
corporate turnaround = 企業再生
turnaround specialist = 事業再生のスペシャリスト
corporate turnaround strategy = 企業再生戦略
といったように。
ですが、ターンアラウンドという英単語をそのまま直訳すると、
「方向転換」「転向」「変節」「好転」といった意味になります。
新型コロナウイルスにより、私たちは、大きな方向転換を求められています。
従来と同じことをやっていてはダメだと思います。
既に多くの事業主の皆さんは、方向転換に向けて必死なことでしょう。
飲食店なら、テイクアウトに力を入れたり、客席の間隔を空けたり。
旅館業なら、地元の少人数客に力を入れたり、スリッパの消毒など衛生観念を強化したり。
セミナー業なら、オンラインセミナーに力を入れたり。
また、方向転換には準備期間が必要ですから、その間、あらゆる手を尽くして、生き延びなければなりません。
延命です。サバイバルです。
よく、「いたずらな延命は良くない。早めに廃業や事業譲渡などを決断すべきだ」 と有識者や専門家が言っていて、それはそれで間違いではないのでしょうが、価値観はさまざまです。生物の進化が多種多様であるように、中小企業の生き残り術も多種多様であっていいと思うのです。だから私は、他の専門家とは違う見解で、「こんなときだからこそ延命に意味があるんだ!」「いま必要なのはカッコいいV字回復術などではなく、カッコ悪いサバイバル術なんだ!」と主張している次第です。
まとめると、
・まずは生き残ることが第一。かっこ悪くてもいい。恥をかいてもいい。延命しよう。
・延命しながらも、平常心を失わず、方向転換について真剣に考えよう。需要の変化を睨んで。
猫