
では、大逆転できなかった残りの8割の倒産寸前会社は、一体どうなってしまうのでしょうか?
大丈夫です。絶望する必要はありません。
あくまでもウチの場合ですが、たとえどんな倒産寸前状態の末期症状(代位弁済や債権譲渡にはじまり、競売、差押など)に陥っても、そこから奇跡の逆転ができなくても、ほとんどの皆さんが、「自分の意思でしぶとく生き残っています」。
中には自分の意思で廃業を選択される方もおられますが、全体としては1割にも満たないでしょう。
多くは、(くどいようですが)「自分の意思で」、イバラの道をたくましく歩み続けています。
それについて、「ゾンビ企業だ!」「さっさと畳んでしまったほうがいい!」と考える部外者もいるでしょうが、
「ゾンビに近い状態でも生き残る」 という選択肢があったっていいじゃないですか。
それが「自分の意思」ならば。
障害を抱えたり、不治の病にかかっても、しぶとく生き残っている人間がいます。
それと同じです。
会社として、「手足をもがれた」に等しい状態になってしまっても、その後もしぶとく生き残り、最低限、家族の生活費ぐらいは捻出している会社も数多くあります。立派です。
長く辛抱しているうちに、いつかきっと 「いい風」 が吹いてくる。
それまでもちこたえて、銀行さんや専門家先生にとっくに見放された5年後、10年後、20年後に花開いたハッピーエンドな会社もありました。
先のことは誰でもわかりません。
一寸先は闇。
出口がいっこうに見えないかもしれません。
でも、タイトルに書いたように、先の先には、まだ先があります。
猫
私はある中小企業の取締役をしている者ですが、いろいろ勉強になります。うちの会社は倒産寸前で債権者からの対応はすべて社長からおしつけられ、代表には何もしてもらえない状況の中、毎日毎日督促対応に追われ、身も心もボロボロになっておりました。
外注先への支払いも身銭を切り支払いをしてしまって、家族を養うことが今後できるのか不安にかられておりました。
毎日精神的に追い込まれながら仕事をしていた中、このブログに行き着き、心救われる思いです。
今後のご活躍心よりお祈り申し上げます。またブログ今後も読ませていただきます。