猫研とは、吉田猫次郎が代表を務めている経営コンサルタント会社の略称です。おもに中小企業や自営業の事業再生・倒産回避の相談を受けることを業としています。(経営相談であって法律相談や債務整理代行とは違いますので誤解なきように!) 詳しくはホームページ www.nekojiro.net/ をご参照下さい。
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「堕ちる道を堕ちきることによって、
自分自身を発見し、救われなければならない。」
(坂口安吾 「堕落論」 より)
* みんなもっと頑張ってくれよ。
堕ちてクヨクヨするのはいいけど、まだまだ道は続くのだ。
猫
![]() | 環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024)) 武田 邦彦 (2007/02) 洋泉社 この商品の詳細を見る |
何ヶ月も前に買った本だが、やっと今日、新幹線の中で読み終えた。
この本は発売後じわじわと話題になり、最近ベストセラーになったようだ。パート2も発売されたらしい。
内容については、上の詳細リンクをクリックしてアマゾンのカスタマーレビューを参考にして欲しい。
私には5つ星の内容に思えた。地球温暖化もオゾンホールもペットボトルリサイクルも外来種問題も全て胡散臭く思っていたので(完全否定しないがちょっとおかしいんじゃないかと・・・)、共感できる部分が多くあった。
*****
相変わらず、本だけはどんな時も読み漁っている。(特に移動中ね)
読書はわたしにとって食事みたいなもので、ごはんのほかに多品種のおかずやデザートが必要なように、本も小説からノンフィクション、専門書、サブカル、雑誌、果ては少年漫画まで、なんでも読みたくなる。
音楽も同じ。今日の青森までの新幹線移動中は、ヘッドホンで、ジャンゴ・ラインハルトの「幻のギタリスト」と、YUKIの「WAVE」と、バッハの「フーガの技法」と、メタリカの「And Justice For All」を聴いていた。ジャンル不問。もうメチャクチャ。
猫@恐山の近くのホテルにて
* いい本だった。
大いに共感でき、いや、共感できすぎて、私には特段新鮮味が無かったほどだ。自分の価値観を代弁してくれているかのような本だ。
この本は、社会に順応しきれずに挫折感を感じている人や、型にはまった生活の中で息詰まっている人、疎外感を感じている人、理想と現実のギャップに苦しんでいる人に、特におすすめだ。買って読んでほしいと思う。
賛否両論ある本だが、著者は東大哲学科卒の70歳で、400冊以上も本を出している人物だ。難しい哲学書のようなタッチで書こうと思えばいくらでも書けるはずだが、この本は、中学生が読んでも理解できるくらい噛み砕いた表現で書かれている。読書慣れした大人が読めば3時間でサラリと読めてしまう。それがかえって読者によっては底の浅い本のように取られてしまうのかもしれないが、わたしには、1ページ1ページが大変含蓄に富んだ深い内容に思えた。(もっとも、わたしは少年ジャンプの漫画で今でも感動できる永遠の精神年齢12歳なんだけど・・・)
以下、本文から気に入った部分を少し引用。
≪というのは、わたし自身が"人生の危機"といった言葉で、病気をしたり、会社を首になったり、大学受験に失敗したり、破産するといったようなことを考えたのです。たぶん、ほとんどの人がそう考えるでしょう。でも、それらは「生活の危機」であって、「人生の危機」ではありません。(59ページ)≫
≪だって、人生に意味があると思っているから、その意味に絶望して自殺するのではないか。人生に意味がないとわかっていれば、自殺する必要さえないよ(72ページ)≫
≪かりにあなたが病気になれば、病気のうちでもがんになったとすれば、あなたはがん患者なんですから、がん患者として生きればいいのです。もしあなたが仕事を生き甲斐にしていたら、あなたががんになったことはマイナス価値になります。そこでがんを早く治して仕事ができるようになりたいと思うでしょう。(中略)そんなことをしてはいけません。あなたは立派ながん患者として生きていけばいいのです。立派なというのは、別段、がんと闘う必要はないのです。がんに勝つのではありません。がんに負けたっていい。悲観しながら、うじうじしながら、泣きながら生きたっていい。どういう生き方をしても、それが立派なんです。がんをマイナス価値にして、がんを克服して元気になろうと思わなければいいのです。がんをそのまま生きればいい。それが立派ながん患者です。
