吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4月から再生支援が大きく変わりそうです。


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
【独断と偏見による、平成25年度の中小企業政策、5つの目玉】

1.「中小企業」から、「中小企業・小規模事業者」という表現に変わった箇所が随所に見られる。
2.「認定支援機関」の誕生、急増
3.「中小企業再生支援協議会」の機能強化
4.「資本性ローン」の拡充
5.セーフティーネット融資各種(国金、商中)


まだまだありますが、私が大注目しているのは、おもに上の5つです。

正直なところ、主役である中小零細企業にとってどれほど効果が上がるかは未知数?ですが、
少なくとも、お国はいろいろと、中小零細企業を救うための政策を数多く打ち立ててくれました。
(4月までに続々と発表されるでしょう)

中小企業金融円滑化法が3月で切れても、おそらく、そのインパクトは最小で済むでしょう。
むしろ逆で、円滑化法に代わる救済策が非常に多く、ちょっと多過ぎじゃないか?と思えるくらいです。

これはちょうど、6-7年前のクレジット・サラ金多重債務問題の時のようです。
それまでグレーゾーン金利や過剰貸付、あこぎな取立てなどが幾度となく問題になってきましたが、2000年特定調停法、2001年個人再生手続き、2003年認定司法書士誕生と、徐々に「債務者保護」のための制度が誕生し、2006年に最高裁判例で決定的なものが出た頃からはその流れが加速度化していきました。同年後半には「法テラス」が誕生して相談窓口が増加、さらには同じ頃から行政系の多重債務相談窓口も急増していきました。2007年には貸金業法改正(2010年までに段階施行)、過払い金返還請求ラッシュなどが始まり、TVCMや電車広告で「過払い」がメジャーになったのもこの頃からです。しかし、2008年頃からは大手消費者金融や商工ローンが相次いで倒産し、多重債務者も増加のピークは過ぎ、現在では多重債務の相談窓口は「やや多過ぎ」の感があり、閑古鳥が鳴いているという声もあります。

今年の4月から、行政系の資金繰り相談窓口が、全国で580箇所も設置されるそうです。
(窓口を担うのは、商工会、商工会議所、中小企業再生支援協議会、そして信用保証協会など。・・・ん?信用保証協会!?)

量と質でいえば、「量的」には、もう十分過ぎるほどでしょう。

それだけではありません。経営力強化支援法という法律に基づき、「経営改善支援センター」の新設と、「認定支援機関」による経営改善計画の策定支援というのが始まります。この認定支援機関というのは、民間の金融機関、税理士事務所、弁護士事務所、コンサルタントなどが主なところで、今ぞくぞくと申請が受理されています。おそらく何百という単位に増えるでしょう。(私もたぶんその1人に加わると思います) ただ、これらは「量的」には爆発的に増えそうなのですが、「質」が伴うかどうかは、ちょっと疑問が残ります。

従来の中小企業再生支援協議会や商工会議所の経営相談窓口も、予算や人員が強化されて、これからますます機能強化される予定です。(これは「質的」向上ということで歓迎したいですね)

そんなわけで、4月以降は中小企業金融円滑化法なんかあっという間に忘れ去られそうな予感です。

ただ、これらの制度をよく調べてみると、その多くは「融資型」か「リスケ型」につながるもので、もはや融資もリスケさえもままならない「代位弁済、長期延滞」などに至っている倒産寸前会社は、よほど好条件が整えば支援協や支援機構が入ってDDSや真水融資型の資本性ローンや事業再生ファンドや債権放棄などが望めるかもしれませんが、そこまで狙える会社は本当に少ないだろうと思われます。(償却前経常利益で黒字を出せる体質とか、税金の滞納が少ない会社とか、審査の過程でいろいろ制限があるのです。誰でもOKというわけにはいかないのです) そう突き詰めて考えていくと、末期症状の会社の救済方法は、従来とほとんど変わらないのではないか?とも思えてきます。

まあ、引き続きいろいろ調べてみます。




猫@もはや再生オタク


スポンサーサイト


Comments

Leave a Comment



10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09

11


 
プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
----------------------

【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
吉田猫次郎メルマガ有料版
 
 
吉田猫次郎 著
震災後に倒産しない法
 
吉田猫次郎 著
「連帯保証人」ハンコ押したらすごかった。でもあきらめるのはまだ早い!
 
吉田猫次郎 著
借金なんかで死ぬな!
 
吉田猫次郎 著
働けません。
 
猫研バナー
リンクフリーです。
猫研
 
 
ブログ内検索
 


Archive   RSS   Login

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。