吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

「経営者保証に関するガイドライン」


Category: 連帯保証人問題   Tags: ---
12月5日付の日経新聞で、 「全国銀行協会や日本商工会議所が主催する研究会は5日、経営者自らが融資の保証人になる「経営者保証制度」を見直す指針を発表した。業績が悪化した場合でも、中小企業の経営者の手元に当面の生活費や自宅などの財産を残すことを認める。契約済みの個人保証も含め、来年2月から適用する。」 という記事がありました。

この記事の通りだとしたら、我々中小零細企業の経営者(=そのほとんどが借入の際に個人保証している)にとって、超ビッグニュースと言えるでしょう。

ただ、これは新聞記事です。新聞に書かれていることが100%正しいとは限りません。

よって、この問題に関心のある方は、ガイドラインの原文を読んでみることをおすすめします。

「全銀協ニュース」25年12月5日号に、ガイドラインに関する公式発表と、ガイドライン原文のリンクが貼ってあります。
http://www.zenginkyo.or.jp/news/2013/12/05140000.html


私もさっそく、ガイドラインと、そのQ&Aをプリントアウトして一読してみましたが(全部で62ページほどあった)、一般の人にはわかりにくい内容だと思いました。国語力はもとより、金融や法律(特に保証人や倒産関連の法律)、それに私的整理などの知識がないと、理解するのが難しいかもしれません。(例: 「停止条件又は解除条件付保証契約、ABL~」とか「準則型私的整理手続き」など、専門用語がかなり出てきます。) これら一字一句を理解することも大切ですし、文脈を読み取ることも大切です。(かくいう私も一度ザッと読んだだけなので、まだ理解しきれていません。もう一度熟読してみます。)

文中には確かに、「自宅を残すことができる」旨の文言が書かれていました。これは大いに期待したいところですね。
しかし、そのためには、いろいろ厳しい要件を満たす必要があります。誰でも適用されるわけではありません。

その他、経営者の個人保証を最初から必要としない融資をもっと増やすことや、既に個人保証しているものを外すことなども盛り込まれていました。やはり条件は厳しそうですが、非常に興味深い内容です。

これらが普及すれば、後継者が安心して跡継ぎしやすくなるでしょうし、これから起業しようとする人にも抵抗感が薄れるでしょう。また、一度失敗した事業者の再出発もしやすくなるでしょう。失敗経験を活かし、果敢にチャレンジしようという気概も生まれやすいでしょう。

「法律」ではなく、まだ「ガイドライン」にすぎませんが、数年後に予定されている民法改正(保証人制度も変わる?)に向けての、良い準備期間にもなると思います。債権者側、債務者側、双方にとって。


とにかく、非常に大きな節目が来たと感じます。
私個人的には、2009年に中小企業金融円滑化法が施行された時よりも、今回のガイドラインのほうが、はるかにインパクトの強いニュースです。

時間を見つけて、このガイドラインをもっと熟読し、詳しい専門家から情報収集したりして、より詳しく解説できるようにしたいと思います。お楽しみに。





(寝不足のため文章がいつも以上に雑になってしまった・・・)

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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