大学受験に失敗すれば、あなたは浪人です。浪人ならば、立派な浪人になればいいのです。そして立派な浪人というのは、猛烈に勉強して翌年に合格できることではありません。それは目的を設定したことになります。そうではなくて、楽しい浪人生活を送ることです。(中略)
会社で左遷されて地方に飛ばされたとき、ケツをまくって会社に辞表を叩き付けるのも面白いと思います。逆におとなしく地方に赴任してもいい。そして、その地方で愉快に遊び暮らすのです。(中略)心の贅沢をするのが優雅なんです。でも、まかりまちがって、地方に左遷されて、一つ業績を上げて再び本社に戻ろうなんて考えててはいけません。戻れるときは戻れるのです。戻れなくてもいいではありませんか。あなたはいま、毎日を楽しく暮らせばいいのです。(83−85ページ)≫
最近読んで面白かった本は以下のとおり。
・「ひきこもり国家」日本−なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか/高城剛著
・2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?/西村博之著
・翼はいつまでも/川上健一著
他にも沢山読んだけど、この3冊が特に良かった。
そのうち時間を見つけてここで書評を書きたいと思う。
猫@まだちょっと変
![]() | ガンを超える生き方―ガンはあなたの人生に届いたメッセージ土橋重隆著/徳間書店このアイテムの詳細を見る |
以下、「あとがき」より一部引用。深い。
br> 「病気、特にガンは今までの生き方へのメッセージといってもいいと考えます。ガンを敵視して撃退しようとしても思惑どおりの結果が得られないことがしばしばです。医学的には説明のつかない治癒症例は、共通して、ガンを治そうとしたのではなく、生き方を180度変えて今までと違う人生に一歩踏み出した人たちでした。このことからガンは医者が治すのではなく、患者さんが生き方を変えることで治ってしまう病気だともいえます。
日頃、我々が目にするものや聴くものはほとんどが“抽象の産物”といえます。医学的なことも然りです。医者の説明も“抽象の産物”なのです。“捨象”された中に物事の本質が隠されていると考えます。ガンの本質にどれだけ迫るかは患者さん自身が行うことなのです。それは医者にできることではありません。私は6年間受けた医学教育と30年の臨床経験から、それを医者に期待するのは残念ながら筋違いなことだと思います。そんな教育は受けてきていないのです。医者は科学的な視点からガンを見ているのです。ガンだけではなく病気になるということは本人が病気から何を学ぶのかということが治癒への第一歩になるのです。その上で医者の行う医療行為がより良いサポートになるのです。“捨象”されたものは誰も拾ってはくれません。自分が拾うしかないのです。また本書は、今、健全な生活を送っている方にも是非お読みいただき、ガン予防の一助となることを願っています。」
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* ところで、このブログの主な読者層は、多重債務や倒産危機で苦しんでいる方およびその周辺にいる方が多いと思われるが、そのような方には、上記のあとがきの「ガン」という単語を「借金」という単語に置き換えて読んでみて欲しい。そっくり当てはまることに気付くはずだ。 猫
タイトル他詳細は次のとおりです。
![]() | 『お金で泣かない大人になれ』田崎達磨著 WAVE出版このアイテムの詳細を見る |
6月19日発売です。
早いところでは今日から発売されてます。
これは人生の教科書です。
特に、10代〜20代の、お金の使い方を知らない人におすすめです。
中学校や高校で「お金の使い方」を教える際の教材としても非常に使えそうな内容です。
マネーゲームを教えるような薄っぺらい教育では終わりません。
お金に振り回されず、お金を賢く利用できる人間になるための、格好の教科書です。
私もさっそく一読しましたが、昨年7月24日に、田崎先生が新潟の中学校で人生最後の講演をされたときのことを思い出して(あの講演は中学校の生徒達にもかなり好評でした!)、かなりこみあげてくるものがありました。
猫
今回の新刊本はシリーズ第6弾になるのかな?
