吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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「おまとめローン」「低金利一本化」で、楽になれる?


Category: 個人の多重債務問題   Tags: ---
相変わらず多い「おまとめローン」の広告。
銀行でさえも、サラ金の一本化を売りにしているところがある。

私はホームページを立ち上げた2001年から、「一本化」にはデメリットや危険のほうが多いことを再三述べてきた。

しかし残念ながら、今でも一本化を闇雲に熱望している多重債務者は非常に多い。ネットでも一本化を勧める情報が氾濫している。
そこで、改めてこの場で、一本化のメリット・デメリットについておさらいしてみたい。

一本化のメリット

1.毎月の返済額が幾分少なくなる。
 (例:50万円x借入件数5件=250万円のサラ金多重債務の場合、毎月の返済額は5件あわせて最低でも12万円、元金を多めに積めば20万円近くになる。これが250万円一本にまとめて年利10%で5年返済で組めば、利息含めて毎月7万円前後になる。一見とっても良さそうだ。)

2.毎月の返済回数が1回で済むので、手間が簡略化される。煩わしくない。

3.信用に傷がつかない。なんとなくクリーンなイメージ。

一本化のデメリット

1.借金が倍に膨れる可能性大。なにしろ信用に傷がつかないままサラ金を完済してしまうのだから、サラ金側から見れば大変な優良顧客として映る。そして、「金利を下げますから、万一のときに備えて、せめて枠だけでも残しておきませんか!?」と迫られる。この「枠だけ」というのが大変なクセモノで、人間そんなに強い生き物じゃないから、後で苦しくなるとまた少しずつ借りてしまう。そして気付いたら一本化債務+多重債務=借金倍増。こういう人は本当に本当に多い。信用に傷つかないのが逆にアダになってしまうわけだ。

2.根本的解決にはならない。 一本化して毎月の返済が減るのはいい。だが、それだけでは、体質そのものは治らない。なぜ多重債務になったのかを振り返って欲しい。必ず原因があったはずだ。浪費癖、騙されやすい性格、お人好し、見栄、収入低下なのに生活水準が落とせない、無知、無防備、無計画など。よほどしっかりした人でなければ、一本化しても必ず借金が増えて、同じことを繰り返す可能性が高い。

3.けっして低利ではない。無担保無保証のおまとめローンでは、どんなに多くても300万円以下しか貸さない。それも、年利10%前後かそれ以上であることが多い。(街頭で「1000万円低利一本化」などを謳っているのはヤミ金のおとり広告である可能性が高い。)300万円を超すようになると、まず連帯保証人か不動産担保を取られる。ちなみにアイフルやCFJの不動産担保ローンは、一本化に使われることが多いが、年利15%前後であることが多い。15%にもなると、普通のサラリーマン所得では利息の支払いがやっとで、元金は永遠に返せないことも多い。それが10%の金利でも、多重債務になるようなタイプの人には決して軽い金額ではない。

結論

1.多重債務になるようなタイプの人は、それがどんな理由であれ、一本化すべきではない。うまく低利のところで一本化できても、その低利でさえもキツイだろう。そして近い将来、せっかく完済したサラ金業者からまた借りてしまい、前以上の多重債務に陥ってしまう可能性が高い。一本化して後悔した人は多い。

2.いちばんいいのは、一本化ではなく、債務整理することだ。(債務整理=任意整理、特定調停、個人再生、自己破産など。) たとえば特定調停や任意整理なら、利息は低利どころかゼロ金利になるので、今までのように「返しても返しても利息に吸われて借金が減らない」状態にならず、返せば返すだけ借金が減っていく。そのうえ過去に払い過ぎたグレーゾーン金利分が現在の残元金と相殺されて、元金そのものも減る可能性がある。返済方法も3-5年の分割払いで、毎月の返済額はヘタな一本化よりもさらに軽くなる。債務整理すると5年間ほど信用に傷(ブラック)がつくが、これにより、強制的に借金できない状態に置かれるので、どんなに意志の弱い人間でも、借金依存体質から脱出できる。良いリハビリではないか。
一本化で後悔した人は大変多いが、債務整理して後悔した人はほとんどといっていいほどいない。債務整理には勇気が要るし、それなりに失う物もあるが、それでも後悔した人はほとんどいない。

3.とにかく、一般的な多重債務者は一本化すべきではない。一本化していいのは、収入が大幅にアップ&安定化した人で、かつ、よほど意志がしっかりしている人だけである。


* 一本化で笑った人、泣いた人。債務整理で笑った人、泣いた人。よろしかったらコメント欄に体験談をお書きください。

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Comments

 
債務の一本化

岩手じゃ信用○協万能主義が蔓延ってるし

ラジオではバンバン宣伝しているからね



支払いの一例

約360万借りて毎月の支払い5万で7年半の支払い

5万×90回=450万円

支払い利息分が90万円

保証人と担保物権が必要

債務総額は利息制限法で再計算したかは不明です



特定調停なら

360万÷5万=72回 (6年)

利息なし、保証人なし、担保なし

債務総額は利息制限法で再計算、債務総額の減額の可能性も

有りますから、どちらが有利なのか......



