吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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SFCG民事再生法(その4)


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
質問: 「SFCGから過払い金が戻ってきません。もう諦めるしかないのでしょうか?」

答え: ちなみにクレディアも民事再生法を申請しましたが、クレディアの場合、1年以上経ってからやっと過払い金請求額の30%か40%が払ってもらえることが決まったという話をよく聞きます。(知り合いの司法書士さんや弁護士さんから証言複数あり。)  SFCGの場合、まだ民事再生を申請したばかりで、これが許可されるのかどうかわからないので現段階では何ともいえませんね。 うまく民事再生が通っても、SFCGの時価ベースでの資産総額がどれくらいあるかによるところが大きいと思います。たとえば決算書に書かれている資産総額がウン千億円あっても、それを時価に換算するとウン百億円しかなかったということもありえますから(例:同社の資産の多くは貸付債権だが、この貸付債権の多くが回収不能な不良債権だとしたら、実質的な資産総額はうんと目減りする)、もしそうなった場合は、回収できる過払い金も相当少なくなるでしょうね。 いずれにしても、戻ってくるのはかなり後になると思われます。 また、最悪、民事再生が通らず破産に移行した場合は、回収できる過払い金はほぼゼロに近くなってしまう可能性もあります。 詳しくは弁護士さんに相談してください。



質問: 「SFCGに500万円借りています。利息制限法に引き直しても400万円は残ります。SFCGが民事再生法を申立てた今となっては、もう返さなくて済むのでしょうか?」

答え: あなたの考えは甘い!浅い! 請求はきちんと来ますよ。もちろん民事再生法申請後は裁判所の管理下にあるので法外な取立てはありえませんが。 おそらく、暫くの間はSFCG側は債権の実態ベースでの確定やら再生計画案の作成やらリストラやらに追われて混乱気味で請求はあまり来ないと思われますが(来たとしても確認問合せ的な意味合いが強いと思います)、少し落ち着いたらまた来るでしょう。 但しその請求の来方は大きく分けて2通り考えられます。 ひとつはSFCG本体からの請求。SFCGが資産(貸付債権)を他所に売却しないで済んだ場合ですね。もうひとつは債権譲渡を受けた他社からの請求。SFCGが資産(債権)を売却した場合ですね。 SFCGの民事再生が認可されず「破産」に移行して場合は、その債権は他社に買い取られていくでしょうから、その後他社から請求が来るでしょう。どちらにしても、請求は来ます。 心配な方は弁護士さんに相談してください。



質問: 「請求が遅かれ早かれ来ることはわかりました。では、その請求額を、もっと安く値切ることは可能でしょうか?」

答え: これはいろいろな考え方があると思いますが、わたしは、じゅうぶん可能だと思います。
たとえば他社に債権譲渡された場合。 債権譲渡は通常、簿価(=定価のようなもの)ではされません。 クルマの買取でもそうでしょう?定価200万円の買ったばかりのクルマを売却するとき、必ず買い手は「程度」や「相場」などをじっくり吟味して、定価よりずっと安い金額で買いますよね? それと同じような理屈です。 たとえば、SFCGから500万円の債権を買い取る側は、その500万円が本当に回収可能なのか、回収にどのくらいコストがかかるか等を吟味します。しかも、何万件という膨大な件数の債権を抱えていますから、それらを個々に吟味するのは事実上困難なわけで、おそらく「一山いくら」のバルクセールで買われていくと思われます。 単刀直入にいえば、それは「二束三文」になる可能性が高いでしょう。 いっぽう、債権譲渡を受けた側は、たとえ二束三文のバカ安でそれを買ったとしても、額面どおりの500万円をあなたに請求することができます。法律上は債権者が変わっただけで、500万円の請求権は500万円のまま生きているのです。あなたがもし無知で生真面目で物事を額面どおりに受け止めるタイプの人だったら、「債権譲渡通知・・・500万円ただちに返して下さい」 と内容証明が来たら、きっとかなり動揺するでしょう。 でも、上記のような債権買取の仕組みを理解していれば、いろいろ機転がきくはず。 法律云々、権利義務云々の話はひとまず置いとき、もっと原始的に、「金がないからもっとまけてください!お願いします!」 と債権譲渡先と交渉すれば、かなりの減額の余地はあると思います。 (但しこれは債権譲渡された場合に限ります。譲渡されずSFCG本体が債権を持ったまま再生された場合は減額交渉はちょっと難しいでしょうね)