6月1日発売。
![]() | 『借りたカネはやっぱり返すな!』金野力、神山典士著/八木宏之監修アスコムこのアイテムの詳細を見る |
もちろん、賢明な読者の皆さんなら、この本が「借金踏み倒し」を奨励しているのではないことはよくお解かりのことと思う。要は、借りたカネで借りたカネを返すような悪循環行為はやめましょう、ほかにも解決方法が一杯ありますよ、というような趣旨のものだ。(過激なタイトルがついているのは、いわば、凝り固まった固定観念を捨てて柔軟に物事を考えてもらいたいという意図と、あとはインパクト狙いみたいなものですね。)
私が過去にこの「借りたカネは」シリーズに著者の一人として関わらせて頂いたのは、第2弾の「図解・借りたカネは〜」と、第4弾の「連帯保証のカネは〜」の2つのみで、今回のこの新刊本には、私は一切関わっていない。中身もまだ読んでいない。(これから読んでみようと思う)
ちなみに、監修の八木宏之氏は私も長年親しくさせて頂いてる事業再生コンサル業界最大手のセントラル総合研究所の社長さん。著者の金野力氏は私は面識ないが同業の方のようだ。もうひとり著者の神山典士(「こうやまのりお」と読む)氏はノンフィクション作家で、経済問題から教育問題まで、果ては小室哲也から米メジャーリーグに関する本まで幅広く手掛けている。余談だが、神山さんと私は、仲間と3−4人でよく一緒にゲイバーに飲みに行ったりしている。(注:私はノーマルです。)
ネコ
日本語の書き言葉の例文集みたいなもの(?)に採用してくれるらしい。
採録対象文章は結構長いページに及ぶようだ。
もちろん、快くOKの返事をさせて頂いた。
私の文章の一体どこがどう役立つのか全く想像つかないけど、まあ光栄なことじゃないですか。
こういうのはちょっと嬉しい。
猫@ヘタウマ
| 『医療保険は入ってはいけない!』 内藤眞弓 著ダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
* 数ヶ月前にタイトルにつられて購入。
内容はタイトルとはちょっと違い、「保険選びは慎重に」みたいなもの。
普通の保険選びの本とはだいぶ視点が違い、一読の価値があると思う。オススメ。
詳細は上記詳細クリックでアマゾンの画面へ飛んでカスタマーレビューを参照されたし。
そういえば、私の友人で、国内の大手生保会社に新卒で入社し現在本社の課長クラスに就いている者がいる。最近、彼と酒の席で保険の話をしたことがあるが、彼は自社の生命保険には入らず、掛け捨ての県民共済等(月額4千円程度)で済ませているという。なぜなのか訊いたら、「シンプルに考えれば、貯金に回したほうが堅実じゃん」「べつに生保なんか入らなくても、高額医療が必要な病気にかかったって健康保険の高額医療費制度でカバーできるから自己負担は実際そんなにかからないし」「そもそも保険っていうのはさ、万一のときに備えての保障のためにあるわけじゃん。保障のためとして割り切るんだったら、健康保険でカバーしきれない部分だけを掛け捨ての安い保険で補えばいいんだよ。余計なおまけがついたり、貯蓄とゴッチャにしたりして、必要以上に高い保険に入っている人が多すぎるんだよ」「まあ、金に余裕ある人はそれでもいいんだけどさ。うちの会社も儲かるし。でも、俺はいつ会社を辞めるかわからないから会社への忠誠心はあまりないし、あらゆる危機を想定して、自分本位で、自分の将来設計を考えると、やっぱり保険は掛け捨ての最低限にして、余裕のあるお金は貯金や株式投資や為替や金などにほどよく分散させて、時勢に合わせて自由にその配分を変えられるようにしたほうがいいと思うんだよね・・・」とのことであった。ちなみに彼は学生時代に6年ほど海外生活を送り、父親は自営業で脳梗塞と自己破産を経験しており、奨学金で大学を卒業した。若いうちからかなり荒波に揉まれて育ってきたヤツである。彼の年収は高いほうだが、物を見る目やお金の使い方はシビアなほうだ。
このブログの読者層は、借金や倒産と何らかの関わりがある、どちらかといえば金持ちよりビンボー人のほうが多いと思う。だからそのつもりで書くが、借金を減らし、借金体質から貯金体質に転じたいなら、まず無駄な支出を抑えて身軽になるのが異本中の基本であることは言うまでもない。生命保険についても、ただ漫然と高い保険料を払い続けるのは良くない。お金の余裕が全く無いのに高額の保険料などを払って、経済的・精神的に圧迫され続けて、果ては肉体的にも病んでしまっては、本末転倒だ。実際そういう悪循環体質の人は少なくない。
