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吉田猫次郎のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

実質債務超過とは?


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
先日の大阪での決算書勉強会に参加された何名かの方から、嬉しくて悲しいメール(?)が何通か来ました。

「勉強会で確信しました。うちの親父の会社、うすうす勘付いていましたが、やっぱり債務超過です・・・ううう (泣)」

と、こんな内容のメールが。

まあ、勝負はこれからですね。大丈夫ですよ。これがもし債務超過であることさえ気付かないままだったら、勝負することさえしないまま自滅してしまうかもしれませんからね。それよりはずっとマシというものです。解決方法はいっぱいあります。大丈夫です。

さて本題です。

頂いたメールの中で、ある方から、「実質債務超過ってどういう意味ですか?」という質問がありました。

この方はわたしの携帯番号を知っているので(顧問契約している)、携帯のメールで相談がきたので、せっかくだからと、図解入りで携帯で返信してみました。(お互いauどうし)

これがその説明です。

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もうわかりましたね。

債務超過とは、よーするに、資産を全部売りはたいて返済にあててもなお負債が残る状態をいいます。
この図だと、せっかく【右側】の自己資金と借金で手に入れた【左側】の資産が「おもちゃ」「ガラクタ」「ぜい肉」ばっかりなので、換金してもたぶん大したお金にはなりませんね。
残るのは借金だけでしょうね。
ですから、こういう場合、たとえ負債と資産の数字(図ではの数)を比べて、「負債よりも資産の数のほうが多いから、ぼくは債務超過ではなーい!」と言い張っても、実質的にはまぎれもなく債務超過なわけです。
これが実質債務超過です。

こういう会社は多いですよね。
左側の資産の部をよく見てみると、不良在庫や、焦げ付いた売掛金や、減価償却してない設備だったり・・・。

お暇なときに、こういうのを全部「時価」におきかえてみて、実態貸借対照表をつくってみると、きっと身が引き締まりますよ。(清算をベースにした清算貸借対照表や、継続をベースにした実態貸借対照表などを)

ちなみに、赤字か黒字かは別問題です。バリバリ黒字を上げていても債務超過の会社はいっぱいあります。そのくらいはわかりますよね?


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Comments

 
おもろいワロタ
 
中学生の総勘定元帳 
中学生の総勘定元帳のPDFファイルを見つけました。面白いのでリンクを貼っておきますね!(^^ゞ
http://portal.nifty.com/2007/08/30/a/img/kanjo_mototyo.pdf
 
ウケてもらえてなによりです。 
>よーじさま

 喜んでもらえてなによりです。

>sanaさま

 勘定科目と摘要の対比が最高に笑えました。おじいちゃんからのおこづかいが雑収入で、ファンタオレンジは福利厚生費ですか・・・。
 これが自分でつけた帳簿なら、末恐ろしい中学生ですね。かのロックフェラーは、子供の頃から簿記を学んだおかげで、あれほどの大富豪になれたといいますし。

 

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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。
東京都中野区中央5-39-13-305。
経済産業省認定・経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
2003年開業。末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、事業承継、補助金、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
企業理念は「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
本名よしかわひろふみ。(株)NEKO-KEN代表取締役、CTP認定事業再生士、認定支援機関、著述業、ドローンパイロット、ほか。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書13冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに10回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

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