラッキー!
買った後、少しだけ読んだが、忙しくてその先はしばらく読まなかった。
12月に入ってまた読みたくなり、最初から読み直しはじめた。
最初の3分の1ほどは普通におもしろかった。可もなく不可もなく。
真ん中あたり(2章)から急激に面白くなっていった。もうどうにも止まらない。
後半になると、読みながら「うううっ」と声を出さずにいられなくなる場面が増えてきた。
終盤のクライマックスでは、不覚にも、わんわん声をあげて泣いてしまった。(電車の中じゃなくてよかった・・・)

小説でこんなに泣いたのは、はじめてかもしれない。
フランダースの犬よりも泣けた。
といっても、この物語はフランダースの犬のような悲しいものではなく、後味がきわめてよろしい。心が洗われて、胸がいっぱいになりながら泣ける類のものだ。主人公はビートルズに強い影響を受けた野球少年の中学生で、夏休みに十和田湖の湖畔で同級生と恋に落ちる。そして転校で離れ離れになる。ただそれだけの話なのだが、この感動は読んだ人にしかわからない。特に、ビートルズ世代以降(30〜50代)の男性で、中学時代に運動部に所属していて、学校でバカばっかりやっていて、思春期に女の子のことが気になってしょうがなかった経験を持っているような人は(←私もそう)、相当泣けるに違いない。そういえばラジオでやっていたが、サザンの桑田氏もこの本を最近読んで、声をあげて号泣したそうだ。アマゾンの書評を読んでも、泣いたという人が多かった。


「勤勉は馬鹿の埋め合わせにはならない。勤勉な馬鹿ほど、はた迷惑なものはない。」 


(本文より)


* むむむ。痛烈。かなり古い本だが、なかなか読み応えがあった。

発売されました。
アマゾンでは、著者が湯浅さんになっていますが、実際には猫次郎や李先生など計6名の著者で1章ずつ書いた本です。働きたくても働けない失業者のための生活の知恵、たとえば住宅ローンの残債、債務整理の弁護士費用、子供の学費などをどう捻出するかや、生活保護の上手な受け方などを書いています。(わたしが担当したのは3章の住宅ローンです。)

働けません。―「働けません。」6つの“奥の手”働けません。―「働けません。」6つの“奥の手”
(2007/12)
湯浅 誠ほか

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hatarakemasen


12月22日に発売される予定の新刊本が送られてきた。
これは私が一人で書いた本ではなくて、全6章のうち第3章(住宅ローン)の部分だけ、原稿用紙にして40枚程度の分量だけ、私が書いたものだ。のこりは1章ずつ異なる著者がそれぞれ得意分野について書いている。

本のタイトルは 『働けません。』 といい、いわば、失業者のための本だ。
リストラや病気や就職難などによってどうしても収入が得られない人のために、賢い生活保護の受け方や、返済困難になった住宅ローンの対処方法や、子供の学費の捻出の仕方や、弁護士費用・裁判費用、子供の養育費などの捻出の仕方を、それぞれのプロが解説する。
詳細は以下のとおり。

◆タイトル 『働けません。』

◆目次
 1章 生活保護を受ける−湯浅誠著
 2章 失業保険をもらう−日向咲嗣著
 3章 住宅ローンの返済をやめる−吉田猫次郎著
 4章 法律扶助を受ける−李尚昭著
 5章 社会福祉協議会の貸付を受ける−春日部蒼著
 6章 児童扶養手当をもらう−しんぐるまざーず・ふぉーらむ著

◆出版社・コード・定価
 三五館 ISBN978-4-88320-407-6 1200円+税

◆発売日  2007年12月22日予定



昨夜、少し早めに帰宅して、風呂に入りながらはじめて読んだ。めちゃくちゃ面白かった。
多重債務に陥り自己破産した若い女性をめぐるミステリー。1992年作のベストセラー。
一冊で600ページ近くもある長編大作だが、面白くて夢中になって読めた。



最近はビジネス書や専門書よりも、小説やらマンガやら童話やらを読むことのほうが多い。近年は「ビジネス書や専門書」:「その他の本」の読書比率が「7:3」くらいだったが、今年の夏ごろからこの比率が逆転している。(これは今後の仕事の展開と少々関係している。)

そんな本の中で、最近一番ハマったのが、「いやいやえん」 という童話。

iyaiyaen


対象年齢4歳〜小学校低学年。
せいしんねんれいのひくいぼくにはぴったりだ。

いつも「いやだいやだ」ばかり言っている主人公のしげるくんは、あるとき、「いやいやえん」という保育園に入れられてしまいました。そしてそこは、・・・という物語。

1962年からずっと人気が永続しているロングセラー作品なのだそうだ。(私はこの歳になるまで知らなかった)



「堕ちる道を堕ちきることによって、

自分自身を発見し、救われなければならない。」



(坂口安吾 「堕落論」 より)




* みんなもっと頑張ってくれよ。

 堕ちてクヨクヨするのはいいけど、まだまだ道は続くのだ。




環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024)) 環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024))
武田 邦彦 (2007/02)
洋泉社