猫
| 戦争における「人殺し」の心理学筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
「本来、人間には、同類を殺すことには強烈な抵抗感がある。それを、兵士として、人間を殺す場としての戦場に送りだすとはどういうことなのか。どのように、殺人に慣れされていくことができるのか。そのためにはいかなる心身の訓練が必要になるのか。心理学者にして歴史学者、そして軍人でもあった著者が、戦場というリアルな現場の視線から人間の暗部をえぐり、兵士の立場から答える。米国ウエスト・ポイント陸軍士官学校や同空軍軍士官学校の教科書として使用されている戦慄の研究書。」(BOOKデータベースより引用)
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* 少し前、夜中に寝付けないときに、気分転換に映画館のレイトショーで『硫黄島からの手紙』を観た。これがかなり印象に残り、つづけて札幌出張時に札幌の映画館で『父親たちの星条旗』も観た。 この2つを観てからというもの、戦争で人を殺すときの兵士たちの心理が無性に知りたくなり、ネットで情報収集して、この本に辿り着いた。
アマゾンで購入。文庫本なのに1575円と高かった。非常に分厚くて、さすがに出張の移動中に読破というわけにはいかなかった。アマゾンのカスタマーレビューでは非常に評価が高い。実際、私も読んでみて、大変勉強になった。漠然と抱いていた疑問が解けた感じだ。
本書によると、第二次大戦において、米兵の発砲率は10〜15%しかなかったそうである。たとえ最前線にいても、発砲するのに強い抵抗感を示したという。これが事実だとすれば、驚くべきことである。人間はやはり、本能的に、同種を殺すことはできないということがわかる。
しかし、朝鮮戦争になると、発砲率が55%に上がり、ベトナム戦争にいたっては90%に上がったそうである。その理由は、本書を読めばわかる。アマゾンのカスタマーレビューだけでも是非読んで欲しい。
ミサイルや空爆のようにボタン一つで大量殺人するのは、さほど抵抗感がなくできる。(現に、陸軍の最前線にいた兵士よりも、空軍や海軍にいた兵士のほうが、精神的に障害を受ける率がはるかに低かったそうである。) だが、銃やナイフで敵と向き合って殺すのは、正常な神経ではとてもできない。それができる人間は、わずか2−3%しかいないらしい。残りの97−98%の人は、後で強烈なトラウマに襲われ、精神的にやられてしまう。
今後、戦争が起こるとしたら、ますますハイテク化されて、ボタンひとつでより大量の殺人が可能になるだろう。もしそうだとすると、本書の解釈に従って考えれば、より抵抗感なく大量殺人ができてしまうことになるから、死者数も人類史上最大のものになるだろう。(そういえば第二次大戦も人類史上最大の死者数だった。)
ある意味、恐ろしい時代だ。
人の痛みも苦労も味わったことのない人が国の政治の中枢を担うことがいかに恐ろしいことか、考えてみてほしい。
少し話が飛躍するが、私は今までに再三、講演や著書などで、「我が国では、借金とセックスの話題はタブー視されがちで、家庭でも学校でも職場でも、なかなか正しい知識を身につける機会がない」ということを述べてきた。
もしかしたら、この「借金とセックス」のほかに、「殺し」というのも含めたほうがいいかもしれないと思う。ここでいう殺しとは、人殺しに限らず、家畜を殺すとか動植物を殺すといった行為も含まれる。
考えてみて欲しい。テレビドラマでも小説でもマンガでも、主なテーマの多くは、「殺し」か「恋愛・セックス」か「カネ」である。みんなこの3つに、潜在的に並々ならぬ関心があるのだ。それを否定する必要はない。否定して蓋をすると、影ができる。子供の教育においても、むしろオープンに議論する機会があったほうが良いと思う。
