吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

松井計さんの小説 『連帯保証人』


Category: オススメの本   Tags: ---
数日前、小説家の松井計さんからメールを頂きました。

内容は、「先月、双葉社から『連帯保証人』という小説を出したんですが、猫さん、宝島社から『連帯保証人』という本を出していたんですね。知りませんでした。タイトルがかぶってしまって申し訳ないです。私の本のほうはミステリ小説ですのでご勘弁を・・・」 といった内容でした。

わたしはこれに対し、怒りに震えて、「それは許せません。法的手段に訴えます。」 と即刻レスしました。・・・というのはウソで、 「ぜんぜん気にしません。むしろ読んでみたいです。うちのブログでも紹介させて頂きます。」 と返信しました。 そりゃそうです。わたしが書いた宝島社『連帯保証人』は小説ではないので内容は全くかぶらないし、発売時期も2年以上隔たりがあるし、べつにかぶってもおかしくないよくありそうなタイトルだし。

ともあれ、ミステリー小説の『連帯保証人』、読んでみたいです。

連帯保証人連帯保証人
(2008/11)
松井 計

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松井計さんは、以前にも何度かここで書いたことがありますが、本業は小説家で、最近はテレビや雑誌にもよく出ています。以前、作家として生計が立てられなくなり、賃貸住宅を追い出されて半年間ほど新宿界隈でホームレス生活を強いられるという壮絶な体験をされたことがあり、そのときに書いた原稿(ホームレス生活中に書いた原稿)が『ホームレス作家』として幻冬舎から2001年頃に出版され、ベストセラーになりました。今でも文庫化されてロングセラーで売れているようです。こっちも面白いですよ。

ホームレス作家 (幻冬舎アウトロー文庫)ホームレス作家 (幻冬舎アウトロー文庫)
(2002/12)
松井 計

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Comments

申し訳ありません。 
こちらに書き込むことではないとは思いますが、もしどなたか目にとまり教えていただければと思いまして。
私は54才、男。
4社400万強の債務を司法書士の先生に任意整理してもらいましたが、支払いが遅れる事がおおく先生は退かれました。5年間での任意整理のうち1年半がすぎました。その後、現在、8万弱/月の支払いが重いので自分で各社に当たり月の支払いの減額交渉をしていますが、1社は半分近くで再和解してくれ、もう1社も歩み寄ってくれたのですがこの会社の条件の意味で迷っています。
現在、3万/月での整理中なのですが、これを2.4万/月、ただし遅延期間は残金(130万)に15%の利息が発生となっています。
これまで3万のところを2万しか払えない時もありましたが利息の発生はありませんでした。
任意整理の和解書には2ヶ月の延滞で期限利益の喪失となっていますが、いくらかでも払い続ければ5年の整理期間は利息は発生しないという会社もありますので、(その会社は法に問うという言い方をしますが)自分で不利な状況にしているのではと迷っています。
周りにたずねるひともいませんので、こちらに書いてみました。今日、話がついたところですので契約書は着いていません、支払いが遅れることが多いですので減額されても不利な契約のように思えてなりません。
私は間違った交渉をしているのでしょうか、申し訳ありませんが任意整理で勝ち得たものと現在、再和解しようとしていることとの違いが明確にわかりません、よろしければ教えていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。
 
お答えします。 
タカハシさま

ここはブログのコメント欄、しかもクレサラ多重債務は私の業務外ということもありますので、少し気楽な感じで書かせて頂きます。


もし私がタカハシさんの立場だったら、15%もの利息をつけて再和解なんてしません。そんな条件を呑むくらいだったら相手の気の済むまで法的手続きでも何でもやってもらうほうを選びますよ。

基本的に、いちど債務整理した後の債権というのは、債権者側から見れば「不良債権」に限りなく近い、いや、不良債権そのものなので、約定どおりの元金満額と利息をまるごと取ろうというよりは、せめて元だけでも取れれば良いと考えるのが普通ではないかと思います。言い換えれば、不良債権化すればするほど「値引き交渉」「条件緩和」の余地が生まれるということです。 事実、相手に訴えられるまで引っ張ってそこで和解したときなどは、60回無利息分割払い、遅延損害金や訴訟費用なども事実上限りなく免除になることが少なくないものです。(その段階まで経験した人なら結構知ってます) もちろん、そこに至るまでに相手もそれなりの攻勢をしかけてくるわけですが、そこは我慢のしどころです。

中途半端な和解を焦ってするよりも、もう少しじっくり腰を据えて、悪く言えば相手をもう少しじらしてから、より有利な条件を引き出したほうが良いのではないかと、私は思います。


借金の戦い方には、「法律で戦う」のと、「法律以外の(知恵などで)戦う」のがあります。 あなたの場合、借りたのは事実、返せなくなったのも事実で、遅延損害金等も相手に請求権があるので、権利義務云々で法律的に争えば、まず勝ち目はないと思います。 ・・・が、法律以外の戦い方、たとえば「カネがないから負けて下さいよ~!お願いします!」的な話の持って行き方にすれば、そこで新たな突破口が開けると思います。