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何ヶ月も前に買った本だが、やっと今日、新幹線の中で読み終えた。
この本は発売後じわじわと話題になり、最近ベストセラーになったようだ。パート2も発売されたらしい。
内容については、上の詳細リンクをクリックしてアマゾンのカスタマーレビューを参考にして欲しい。
私には5つ星の内容に思えた。地球温暖化もオゾンホールもペットボトルリサイクルも外来種問題も全て胡散臭く思っていたので(完全否定しないがちょっとおかしいんじゃないかと・・・)、共感できる部分が多くあった。

*****

相変わらず、本だけはどんな時も読み漁っている。(特に移動中ね)
読書はわたしにとって食事みたいなもので、ごはんのほかに多品種のおかずやデザートが必要なように、本も小説からノンフィクション、専門書、サブカル、雑誌、果ては少年漫画まで、なんでも読みたくなる。

音楽も同じ。今日の青森までの新幹線移動中は、ヘッドホンで、ジャンゴ・ラインハルトの「幻のギタリスト」と、YUKIの「WAVE」と、バッハの「フーガの技法」と、メタリカの「And Justice For All」を聴いていた。ジャンル不問。もうメチャクチャ。



猫@恐山の近くのホテルにて

「狂い」のすすめ/ひろさちや著 集英社新書 (←アマゾンにリンク)


* いい本だった。

大いに共感でき、いや、共感できすぎて、私には特段新鮮味が無かったほどだ。自分の価値観を代弁してくれているかのような本だ。

この本は、社会に順応しきれずに挫折感を感じている人や、型にはまった生活の中で息詰まっている人、疎外感を感じている人、理想と現実のギャップに苦しんでいる人に、特におすすめだ。買って読んでほしいと思う。

賛否両論ある本だが、著者は東大哲学科卒の70歳で、400冊以上も本を出している人物だ。難しい哲学書のようなタッチで書こうと思えばいくらでも書けるはずだが、この本は、中学生が読んでも理解できるくらい噛み砕いた表現で書かれている。読書慣れした大人が読めば3時間でサラリと読めてしまう。それがかえって読者によっては底の浅い本のように取られてしまうのかもしれないが、わたしには、1ページ1ページが大変含蓄に富んだ深い内容に思えた。(もっとも、わたしは少年ジャンプの漫画で今でも感動できる永遠の精神年齢12歳なんだけど・・・)

以下、本文から気に入った部分を少し引用。

≪というのは、わたし自身が"人生の危機"といった言葉で、病気をしたり、会社を首になったり、大学受験に失敗したり、破産するといったようなことを考えたのです。たぶん、ほとんどの人がそう考えるでしょう。でも、それらは「生活の危機」であって、「人生の危機」ではありません。(59ページ)≫

≪だって、人生に意味があると思っているから、その意味に絶望して自殺するのではないか。人生に意味がないとわかっていれば、自殺する必要さえないよ(72ページ)≫

≪かりにあなたが病気になれば、病気のうちでもがんになったとすれば、あなたはがん患者なんですから、がん患者として生きればいいのです。もしあなたが仕事を生き甲斐にしていたら、あなたががんになったことはマイナス価値になります。そこでがんを早く治して仕事ができるようになりたいと思うでしょう。(中略)そんなことをしてはいけません。あなたは立派ながん患者として生きていけばいいのです。立派なというのは、別段、がんと闘う必要はないのです。がんに勝つのではありません。がんに負けたっていい。悲観しながら、うじうじしながら、泣きながら生きたっていい。どういう生き方をしても、それが立派なんです。がんをマイナス価値にして、がんを克服して元気になろうと思わなければいいのです。がんをそのまま生きればいい。それが立派ながん患者です。
大学受験に失敗すれば、あなたは浪人です。浪人ならば、立派な浪人になればいいのです。そして立派な浪人というのは、猛烈に勉強して翌年に合格できることではありません。それは目的を設定したことになります。そうではなくて、楽しい浪人生活を送ることです。(中略)
会社で左遷されて地方に飛ばされたとき、ケツをまくって会社に辞表を叩き付けるのも面白いと思います。逆におとなしく地方に赴任してもいい。そして、その地方で愉快に遊び暮らすのです。(中略)心の贅沢をするのが優雅なんです。でも、まかりまちがって、地方に左遷されて、一つ業績を上げて再び本社に戻ろうなんて考えててはいけません。戻れるときは戻れるのです。戻れなくてもいいではありませんか。あなたはいま、毎日を楽しく暮らせばいいのです。(83−85ページ)≫

ここ数ヶ月、多忙のため「オススメの本」コーナーが更新できていないけれども、本は私にとって食事や睡眠と同じくらい大事なものだから、常時必ず2-3冊はカバンに入れて、移動中に読んでいる。

最近読んで面白かった本は以下のとおり。


・「ひきこもり国家」日本−なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか/高城剛著
・2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?/西村博之著
・翼はいつまでも/川上健一著

