
http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2016/160222kinyu2.pdf
1.この制度、まだまだ実例が少ない。先日も某県信用保証協会へ顧客と同行し(経営改善計画の策定支援を担う認定支援機関という立場で)、歓迎してくれて、話も前に進んだことは進んだが、その支部としては「初」だそうで、お互い手探りの様相だった。少し時間がかかりそうだ。
2.この制度は「8割保証」だ。 いまだに既存借入金のうち「10割保証」が大半を占めている中小企業も多いから、そのような場合、金融機関サイドとしては、この借換保証を嫌うかもしれない。なにしろ、借り換えちゃったら「ノーリスク」から「2割リスク」にリスク増大してしまうから。 これはひとつの高いハードルだ。
3.複数ある保証協会つき借入を「一本化」して「15年返済」にしてくれる制度だが、複数の金融機関から借入があっても大丈夫。複数ある場合、メインバンクに集約されてサブの借入がなくなってしまうわけではない。借入先はこれまでどおりで、それぞれ、複数口ある保証協会つきのものが1本にまとまる。よって、金融機関同士がシェアを奪い合うようなことにはならないと思われる。
猫