こういうふうに、あまり型にはまった考え方をせず、柔軟になることが大切です。

(しかし、こういった柔軟な考え方、行動がどうしてもできそうになく、白か黒かハッキリしなくては不安でしょうがないという方ならば、やっぱり法律に戻って、弁護士さん自己破産を依頼するなどして、合理的に解決を図ったほうがいいでしょう。)

 
猫次郎様。 
ありがとうございました。
猫次郎様の他の債務関連ブログも読みましたが、自分の問題となると未知のことばかりで迷ってばかりです。
一両日中には書類が着くと思いますが、手元においてもう少し辛抱してみようと思います。
総額は少ない他社ですが、払えるだけいくらでもいいというところもあり(最終期限に残金の一括払いとはなりますが)会社の方針やTELした時の担当者の方によってもニュアンスが変わりますので、現在の自分がどのような条件になっていて(債権者側から見て)、今回提示された遅延したらすぐに損害金の発生というかたちが何を意味しているのか、違いがわからなくなっていました。
猫次郎様のお答えから、この先は決まった形があってないような立場なのかなと思いました。
安易に決めてしまうのは現在の薄氷の優位性を捨ててしまうことなのかなとも思いました。
契約はしないで頭を下げながら3万/月を2万/月でしばらく辛抱して様子をみてみようと思います。
普通に返済できれば問題ないことですが、仕事がダメになり、妻子のこと家のことなど考え、身内と相談して自己破産しない方向できましたが、経済的な厳しさが増すばかりの昨今で音をあげてきているところです。
自分自身が立ち直ればどうにかなると信じて時間稼ぎをしていこうと思います。
契約はしない方向ですすめてみます、ご丁寧にありがとうございました、感謝いたします。
 
うーん・・・ 
タカハシさま

概ねお分かり頂けたようですが、次の2行がちょっと心配です。まだ型にはまった考えから抜け出せていないように見受けられます。要するに、「あなたはまだわかっていない!」


(1)
>>契約はしないで頭を下げながら3万/月を2万/月でしばらく辛抱して様子をみてみようと思います。

(2)
自分自身が立ち直ればどうにかなると信じて時間稼ぎをしていこうと思います。


この2行です。ちょっと心配です。

(1)は型にハメようとしていて、しかもやり方として中途半端。
(2)は方向性として中途半端に感じます。
それじゃダメですよ。


やや発言しづらいことですが、あえてストレートに書きます。


わたしだったら(あくまでわたしがあなたの立場だったら、という話です。オススメしているわけではありませんので誤解なきように!)、こうします。

(1)暫くの間「1円も返さず」相手の出方を見る。うるさい取立てが続くだろうが、辛抱とはとらえず、ゲーム感覚で楽しむ。十中八九、数ヶ月内に法的手続きになるでしょう。しかし法的に争っても勝ち目がないので、そこでもジタバタしません。事実は素直に認めます。悪いのは自分です。どうせ負けるので裁判所にはいちいち行きませんが、暇だったら社会勉強気分で行くかもしれません。判決後しばらくして、取立てのクライマックスとして「差押」が来るでしょう。それも無抵抗で受け入れます。しかし、この「差押」が最後の最後まで来ないことも実はよくあるので、柔軟に相手の出方を見ます。いたずらに放置しっぱなしにはしません。虎視眈々と、落としどころを探ります。そして機が熟したら、60回以上・無利息・損害金免除・元金だけの分割払いで和解にこぎつけます。おそらく月々の返済は想像を絶するほど楽になるでしょう。あるいは、この段階までくると、債権者のほうから「元金も一部免除してあげるから、少額の一括で和解しないか?」という話もよく来ます。不良債権処理ですね。もちろんこれには有り難く応じます。目標は残元金の4分の1以下です。あるいはこれらの過程で債権回収会社に債権譲渡されることもあるかもしれません。その場合も(不良債権として二束三文で譲渡されているでしょうから)同様に元金免除の交渉をします。

(2)返せない状態を、時間稼ぎとしてとらえるのではなく、戦略・戦術としてとらえます。
借りたカネは返す。でも今は返せないから、その現実を受け入れ、今は返さない。いつか返すのだ。しかし、借りたカネは返すと一口に言っても、債権者側が回収を諦めて元金免除を提案してきたり債権譲渡したりした場合は話は別。この場合はその話に乗ってとことん値切る。最後の落としどころは、現実的に可能な返済プラン・返済金額まで下げることだ。それを実現するための、戦略的な返済一時停止なのだ、と。




 
猫次郎様。 
ありがとうございます、お答えを読んでいまして気が弱いので緊張してきましたが、債務を踏み倒すような罪悪感もあり、どこまで個人として踏ん張るべきなのか気持ちに迷いもありました。が、猫次郎様のお答えを読んでいまして、個人的な感情の問題ではなく数学的な交渉の問題の渦中にいるのだと感じました。結果の良し悪しは私の力量ですので受け入れるとしまして、やれるだけやってみようと思います。
お世話になりました、ありがとうございました。
書き込みしてみてほんとに良かったです、感謝。
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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震災後に倒産しない法
 
吉田猫次郎 著
「連帯保証人」ハンコ押したらすごかった。でもあきらめるのはまだ早い!
 
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