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吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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『人は食べなくても生きられる』


Category: オススメの本   Tags: ---
人は食べなくても生きられる人は食べなくても生きられる
(2004/10)
山田 鷹夫

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* この本は、去年の11月頃に、版元の三五館という出版社の人から譲ってもらった。
その後、読まずに自宅の本棚に放置したままだったのだが、昨日、風呂に入りながらパラパラと読み始めたら、これが予想以上に面白くてビックリした。

 アマゾンの書評を見ると、レビューが39件もついている。かなり話題になったことがあるようだ。しかしレビューの多くは、★3つ以下の酷評だ。珍書・奇書・空想科学トンデモ本のような扱いをされることが多いようだ。

 しかし、わたしにとって、この本は最高に面白かった。べつにダイエットしているからではない。著者の物事の考え方、行動、そしてそこから出てくるいくつもの驚くべき仮説が、妙に真実味があって、というか、そこに「不食」のみにとらわれないひとつの真理や悟りのようなものが感じられて、とにかく面白かった。

 この本はひょっとしたら発売後30年以上経ってからのほうが価値を認められるかもしれない。海外で翻訳されたほうが受けるかもしれない。そう思った。

 以下、原文から少し引用。 文章がまた味があっていい。


≪僕ができるのは僕の真実を正直に語る、そこまでだ。
 そこから先はあなたの問題だ。そこから先の実験や冒険を選ぶのは僕ではない。僕の責任ではない。僕の提示の結果をどのように得るかという結論を下すのは僕ではない。あなただ。あなたが決定すればそれが真実になる。
 社会がこの本をどのように評価するかではない。すべての人が否定しようとも、あなたが認めればそれが真実になる。その逆でもいい。断食指導者に言わせれば、概して断食は危険を伴うから、優れた指導者の下で行うべきだというアドバイスがある。これはこれで真実だろう。ただ僕はその真実を採用しなかっただけのことだ。僕は自分自身を信じていたからだ。≫(32ページより)

≪さて話は戻る。他で述べたように不食による不死の可能性は皆無ではない。微々たる例証ではあるけれど存在する。たとえば僕が実験していた川魚のカジカは三〇七日エサなしで生存した。クラゲの逆成長という現象も確認されている。(注: クラゲは絶食状態にしておくと触手や体が吸収され退化し最後には発生初期の胚子のような細胞の塊に逆戻りする。つまり若返る=逆成長する。千島学説) 
 これまでだれもがあり得ない、不可能だと疑いようもなく岩石のように固く信じ込んできた。だれもがただ一つのことを信じて疑うことがなかった。であれば仮に不食の事例があったとしても、それは無視されただろうし、等閑視されただろうことは推測できる。だれもが認めていないことは表面化されない。無視される。
 だからといって歴史に埋もれた、あるいは隠された不食例を掘り起こすという考古学的な興味はない。過去を紐とくことによって、この不食を認知させようというケチな姑息な考えは持たない。同様に他人の発見や言葉によって、正当化もしない。多くの知識と、多数の本からの引用できらびやかに飾ることもしない。誇って僕は知識人ではない。
 存在の始めに宣言がある、と僕は信じている。存在に先立って、宣言がある。
 僕は不食の成立を過去から創造しない。過去の助けは得たけれども、本質的には宣言から来ている。「人は食べなくても生きられる」、この宣言から、すべてが始まった。≫(54ページより)



 この本は、読み手を選ぶと思う。「断食マニュアル」のような読み方をするのは危険かつ期待はずれだ。また、物事を額面どおりにとらえるタイプの人は、たぶん読んでいくうちに腹が立ってくるだろう。「なんだ、完全な断食じゃないじゃないか、ちゃんと食ってるじゃないか」、と。

 想像力を働かせて、行間から真意を読み解くような読み方をすれば、この本が面白く感じられると思う。

 余談だが、以前ある中国人の東洋医学者から聞いた話では、「不妊」に治療はいらないそうだ。ほとんどの場合、夫婦で「断食」すれば、不妊が治るという。そのとき聞いた話も、本書に書かれてあることとかなり共通していたのを思い出した。「食べないと、細胞が初期化される、つまり若返る」「食べないと、種族保存の本応が働く」と。

 なんとも好奇心と想像力をかきたてる本だ。

 世間の評価は低いのかもしれないけど、わたしはもう、すっかり気に入ってしまった。


 猫
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Comments

偶然ですが… 
ご無沙汰しております。
>「食べないと、細胞が初期化される、つまり若返る」
昨夜たまたまウチのブログでワンコの寿命に関する記事を書いたところですが、その際に、このような↓ページを見つけました。
http://www.tmig.or.jp/jsbg/yousi5.htm
このページの後半に、「1.食餌制限により、ラット、マウス、サカナ、クモ、ショウジョウバエ、センチュウ、ワムシなど調べられた全ての動物の寿命が延長された(以下略)」というセクションがあり、今回の「断食」のお話と妙に符合してるな~と感心してしまいました(^^ゞ
 
ごぶさたです。 
>sanaさま

ワンコちゃんも、過保護だといけないようですね。

植物も、肥料をあげすぎると枯れてしまいます。逆に踏んづけたり過酷な条件下で育てると美味しいのが育ったりします。そして人間も・・・。もっと自分をいじめたほうがいいんでしょうね。

そういえば本書に「クローン羊」のことが書いてありました。クローンの原理は、細胞を完全無栄養?断食?の状態におくと、クラゲみたいに逆進化するそうです。そして最後は、細胞が原型にリセットされるそうです。髪の毛1本から多細胞生物を作りだせるのはそういう原理の応用なんだそうです。

筆者は、この原理に照らし合わせると、人間は、食べると成長してしまう=成長が早い分老化が早まってしまう、病気にもなりやすいが、食べないと成長が遅くなる=成長が遅い分老化も遅い、初期化もされて病気になりにくい、というようなことを書いています。

まあ、筆者は科学者ではなく、自他ともに認める思想家なので、科学的根拠に基づいて論文のように書いたわけではありませんから、どこまでが真実かはわかりません。でも思想として読んだ場合、本当に面白いと思います。


さて、わたしはこれから日曜の夜まで、PCの使えない山奥に篭っています。その間、ブログの更新はありません。皆さんお元気で!

 
 
>食べないと、種族保存の本応が働く
あ、それ解るような気がします。
私の勤めている会社の部署はすごく忙しいところで(徹夜も時々・・・)結婚してなかなか授からなかった女性が異動してきた途端におめでたになりました・・・3人続いた(笑)
山篭り、お疲れ様です!気をつけて~(^-^)/
 
確かに 
食欲と性欲って比例する気がしますw

満腹の時ってさほどでもないけど
空腹だったり徹夜明けとか体が
ピンチな時ほど元気!みたいなw
 
確かに 
>ヒナさま
 そういえばわたしも類似のケースを知っています。
 空腹感に限らず、ピンチにさしかかったときほど、愛が強まるのも、一種の種族保存本能かもしれませんね。


>石川さま
 たしかに、空腹のときは元気になるますよね(笑)
 また、危機に瀕した時や戦闘モードに入ってる時も元気になりますよね。


 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経済産業省認定・経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、事業承継、補助金、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
企業理念は「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書13冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに10回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴30年近く。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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