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吉田猫次郎のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

オススメの本2冊 ~新聞記事は「行間」を読もう


Category: オススメの本   Tags: ---
さて今回は、オススメの本を2冊。

(1) 『官僚とメディア』 魚住昭著 角川書店

(2) 『トヨタの闇』 渡邉正裕・林克明著 ビジネス社


2冊とも、同じくらいオススメだ。

(1) は、マスコミ業界と官僚の癒着構造のようなものがよく理解できる。
 新聞の政治経済面の記事は、額面どおりに読むだけでなく、そこに書かれていない「真実」を読み取ることが必要だが、その訓練を積むのにうってつけの本ではないかと思う。 新聞に書かれていることは「事実」かもしれないが、「事実」と「真実」は往々にして違うものだ。「事実」の表現のしかた次第で、「真実」の見え方が大きく変わってくるのだ。

(2) は、『年間1千億円にもなる日本一の広告宣伝費で首根っこをつかまれたメディアは、トヨタの経営側に立った一面的な情報しか流せない。本屋には「トヨタ式」「トヨタ流」といった大本営発表情報に基づく「おべんちゃら本」ばかりが並ぶ。(中略)本書は、その二面性を持つトヨタの、普段は一般人の眼に触れないほうの部分にフォーカスをあてたものだ。いずれも事実であるにもかかわらず、トヨタを恐れ萎縮するマスコミには流れない情報ばかりである。』(以上、「はじめに」より-) 
 要するに、新聞も雑誌もテレビも、大広告主であるトヨタのイメージダウンになるような記事はなかなか書けない。仮に大きな事件を起こした犯人がトヨタの関係者であっても、記事にはトヨタの名前を出しづらい。もし出すと、広告費収入がガクンと減ってしまう恐れがあるからだ。
 本書は、「トヨタ批判」に焦点をあてた本では決してない。そうではなく、「広告主様」の顔色を窺いながら報道自粛せざるを得ないメディアのあり方を問う本であると思う。そういう読み方をしたほうが面白いと思う。


わたしがなぜこの2冊を同時にお勧めするのか、もうわかりますよね?

そうです、ブログのタイトルのとおり、「記事は行間を読もう」 ということを言いたいのです。
文字に書いてあることしか「読めない」ようでは、いつまでたっても読解力は半人前。「事実」と「真実」のギャップも永遠に理解できないままです。 新聞も雑誌もネット記事も、「読みを働かせながら」読んでみましょう。



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Comments

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どうもです。 
みんないろいろ大変なんですね。
 

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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。
東京都中野区中央5-39-13-305。
経済産業省認定・経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
2003年開業。末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、事業承継、補助金、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
企業理念は「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
本名よしかわひろふみ。(株)NEKO-KEN代表取締役、CTP認定事業再生士、認定支援機関、著述業、ドローンパイロット、ほか。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書13冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに10回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

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