
一昔前のように、専用掲示板を開設したり、他所の団体の活動に参加したり、講演したりという場面はめっきり減りました。
自殺防止団体や遺族ケアの団体(NPOや任意団体など)との交流は今でもありますが、良好な関係を継続しながら、少し距離を置いているというのが正直なところです。
というのは、私が強いのは「借金自殺を防ぐこと」だけであって(これだけは人より自信がある)、パワハラ、いじめ、病気などについては全くの素人ですし、また遺族ケアについても、残された借金をどうするかといった技術的なことならいくらでも相談に乗れますが、「遺族の心のケア」的なものは自信がないからです。
さて、最近の活動状況をさしさわりのない範囲で。
全くPR活動をしていないので、その手の相談はさほど多くありません。
でも、今でもコンスタントにだいたい月5-6人の遺族相談を受けています。
相談内容は、「私の亡くなった〇〇の連帯保証人になっていて・・・」 というのが最も多く、次いで「〇〇が亡くなった後、借金があることが判明しました。私は保証人ではないのに、法定相続人として借金を返済しろと、金融機関から催告書が来ました」 といったものが多いです。 あとは、「社長亡き後、私がこの会社を継ぐべきでしょうか?」 といった事業承継的な相談や、「今後、遺された私たちはどうやって生活すればいいのでしょうか?」 といった生活保護的な相談も少なくありません。
いずれも深刻ですが、解決方法は必ずあります。
遺族の方と少し打ち解けてくると、
「生きているうちに相談に来てくれれば、死なずに済んだのに・・・」 という言葉が遺族の方からよく出てきます。
本当にそのとおりだと思います。
(つづく)
猫