全部とは言いませんが信○生協から借りられる人は、また借金に陥る人が多いみたいです





ケース的には信用○協も

一本化のほとんどが利息制限法の再計算しないで債務の返済しますから、優良な顧客になるみたいですから

ケースワーカーの資質でしょうが

悪徳金融は自己破産の書類からはずせとか、ここは問題が多いからそのまま支払いしなさいとか

とんでもないケースも少なからずあります



一本化には取引履歴見た上でどちらがいいか

考えないと厳しいと思います

過払い金を捨てることにもつながりますから



 
 
Unknown


皆様、さっそくのコメントありがとうございます。しかもリアルな本音を書いてくださってかえって嬉しく思います。「一本化」だけは、専門家のアドバイスよりも、実際に一本化で痛い目に遭ったことのある人のほうがはるかに説得力があります。他の皆さんも是非コメントお願いします。一本化願望の強い多重債務者は本当に多いですから。
 
 
おまとめローンは最難関の問題では?

おまとめローンは 最も難しい・・・問題点も山ほどある



例えば 過払いであった債務があったとする・・・

本来 金返せと訴訟起こすが これを おまとめローンで纏めたら どうなるのか? 債務がないのに 新たな債務を形成する 無効の上に成り立った 似非債務 それも担保を取られたとする  当然無効の担保だ しかし 業者はいずれ 担保権実行する・・・



債務がないのに 競売にかけられ 家も土地も 失う

これ 誰が考えても理不尽だ 無効の判決でも貰えば良いと言うだろうが 気の遠くなるような裁判となる



例えばの話が 綿々と続く・・・

この問題は専門家泣かせの問題でもある・・・



 
 
一本化の説明文

今日、ある相談で、某司法書士さんのところへ出かけました。

「債務の一本化をなぜしてはいけないのか?」という説明をするのに、厚い文書が用意されていました。



猫次郎さんのプログを教えてあげました。

とてもわかりやすい、と言ってました。



さらには「これ、参考になるんんだ」

と言って、「ブラックリストはこわくない」

の本を書棚から出してきたのには、びっくりしました。

本の中の文章を抜粋してコピーもしてありました。

多重債務者の相談には、必ず、事故情報の説明とCICや全情連の信用調査機関の説明をしているとの事。



はるか愛知県のこんなところにも、

猫次郎さんは、「猫の手」を差し伸べていらっしゃるのですね。



 
 
Unknown


天狗先生。愛知県人さま。投稿ありがとうございます。



一本化に警鐘を鳴らすには、難しいことを書いてもダメですよね。なにしろ相手は多重債務を一本化しようと考えるいわば初心者ですから、出来るだけ簡単に、読みやすく、興味をひくように書かないと。呪縛から解くのが先決ですもんね。
 
 
一本化の後

知人に20%代の消費者金融を無くす為、10%で高利の銀行から借入して消費者金融を完済した方がおりました、銀行の契約書を見たら返済先○○フ○と記載されていました。



その方、完済した○○フ○から借りないで紹介屋を通じ他人の商工ローン借入の連帯保証人になり借入額の半分を自分の分として借入で使い紹介屋に手数料取られ返済は主債務者に毎月送金、主債務者度々遅延商工ローンから督促ありでの相談でした。



本人のお金の収支の管理が無いと、穴を埋めても別の危険な穴を掘りに行ってしまうのですね!



一本化より残債務額と利息を減らす債務整理のほうが効果的ですね。
 
 
悩んでいます。

初めてホームページとブログを拝見しました。

債務整理しようか、どうしようか悩んでいます。



近々、司法書士に相談する予定ですが、自力で解決したお話を見てびっくりしました。

そんなこと絶対出来ないと思っていたので。



皆さんのいろんな話を見ていて少し元気が出てきました。



勉強会は北海道では行わないのでしょうか?

ぜひ参加したいです。
 
 
某信組

やたら「1本化」薦める愚か者
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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