吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人の噂も七十五日


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
諺で、「人の噂も七十五日」というのがあります。

意味は、「故事ことわざ辞典」にこう解説されているので引用します。

《 どんな噂が立ってもそれは一時的なものに過ぎず、75日も経てば消えていくものだから、放っておけば良いという意味が込められている。
 なぜ「七十五日」なのかの理由には所説あるが、もっとも一般的で有力な説として以下の説が挙げられる。
昔は、春夏秋冬の他に土用の丑の日を含めた五季節という考え方があり、一年の365日を5で割ると73になる。
また、昔の暦は春夏秋冬の期間が年によって70~75日あるという説。
これらのことから、七十五日はひとつの季節を表す説とされ、季節が過ぎる頃には人の噂も忘れられているということ。》



いかがでしょうか?


私はよく、相談者 (おもに倒産寸前の中小零細企業) から、「ウチの会社が危ないって近所や同業者間で噂になっちゃって・・・」 とか、「地元で噂になるのが怖いので、地元の専門家には相談せず、はるばる東京まで相談に来ました・・・」 というような話を聞きます。

確かに、「企業は信用が命」と言われていますから、人の噂というのは無視できませんね。

でも、たかが人の噂です。
「そんなことに振り回されてたまるか!」 と、自分に言い聞かせましょう。
そのくらいの気構えがないと、到底、敗者復活も企業再生もできません。



印象深い話があります。

以前、負債総額40億円以上で民事再生法を申立てた元経営者さんのセミナーを受講したことがありました。

この方、「民事再生は狭き門」と、その苦労話をしみじみと語っていました。
民事再生法も、けっしてパーフェクトな救済制度ではありません。
再生手続きが無事に終わった後で、二次破綻を起こしてしまう会社もかなりあります。


しかし、この会社は、2008年に裁判所で民事再生手続きを申し立て、再生手続開始決定(4週間後)、再生計画の認可決定(30週間後)などを経て、その2年半後に再生手続の終結をし(トータルで3年かかった)、以後ずっと、黒字経営を続けています。すごいですね。

この方が、こんなことを言っていました。
とても印象に残っています。

「民事再生後、75日と3年をそれぞれクリアできるか?」 (できなければ再生できない!)

ここでいう、3年とは民事再生の手続き開始から終結までにかかる期間です。
75日とは、「人の噂」を指します。

この会社は、その地域、その業界では、かなりの知名度がありましたから、民事再生を申立てたというニュースは、かなり話題にのぼりました。
「あの会社、倒産したらしいよ」と・・・。

しかし、民事再生法は文字どおり、再生のための制度です。
広義にいえば倒産の一種といえるかもしれませんが、会社は生き残っており、再生できる可能性が十分あります。
せっかく、こんな良い制度があるのに、「人の噂」で押し潰されるわけにはいきません。

この会社は、75日間、頑張り抜きました。


その後はだんだん噂は消えていき、5年経った今は、地元でも、この会社が民事再生をしたことがある会社だということをほとんど知られていない(忘れ去られている)ほどです。
地元の有力企業として認識されています。


噂というのは、所詮、そんなものです。

窮地に追い込まれている社長さんも、ちゃんとした再建策があるなら、それをブレずに実行することに専心して、余計な雑音を気にしないようにしましょう。大丈夫です。


スポンサーサイト


Comments

Leave a Comment



10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09

11


 
プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
----------------------

【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
吉田猫次郎メルマガ有料版
 
 
吉田猫次郎 著
震災後に倒産しない法
 
吉田猫次郎 著
「連帯保証人」ハンコ押したらすごかった。でもあきらめるのはまだ早い!
 
吉田猫次郎 著
借金なんかで死ぬな!
 
吉田猫次郎 著
働けません。
 
猫研バナー
リンクフリーです。
猫研
 
 
ブログ内検索
 


Archive   RSS   Login

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。