
こうなると、もう無視できません。
なにしろ、
・高速道路はETCカードがないと大変不便
・都市部で電車に乗るときは、交通系電子マネーがないと大変不便
・海外へ出るときは、クレジットカードがないと大変不便
ここまでは誰でもわかりますが、それに加えてここ1-2年は、
・コンビニでも飲食店でも小売店でも、電子決済が激増した
・それに伴い、現金を持ち歩かない消費者もかなり増加した
・海外(アメリカや中国や台湾や韓国やスウェーデン等)では、現金決済の比率のほうがはるかに低い
・インバウンド需要
・日本でも、国がそういう方向で推し進めている
・アメリカの100ドル札や、日本の1万円札を無くそうという動きまである
といった変化が急速に進んでいることは確かです。
なので、「俺は現金だけでいいんだ!」などとも言ってられなくなってきています。
それが現実です。
いや、VISAやMasterやJCBのデビットカード(クレジットのような信用払いのカードではなく、預金口座と連動して自分の預貯金の範囲内で使えるカード) でも大部分は通用するでしょう。
電子マネーも、現金でチャージするタイプを使いこなせばそれで十分ともいえます。
クレジットカードを「借金」と思っている方や、「クレジット=借金=悪いこと」だと思っている方や、現実問題として信用に傷がつきどうしてもクレジットカードが作れない方には、デビットカードをお勧めします。
(数年前までと違い、銀行系のデビットカードの種類はかなり増加しており、そのほとんどが無審査で作れますから・・・)
さて、タイトルに書いたとおり、このブログの読者さんには、「倒産・債務整理などを経験された方」が非常に多いので、そのような方向けに、クレジットカードの作り方を解説したいと思います。
1.まず、「信用情報」「ブラックリスト」についての理解を深めてください。
私が過去に書いた、「ブラックリストなんて怖くない」 というカテゴリーのブログ記事が参考になると思います。
2.次に、あなたの信用情報を取り寄せてみて下さい。CICとJICCの2つで充分です。
3.CICに「異動情報」が載っていたら、クレジットカードの審査は99%落ちます。
(言い換えれば、1%の確率でまだ希望があります)
4.同じく、CICのページ下部に「A」や「P」のマークが複数ついているような場合も、70%以上の確率で審査に落ちます。
(言い換えれば、30%の確率でまだ望みがあります)
5.JICCなら「異参サ」の欄に「延滞」などと書かれていたら、99%落ちます。
(やはり1%の確率で望みがあります)
審査基準は、カード会社によって違います。
私はその道のプロですから(というかマニアですから)、最近の傾向もだいたい把握しています。
私指名で相談の申込をしてくださった方には、詳細にお答えします。
ヒントを少しだけ書くと、
(1) 正論としてはやはり、CIC/JICCの信用情報が綺麗になってから申し込んだほうがいい。
それまではデビットカードで我慢したほうがいい。(高速道路のETCなら「ETCパーソナルカード」で我慢したほうがいい)
(2) 但し、CIC/JICCに事故情報が載っていても、クレジットカードが作れる場合が実際にある。
くまなく情報収集すれば、それがどこなのか、だんだんわかってくると思う。
(3) 実名を伏字で書くと、「〇〇〇〇〇ゴールド」とか、「〇〇〇カードの年会費有料コース」とか。
前者はグリーンよりもゴールドのほうが、後者は年会費無料コースよりも有料コースのほうが、穴場かもしれない。
(4) 申込時には、キャッシング枠は「0」を選ぶこと。 キャッシングは貸金業法の領域なので、審査が少し変わってくる。
以上ご参考になれば。
吉田猫次郎