吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

(ニュース) フラット35 頭金ゼロ 来年度末まで


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
『フラット35 頭金ゼロ 来年度末まで』
2013.12.11 11:16 msn産経ニュースより

 政府は10日、長期固定金利型の住宅ローン「フラット35」について、平成26年度末までの期間限定で、頭金なしで購入費用の全額を借りられるようにする方針を決めた。年明けからの実施を視野に、25年度補正予算案と26年度予算案に必要額を盛り込む。
(中略)ただ、10割の融資を受ける場合は、過去の収入や職業などに関する審査を厳しくし、金利も上乗せする。
--------------------------------------


この記事を読んで真っ先に思い浮かんだのが、「サブプライムローン」です。
でも、よく読むと、サブプライムローンとは性質が異なるようです。

サブプライムローンとは、米国の信用力の低い低所得者向けの住宅ローンのことです。
サブプライムローンの延滞者が増え、世界の金融市場を揺るがす大問題に発展したのは、記憶に新しい出来事ですね。

今回の「頭金なしのフラット35」は、記事を読んだ限りでは、頭金を用意することもできない無貯金・低所得者を対象にしたものではないようです。記事にも「10割の融資を受ける場合は、過去の収入や職業などに関する審査を厳しくし~」と書かれています。低所得者にザルのような甘い審査でバンバン貸し付けるような政策ではないのでしょう。

でも、だからといって、この頭金ゼロの住宅ローンが喜ばしいとは言えません。

私の知り合いの銀行員や元銀行員の多くが、こんな証言をしています。

「(経験上) 頭金ゼロでマイホームを買う人は、破綻する確率が高い。」


仮に高収入で十分な貯金がある人でも、やはり家を買う時は、頭金ゼロのキャンペーンに惑わされずに、多めに頭金を積んだほうがいいでしょう。理由は、

1.金利負担は少しでも下げるべきだから
2.先の見えない世の中、年数はあまり長く過ぎないほうがいいから
3.そもそも家という買い物は、「期間限定」などのキャンペーンに惑わされて買うようなものではなく、じっくり慎重に決めるべきものだから。


家を住宅ローンで買うのは構いません。
賃貸がトクだとか、持ち家がトクだとか、そんな議論よりも、
純粋に「欲しいかどうか」「必要かどうか」で決めて構わないと思います。

が、いずれにしても高い買い物であることには違いないですから、購入の際は、トータルで支払う利息の額を少しでも下げるべきだし、いたずらに長期化すべきではないし、衝動買いもいけません。

国策としては、まあ理解できますが(記事にも「来年4月の消費税増税を控え、不動産業界から住宅の駆け込み需要の反動減の抑制策を求める声が~」とか、「融資の拡大により不動産市場を活性化し~」と書かれていますね)、住宅ローンの借り手にとっては、やはりリスクが大きいと思います。私は頭金ゼロの住宅ローンはあまりオススメしたくありません。


スポンサーサイト


Comments

管理人のみ閲覧できます 
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 

Leave a Comment



08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

07

09


 
プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
----------------------

【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
吉田猫次郎メルマガ有料版
 
 
吉田猫次郎 著
震災後に倒産しない法
 
吉田猫次郎 著
「連帯保証人」ハンコ押したらすごかった。でもあきらめるのはまだ早い!
 
吉田猫次郎 著
借金なんかで死ぬな!
 
吉田猫次郎 著
働けません。
 
猫研バナー
リンクフリーです。
猫研
 
 
ブログ内検索
 


Archive   RSS   Login