地方出身の中高年の方には経験者が多いかもしれないが、昔は、動物や魚を殺す現場を見る機会も多かった。家畜を殺して食べたり、釣った魚を殺して食べたり。それはある意味、神聖な場だった。こういう場面を見せるのも、教育上、必要なことだと思う。こういう現場を見る機会がないと、想像力が欠如して、思いやりのある大人には育たないと思う。
猫
| お父さんはやってない矢田部孝司+あつ子著 太田出版このアイテムの詳細を見る |
* (痴漢の)冤罪に巻き込まれた夫のために家族は何ができるのか? 有罪率99.86%の日本の裁判制度と闘い、逆転無罪を勝ち取った家族の、苦悩と愛情に満ちた感動の手記。周防正行監督映画「それでもボクはやってない」の原作。
いい本だった。出張の移動中に3時間かけて一気に読んだ。「夫」と「妻」が交互に当時の自分の気持ちを書いていて、その対比が面白かった。
何よりも感動したのは、痴漢の濡れ衣を着せられ逮捕・拘留・起訴されてしまった夫のことを最後まで信じきって疑わない奥さんと、たとえ有罪でも無罪でも関係なく無償で著者の支援をしてきた友人たちのその姿勢だ。
我々は身内や知人が罪を犯した疑いをかけられると、まるで汚い物を見るかのように敬遠してしまうことが多い。が、よく考えてみてほしい。本来、人が人を裁くのは良いことではない。人が人を裁かねばならない場合は、法に則って、法の裁きに従うにとどめるべきなのだ。身内や友人たちは、法の裁きを見届けていればそれだけでいい。まして、容疑をかけられただけの段階なら未だそれは有罪確定ではないのだから尚更である。こういう場面でこそ、人の教養が出てくるものである。本当に教養のある人ならば汚いものを見るような扱いはしないはずだ。
この本のもうひとつの読みどころは、逮捕されたときにどうなるか?という部分である。警察署や拘置所での様子がリアルに語られている。予備知識として知っておいて損はないだろう。なにしろ我々も、不慮の事故などで加害者になってしまう可能性が誰にでもあるからね。
猫
| 『借金しすぎて返せない人へ―その返済額、返しすぎ』横山光昭著 主婦の友インフォス情報社このアイテムの詳細を見る |
* 札幌のファイナンシャルプランナー、横山光昭氏が2年ほど前に出した本が、今年1月にめでたく文庫化された。それがこの本だ。(横山さんおめでとう!) 横山氏は私の同業者であり友人でもある。この本が出版される前にゲラの段階で読ませて頂いたこともある。個人的にはなかなか思い入れ深い一冊だ。
猫
| 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか岡本太郎/青春出版社/490円このアイテムの詳細を見る |
岡本太郎(1911-1996)が1993年に書いた名著。現在までに27刷も出しているロングセラー。
* 私がこの本を最初に読んだのは28歳、1996年のことだった。書店に平積みしてあるのを何となく手にとって購入。それなりに感銘を受けた。しかしこの頃は、若かったせいか、それとも普通のサラリーマンだったせいか、それほど強烈に印象に残るということはなく、読後は友人に貸し、その友人が痛く気に入ってくれたので、そのままあげてしまった。以後はこの本の存在をすっかり忘れていた。
あれから10年。たまたまネットで、それも、ミュージシャンの田島貴男(オリジナル・ラブ)関連の記事を何気なく読んでいたら、その中で、
「岡本太郎の『自分の中に毒を持て』を愛読している。田島は、その本の中で気に入った文章に鉛筆で線を引いているのだが、殆どのページの文章に線が引かれていた。」
というくだりがあり、なんだか無性に再読してみたくり、すぐさまアマゾンで購入した。
10年ぶりに読んだが、読んで良かった。本当にイイ。周囲の人達にも勧めまくってしまいそうだ。
特に、進路に悩む学生さん、会社を辞めようかどうか迷っているサラリーマン、先行きを見失ってしまった自営業者、何をしたらいいかわからず悶々としているニート、内向的で悩んでいる人、自分の価値が認められずに壁にぶち当たっている人などに、おすすめだと思う。
以下、一部抜粋。
「人生は積み重ねだと誰もが思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。」(1ページ冒頭)