質問: 「いろいろ心配です。不安です。夜も眠れません。今すぐ何かやるべきことがあったら教えてください」

答え: 男ならガタガタわめくな!まずソープにでも行け!
  ・・・というのは冗談ですが、すぐには何も起こりませんので、まあ落ち着いてください。
裁判所がきちんと管理していますから、法外な取立てもありません。
ですから、慌てず、デーンと腰を据えて、今後の成り行きを見守りましょう。
その間に、弁護団に相談したり、ネットで情報を集めたり、少額和解に備えてまとまったお金を貯めておいたりしましょう。
余計な策を弄せず、とにかく現状のままで、静かに過ごしたほうがいいと思います。





以上、よくある質問をQ&A形式にしてまとめてみました。
答えはあくまで、わたしの私見です。
わたしは法律家ではありませんので、もしかしたら部分的に誤った記述があるかもしれません。
くれぐれも鵜呑みにしないでください。


相談は基本的に受け付けられません。
当ブログのコメント欄への相談も、ご遠慮下さい。 (そもそもこのブログは相談用ではなく、わたしは日々勝手なことを書いているだけの日記的ブログですし・・・)


SFCGの件で深刻な相談がある方は、その道の専門家である、「日栄・商工ファンド対策全国弁護団」、または普段お付き合いされている最寄の弁護士さんに相談されることをおすすめします。




(つづく)


猫@まだ大阪にいてますねん 
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Comments

 
>男ならガタガタわめくな!まずソープにでも行け!

北方謙三www

猫様お久しぶりです。

残念ながら(違)
今回の春のSFCG祭りの前に縁を切ってしまいまして…というか縁を切る事が出来まして
なんだかホッとしたような淋しいような今日このごろです。

最終的には利限法で見直して完済した頃に弁護士さんに入って頂いて
多少残った債務を一括できっちり返してキレイサッパリだったのですけど…
う~ん、長かったなぁ…。

S社は弁護士さんに入ってもらった時点で弊社の債権を日本振興銀行に債権譲渡してましたけれど
以前からアセット社に行き→S社に戻り→またもやアセット社に行き→日本振興銀行へ…
もう債務があっち行きこっち行きして時系列に確認するのが大変でした(笑)
最終的に弁護士さんの所にやってきた取引履歴はS社から来ていましたけれども。
なんだよ、SFCGで全部管理出来てるんやん…とか突っ込みつつ。

巧みな法的手段で債務者にプレッシャーを与えていた会社が
経営破綻した法人にとっては魅力的な法的手段で再起を図ろうとする。
というのがなんとも(わかっていても)歯がゆいなぁ…というのが正直な気持ちです。
 
お久しぶりです! 
> からあげさま


お元気そうでなによりです。
完済後の、「強敵」(北斗の拳ではこれを「とも」と読む)を失った喪失感のような気持ち、わたしも味わったことがありますのでよーくわかります。

ところで、

今回のSFCG関連記事は「その5」まで長々と書かせて頂いたわけですが、アセットファイナンスについては全く触れませんでした。
理由は特にありません。ただの省略です。

実際に借りたことのある人なら、アセットとSFCGが実質的に限りなく同一会社に近いことは重々承知でしょうから、あまり説明は要らないだろうと思ったわけです。

SFCGが民事再生をやっても、アセットは単体で生き残る可能性は、理論上はあるかもしれません。が、アセットの資金調達はSFCGが存続していなければ成り立たないですし、貸付もここ半年ほどはやっていません。この2点だけでも、実質的には「共倒れ」にならざるを得ないでしょう。

からあげさんのように、アセットからSFCGへ、SFCGからアセットへ、そしてまたアセットからSFCGへ・・・と、行ったり来たりしたことのある人も多いようです。 また、SFCGとアセットの社員も、自分が一体どっちに属しているのか(実務面では)よくわからないような感じでもありました。


余談ですが、わたしの場合はSFCGからジャスティス債権回収というサービサーに債権譲渡されて、ジャスティスと減額交渉したうえで完済したのですが、この交渉のときも、ジャスティスの本社は確か宮城県で支店が日本橋人形町のはずなのに、指定された面会場所はなんと、SFCG本社ビルの11階でした。

 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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