他にも沢山読んだけど、この3冊が特に良かった。
そのうち時間を見つけてここで書評を書きたいと思う。


猫@まだちょっと変
土橋先生の最新刊が先週発売された。

20070625
ガンを超える生き方―ガンはあなたの人生に届いたメッセージ

土橋重隆著/徳間書店

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以下、「あとがき」より一部引用。深い。

br> 「病気、特にガンは今までの生き方へのメッセージといってもいいと考えます。ガンを敵視して撃退しようとしても思惑どおりの結果が得られないことがしばしばです。医学的には説明のつかない治癒症例は、共通して、ガンを治そうとしたのではなく、生き方を180度変えて今までと違う人生に一歩踏み出した人たちでした。このことからガンは医者が治すのではなく、患者さんが生き方を変えることで治ってしまう病気だともいえます。

日頃、我々が目にするものや聴くものはほとんどが“抽象の産物”といえます。医学的なことも然りです。医者の説明も“抽象の産物”なのです。“捨象”された中に物事の本質が隠されていると考えます。ガンの本質にどれだけ迫るかは患者さん自身が行うことなのです。それは医者にできることではありません。私は6年間受けた医学教育と30年の臨床経験から、それを医者に期待するのは残念ながら筋違いなことだと思います。そんな教育は受けてきていないのです。医者は科学的な視点からガンを見ているのです。ガンだけではなく病気になるということは本人が病気から何を学ぶのかということが治癒への第一歩になるのです。その上で医者の行う医療行為がより良いサポートになるのです。“捨象”されたものは誰も拾ってはくれません。自分が拾うしかないのです。また本書は、今、健全な生活を送っている方にも是非お読みいただき、ガン予防の一助となることを願っています。」
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* ところで、このブログの主な読者層は、多重債務や倒産危機で苦しんでいる方およびその周辺にいる方が多いと思われるが、そのような方には、上記のあとがきの「ガン」という単語を「借金」という単語に置き換えて読んでみて欲しい。そっくり当てはまることに気付くはずだ。 猫

田崎達磨先生が昨年10月にお亡くなりになる前に書き遺した原稿が、このたび、本になりました。

タイトル他詳細は次のとおりです。

20070618
『お金で泣かない大人になれ』

田崎達磨著 WAVE出版

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6月19日発売です。
早いところでは今日から発売されてます。

これは人生の教科書です。
特に、10代〜20代の、お金の使い方を知らない人におすすめです。

中学校や高校で「お金の使い方」を教える際の教材としても非常に使えそうな内容です。
マネーゲームを教えるような薄っぺらい教育では終わりません。
お金に振り回されず、お金を賢く利用できる人間になるための、格好の教科書です。

私もさっそく一読しましたが、昨年7月24日に、田崎先生が新潟の中学校で人生最後の講演をされたときのことを思い出して(あの講演は中学校の生徒達にもかなり好評でした!)、かなりこみあげてくるものがありました。




初代『借りたカネは返すな』がベストセラーになって早5年。
今回の新刊本はシリーズ第6弾になるのかな?
6月1日発売。

『借りたカネはやっぱり返すな!』金野力、神山典士著/八木宏之監修

アスコム

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もちろん、賢明な読者の皆さんなら、この本が「借金踏み倒し」を奨励しているのではないことはよくお解かりのことと思う。要は、借りたカネで借りたカネを返すような悪循環行為はやめましょう、ほかにも解決方法が一杯ありますよ、というような趣旨のものだ。(過激なタイトルがついているのは、いわば、凝り固まった固定観念を捨てて柔軟に物事を考えてもらいたいという意図と、あとはインパクト狙いみたいなものですね。)

私が過去にこの「借りたカネは」シリーズに著者の一人として関わらせて頂いたのは、第2弾の「図解・借りたカネは〜」と、第4弾の「連帯保証のカネは〜」の2つのみで、今回のこの新刊本には、私は一切関わっていない。中身もまだ読んでいない。(これから読んでみようと思う)

ちなみに、監修の八木宏之氏は私も長年親しくさせて頂いてる事業再生コンサル業界最大手のセントラル総合研究所の社長さん。著者の金野力氏は私は面識ないが同業の方のようだ。もうひとり著者の神山典士(「こうやまのりお」と読む)氏はノンフィクション作家で、経済問題から教育問題まで、果ては小室哲也から米メジャーリーグに関する本まで幅広く手掛けている。余談だが、神山さんと私は、仲間と3−4人でよく一緒にゲイバーに飲みに行ったりしている。(注:私はノーマルです。)


ネコ
先日、国立国語研究所という公的機関から、私の著作物(本)の一部を利用させてほしいとの依頼が丁寧な文書で送られて来た。
日本語の書き言葉の例文集みたいなもの(?)に採用してくれるらしい。
採録対象文章は結構長いページに及ぶようだ。
もちろん、快くOKの返事をさせて頂いた。
私の文章の一体どこがどう役立つのか全く想像つかないけど、まあ光栄なことじゃないですか。
こういうのはちょっと嬉しい。

猫@ヘタウマ