
2017年6月に、「どんどん進むキャッシュレス化」と題して投稿し(記事はここをクリック)、早半年が過ぎました。
この半年の間に、どうやら、予想以上の早さでキャッシュレス化が進んでいるようです。
ざっと検索しただけで、こんなに出てきます。
「現金が消えたスウェーデンの事例」
http://agora-web.jp/archives/2029740.html
「現金お断りの店、日本でも 賽銭もキャッシュレスに」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24767770Y7A211C1EE9000/
「世界で加速するキャッシュレス革命」
http://president.jp/articles/-/22449
「現金お断り!!ロイヤルホストの完全キャッシュレス実験店舗開店へ」
https://matome.naver.jp/odai/2150955094991480201
また、消費者サイドとしても、身近にこんな話をよく耳にするようになりました。
「息子のお小遣いの半分を、電子マネーであげています。 息子も、お母さ~ん、チャージして~! とせがんできます。お金の教育の一環です」(42歳自営業 3児の母)
「コンビニで買い物するときはいつも電子マネーだね。レジで並んでいるとき、前の人が小銭を出してモタモタしているのを見るとイライラするよ」(35歳 会社員 男性)
「交通費の決済はほとんどクレジットカード。そのほうがマイルが貯まるし、現金の立替がなくて金銭的に楽だから」 (44歳 会計事務所勤務 男性)
「1万円~50万円までの買い物や、海外旅行などは、全てクレジットカード。そのほうが、盗難や紛失、詐欺被害、旅行会社倒産など不測の事態に対処しやすいから」 (47歳 米国出張の多い小規模企業経営者 男性)
「めっきり現金を持ち歩かなくなっちゃったから、現金決済しかできない飲食店には、自然と行かなくなってきたなあ~」 (44歳 製造業 男性)
傾向としては、私の周りでは、30~40代の男性に特に顕著なようです。
(女性や高齢の方は圧倒的に現金中心ですね)
かくいう私も、つい2年ほど前までは徹底して現金主義でしたが、現在はあまり現金を使わなくなってきました。
電子マネーは、交通系のSuica、イオン&JAL系のWAON、三井住友カード系のiD、楽天系のEdyの4種類を使い分けています。
クレジットカードは、出張経費とネット通販が主ですが、航空系のVISAとMaster、プロパーのJCB法人の3枚を愛用しています。(キャッシング枠は0にしてある)

話を続けます。
このブログは中小企業、零細企業、自営業者の読者さんが多いので、その視点で、キャッシュレス決済の導入のメリットなどを、私なりに述べてみたいと思います。(とりわけ小売業、サービス業の方向けに)
【キャッシュレス決済導入による、店舗側のメリット】
1. 売上向上
- 現金を持ち歩かない客層や、外国人客もターゲットにできる。
2. 会計処理の効率化
- キャッシュレス化が進めば、その分、お金の勘定が楽になるし、正確になる。
3. レジ回りの簡素化
- 極端な話、レジを無くして、端末だけにすることも可能である。
4. 防犯効果
- 現金がなければ強盗にも盗られないし、アルバイトや従業員に抜かれることもない。
5. 管理コスト削減
- 確かにクレジット会社に手数料を払うことにはなるが、それ以上に会計担当者の人員削減効果やロス率減少効果、諸コスト削減効果のほうが大きい。
いかがでしょうか?
ここまで時代がキャッシュレス化に向けて大きく動いており、ここまで消費者サイドにもキャッシュレス決済が普及していて、ここまで効率が良いのに、それにもかかわらず「うちは現金決済だけだ!」 というお店(あるいは旅館、サービス業)があるとすれば、それは単なる意地か、機械オンチか、それともよっぽど現金商売に勝算があるか、そのいずれかでしょう。
そういえば、先日、台湾に旅行に行った方が言っていましたが、台湾では、屋台でドリンクを一杯買うのも、カードで買えるところが増えてきているとか。
とにかく、キャッシュレス化の波から、目を離さないようにしましょう。
近いうちに、もっと大きな変化があるかもしれません。
(みんな現金をおろさなくなって銀行の支店数やATMが激減するとか・・・?)
変化はチャンスです。
吉田猫次郎