「自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。そんな生き方は安易で、甘えがある。ほんとうに生きていくためには自分自身と闘わなければだめだ。(2ページ)
「挑戦したうえでの不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままでオリてしまったやつには新しい人生などはない。」 (26ページ)
「ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている。」 (29ページ)
「一度死んだ人間になれ」 (34ページ)
「みんなどうしても、安全な道の方を採りたがるものだけど、それがだめなんだ。人間、自分を大切にし、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。計算づくでない人生を体験することだ。(中略)一度でいいから思い切って、ぼくと同じにだめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。それが生きるパッションなんだ。」 (裏表紙カバー)
![]() | 男はおしりで選びなさい―女が知るべき、男の体の基礎知識石原結實 著/WAVE出版このアイテムの詳細を見る |
* 2005年7月発売の本だが、つい先日、錦糸町駅前の大きな本屋で平積みしているのを発見して、思わず購入。著者は医学博士。なかなか面白かった。
男を選ぶ時は、「やさしさ」や「経済力」などを基準にしてはいけない。
ズバリ、「男は外見で選びなさい」という。
それも、「チビ・デブ・ハゲのほうが良い」そうだ。
特に、「太腿〜ヒップまわりがしっかりしている男」は、心身ともに最高にオススメだそうだ。
なんとまあ、ビックリ。
この本は、もちろん「男を見る目を養うために」女性にも参考になるが、男性が読んでも大変参考になる。「仕事のできる男」「強い男」そして「モテる男」になるためには、思いがけないキモがあることがわかる。
借金とは全く無関係の本だが、もっと広い意味で、オススメの本だ。
出版社も非常に信頼のおける所である。
| 『倒産社長、復活列伝』三浦紀夫著/草思社このアイテムの詳細を見る |
2006年9月発売。
週末に羽田空港の書店で目についたので購入。
一気に読んでしまった。この手の本は随分読んできたが、この本はその中でもかなり面白い部類に入ると思う。
内容はタイトルどおり。一度失敗したら二度と立ち直れないことが多いとされる日本で、倒産した社長が、いかにして困難を乗り越え、再起を果たすことに成功したか。中古車買取り最大手で有名なガリバーの社長の過去の倒産体験談にはじまり、計12名の社長の「どん底から再起まで」の道のりをたどる。
| 金貸しの日本史水上宏明/新潮社このアイテムの詳細を見る |
*大変参考になった。
表紙裏の見出しにはこう書かれている。
『貨幣の誕生以来、人の歴史は「金貸しと借金」にずっと振り回されてきた。日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇、政府自ら金貸しをしていた律令時代、貨幣が行き届いて徳政令に揺れた鎌倉期、大名から百姓まで借金で縛り太平の世を築いた江戸幕府、明治の文明開化も高利貸しのおかげ・・・。いつの世でも疎まれながら、しかし決してなくなることのない存在、「金貸し」。全く異質な観点から日本史を読み直す。』
グレーゾーン撤廃など「立法」の側にいる人達に、是非読んでもらいたい本である。

『連帯保証人』 吉田猫次郎 著
宝島社(新書) 定価720円+税
ISBN4-7966-5363-5
今朝私の手元にサンプル本が届いてきました。
2006年8月10日発売予定。
書店では既に予約できます。
みなさんよろしくお願いしますです。
猫
![]() | ガンをつくる心 治す心土橋重隆 著/主婦と生活社このアイテムの詳細を見る |
7月28日発売。
* 今回は借金や倒産とはまるで無関係な、「ガン」に関する本だけど、これが読んでみると驚くほど借金・倒産とも共通する部分が多いので、あえてここで紹介ししたい。
