吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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うっちゃりの精神


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
「うっちゃりの精神」という言葉を、とても大事にしている。
生きる知恵として、はたまた精神の均衡を保つために、非常に重要だと思っている。

「うっちゃりの精神」とは、受験生時代、「Z会」の漢文の参考書に書いてあった言葉だ。確か「漢文法基礎」とかいうタイトルだったと思う。 この参考書は大変砕けた面白い解説ながら、東大受験生の多くが愛読しているほどの大変中身の濃い名著だった。私は東大を目指すほどの学力は全然無かったけど、とにかくこの頃は読書が好きでしょうがなかったので、新潮文庫の100冊などと同じ様な感覚で、参考書というよりは読み物として読んだ。(惜しくも絶版)
著者の先生いわく、「漢文には、レとか一とか二とか変な記号がいっぱいついていて、ややこしいことこのうえない。これを克服するには、この記号をある程度うっちゃっておくことだ。そもそも漢文は中国語であり、記号は日本人が読解のために後からつけたものだから、無くて読めるならそれにこしたことはない。記号のために漢文に苦手意識を持つようじゃ本末転倒だ。漢文を得意にするためには、大雑把になること。うっちゃりの精神が大切だ。」(以上、引用ではなく自分の記憶をたどって意訳)  ・・・と、そんなことが書いてあったと記憶している。

受験勉強自体はほんの短い期間しかやらなかったし、中でも漢文なんて、この1冊を読んで終わりという程度でしかなかったのだが、とにかくこの「うっちゃりの精神」という言葉だけが、20年以上経った今も一人歩きして私の頭の中に残り続けている。

仕事でも何でも、生きていると、「答え」の出ない問題は多い。
「答え」の出ない問題に無理矢理「答え」を求めようとすると、精神的に参ってしまう。
最後は自滅してしまうかもしれない。
そうならないようにするためには、そこそこに「問題をうっちゃっておける」「気にしない」精神が必要だと思う。

たとえば、以前私は自分が「ブラジルかぶれ」だと書いた。 また、ブラジルの古いサンバの歌詞には、「こんな悩みがある。こんな悲しみがある。だから歌おう。きっと明日はいいことがあるさ」 みたいな、まさしく「うっちゃりの精神」以外の何物でもないものが多い。 そのためか、ブラジルは日本とは比べ物にならないほど経済的にも治安的にも過酷な環境(のよう)だが、それでもみんな陽気にたくましく暮らしている。

「景気が悪い」「収入が減る」・・・すると、厳しい現実が迫ってくる。
そんなとき、全力で克服しようと努力することも必要だが、それでもどうにもならない場合は、無理して答えを出そうとしないで、「うっちゃっておく」「何もしない (Do Nothing)」 ことも考えてみてはどうだろうか? そこから何かが生まれることもあるし。





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Comments

追記 
追記です。

以前、ガン治療に関する書籍を何冊も出している医師の土橋重隆先生と飲んでいるときに、この話をしたところ、どうやら「ガンの予防」にも、この精神は効くらしいとのことでした。

いやそれどころか、末期ガンで完治してしまう人がまれにいますが、そういう人には、あまり自分が末期ガンだってことを意識しないで、ある意味「うっちゃておく」ようなタイプの人が少なくないとのことでした。
少なくとも、ガンを神頼み的に必死に治そうとして「驚異の〇〇〇」的な民間療法に頼るタイプの人よりも、長生きする傾向が高いかもしれないというようなことを仰っていました。

 
そっか・・・・ 
お金返さなきゃ、早く返さなきゃっていつも思っています。少しうっちゃってもいいのかな・・・

東京の雨は大丈夫ですか?
 
みみさま 
誤解を恐れずにいえば、そのとおりです。

誤解のないように言うと、借りたカネはちゃんと約束どおり返すべきです。でも、何らかのやむをえない事情で約束どおり返せなくなったら、その返せない現実を受け入れて、「返せません」と言い切る勇気も必要と思います。「返せません」と宣言し、無理して今すぐ返さないで、その分のエネルギーを本業のお仕事の建て直しや生活の見直しに充てて、悪循環から好循環への軌道修正を図るのです。その間だけ「うっちゃっておく」のです。もちろん、軌道修正がうまくできて稼げるようになったら返済再開です。

とはいえ、これは自己責任です。そんなに甘くできることではありません。約束どおりの返済を怠れば、それなりの取立て行為やペナルティは受けて当然です。そういうのを受けるのを承知で、悪循環を改善するために、勇気を出してうっちゃっておくのです。「痛みの伴う構造改革」の一環みたいなものとして。そういう意味です。

アテもなく無闇に無責任にうっちゃりを勧めるものではありませんので、念のため。
 
もちろんです 
ちゃんと返します。無責任に放り出そうなんて思ったことは一度もありません。
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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