
これは大間違いです。
そんなに甘くありません。
例えばカード会社は、審査の際に、加盟している信用情報機関の情報を重視しますが(多くはCICとJICCの両方を照会する)、そこでたとえば 「東京都中野区中央x-x-x 山田花子 生年月日 昭和43年8月1日」 と照会して、山田花子さんがヒットしなかったとしても、「花子 昭和43年8月1日」 で検索すれば、該当しそうな人物が簡単に出てきます。
そうです。表題に書いたとおりです。
姓を変えても、住所を変えても、
「下の名前」と「生年月日」 で、だいたいのことはわかってしまうのです。
では、「下の名前」まで役所で改名手続きすれば良いのか?
中にはそこまでやってしまう人もいるようです。(すさまじい執念ですね)
しかし、そこまでやると、今度は、前号で書いた「スーパーホワイト」のような状態になってしまいます。
信用情報に何も登録されていない状態に。
これはこれで、怪しく見えます。
「いい歳した大人が、履歴のひとつもない。真っ白。これは不自然だぞ」 と。
つづく
猫