著者は和歌山出身の外科医&消火器内視鏡学会認定医&医学博士だが、現在は東京を基点にして講演活動を中心に展開し、「治療の主役は医者ではなく、患者さんである」と説く。実績豊富な凄腕医師でありながら、「医者には病気は治せない」「治したければ治そうとしてはいけない」「医者の治療の多くは、対症的小細工である」などと過激発言をしていて面白い。
この本で最も面白いのは、ガンの発生した場所によってその患者さんのライフスタイルや生き様などを言い当てていることだ。たとえば、同じ乳ガンでも、右側にできる人は家庭内の問題を抱えている人が多く、左側にできる人は肉体を酷使してきた人が多いという。胃ガンは仕事に一途に頑張り過ぎの人や、運動のし過ぎの人に多いらしい(王監督なんかまさにその典型かも)。肺ガンは健康願望の強い人に意外に多いらしい。逆にいえば、それと逆のことをすれば、つまり価値観や生き方を改善すれば、それだけでもガンを予防できるとも言えそうだ。
治療についても面白いことが豊富に書かれている。ガンを治療するには「非常識」になれと説く。医者の言うことをあまり律儀に聞かない人のほうが治りやすいらしい。かといって、キノコやら温泉やらにすがるのもダメ。とにかく、あまりガン、ガンといって深刻になり過ぎず、多少うっちゃっておいて他のことに夢中になるくらいのほうが奇跡は起きるらしい。(資金繰りを多少うっちゃっておいてでも「本業」に専念したほうが企業再生しやすいというのとちょっと似ているかもね・・・)
推薦文は芥川賞作家の玄侑宗久さん。上っ面だけの推薦文ではなく、ゲラの一字一句まで細かく読んだ上で絶賛されたそうだ。
ちなみに著者の土橋重隆先生と私は、ある人の紹介で1年半ほど前に知り合い、現在も大変親しくさせて頂いている。医療の話と借金の話をしていると、本当に共通することが多い。たとえば、「借金が1000万円あります。だから自己破産してリセットしましょう」、これだけでは、借金が1000万円できた原因や体質について追究されることはほとんどなく、対症療法的に患部を取り除いてオシマイなので、借金病が再発する危険性が極めて高い。だが、慌てて自己破産しないで、多少痛い目にあって、もう懲り懲りだと反省してもらい、原因を自覚するまで遠回りしてもらうと、借金体質が改善され、再発しにくくなる。医療の世界も、「カゼをひきました。だからクスリで治しましょう」の繰り返しでは、いつまでたってもカゼをひきやすい体質は治らないという。そっくりではないか。そんな話で夜な夜なよく盛り上がっている。
とにかく、この本はお世辞抜きに面白い。よくある「ガンは○○で治る!」というような上っ面だけの本とは違う。ある意味、書店で医学・医療のコーナーに置くのはもったいない気がする。病気を治すだけにとどまらず、生き方そのものを見直すうえで大変役立つ本である。おすすめ度★★★★★
猫
![]() | その印鑑、押してはいけない! 「ハンコください」が招く悲劇朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
北健一著。2004年発売。
* 印鑑について書かれた数少ない本。非常におすすめ。
うっかり印鑑を押してしまったばかりに、大事な家や土地を失ってしまうことが実際によくある。だが、そんなことが「よくある」ということ自体、大問題ではないか!?
印鑑の効力は、民事訴訟法228条4項「私文書は、本人又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する。」 が拠り所になっている。この法律ができたのは大正15年のことだが、以来、現在に至るまで、ハンコの効力が一人歩きして暴走してしまっている。
そのことを考えるうえで、これ以上の本はない。
![]() | アイフル元社員の激白―ニッポン借金病時代花伝社このアイテムの詳細を見る |
*最近出たばかりの本。著者は元アイフル社員。書店で見つけて、あまり期待しないで立ち読みしてみたが、予想を裏切って非常に面白かった。もちろん買った。なぜアイフルだけが厳しい業務停止処分の対象になったのか、これを読めば見えてくる。おすすめ。















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