吉田猫次郎ブログ

事業再生、倒産回避、資金繰り改善、連帯保証人問題、借金自殺防止 ・・・などが専門ですが、ここはブログなので、もっと気楽にいろいろ書きます。

 

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全資産の没収、防止へ 個人保証、金融機関を規制 政府が中小企業支援(朝日新聞)


Category: 連帯保証人問題   Tags: ---
四国・高松で講演した時に大変お世話になったDSKプランニング代表の方から、連帯保証人関連の興味深いニュースを教えて頂きました。

詳細はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/hirossann4141/37902833.html


少し抜粋すると、

「政府は、金融機関が中小企業の経営者にお金を貸すときに求める「個人保証」の規制を強化する。経営不振で返済できなくなった経営者から資産をすべて取り上げないよう、今春をめどに金融機関の行動指針(ガイドライン)をつくり、指導する。経営者の再出発を後押しするのがねらいだ。(以下略)」
(2013年1月18日 朝日新聞デジタルより)

だそうです。


* ところで、私がこのニュースを読んで気になったのは、「信用保証協会」の動向です。

今回のニュースでは、金融機関が対象となっているようですが、信用保証協会は金融機関とは微妙に異なるので(監督官庁も違う)、信用保証協会にもこれが適用されるのかどうか・・・?

実際、信用保証協会の連帯保証人問題は、今も深刻な問題を引き起こしていることが少なくありません。

信用保証協会は、平成18年春から「経営と関係のない第三者を連対保証人にしない」という方針を発表し、その通りになりましたが、逆にいえば、平成18年春より前は、信用保証協会が第三者の連帯保証人を取るという、まるで笑えないギャグのようなことが普通に行われていたのです。

信用保証協会は、私たち中小企業の「保証人代わり」になってくれる公的機関です。
その保証人代はりになってくれる機関が、主債務者から連帯保証人を取るという、ちょっと理解に苦しむことが、ごくごく普通に行われていたのです。平成18年春までは。

つい数ヶ月前にも、サラリーマンの方から、「昔、弟の自営業の連帯保証人になり、それが今になって、信用保証協会から2000万円以上の請求が来ました。話し合いに行ったら、自宅を売却して返済して下さいと言われました。もうパニックです。離婚話にまで発展しています・・・」 という相談を受けたばかりです。聞けば、この方は平成17年頃に弟さんの銀行借入の連帯保証人になり、それはご多分にもれず信用保証協会つきの借入でした。弟さんは頑張って返済を続けてきましたが、平成24年に資金繰りが限界に達し、長期延滞、期限の利益喪失、一括請求、事故になりました。そしてその後、銀行は保証協会に代位弁済の手続を取り、代位弁済後は信用保証協会から請求が来るようになりました(求償権請求ですね)。弟さんは保証協会と話し合って、月3万円ずつ返していますが、それが精一杯のようです。残元金は2000万円以上残っています。不動産担保も取られていますが、その担保物件は地方の売れない土地で、競売にかけても数百万円にもならないと思われます。そのためか、いまだに競売にはなっていません。しかし保証協会としては何らかの回収をしなければならないので、連帯保証人であるサラリーマンのお兄さんのところへの請求が本格的になり、現在に至っているというわけです。 (ちなみに私は、この方の相談を一通り聞いて、サラリーマンで安定収入があるし自宅抵当権も住宅ローンのみだし保証債務も2000万円程度なので、個人再生手続=住宅ローン特別条項つき給与所得者再生で解決可能だと思い、個人再生手続きに強い地元の弁護士さんを紹介しました。その後うまくいっているようです。でも、もしあのまま良い相談先に巡り会わなければ、家も取られて離婚話も深刻化していたかもしれませんね・・・)


会社規模が小さくなればなるほど、金融機関から融資を受けるときは、「信用保証協会の保証つき」である割合が高くなりますから、この手の問題を考えるときは、金融機関にだけ対策を講じるのではなく、「信用保証協会」にも同様の指導なりガイドラインなりを敷いてほしいと思います。

さあ、どうなるかな?



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Comments

 
>「政府

に、「信用保証協会」のことまで頭が回っている人がいるかどうか…。
「経営と関係のない第三者を連帯保証人にしない」表明で、信用保証協会の方は今のところいいか…と思っていなければいいのですが。

それにしても保証協会が保証人をとるというシステム・・・。

不勉強ですみませんが、どう考えても「じゃあ、あんた方は何?」と思わざるを得ません。

(「万一の時は半分協会が持つから、半分は保証人さん頑張って」というのであれば、まだ理解できますが)

 
信用保証協会の監督官庁は金融庁です。 
HPを見る限り、私にはそう見えます。
http://www.fsa.go.jp/common/law/guide/hosyokyokai/index.html
そして、信用保証協会も主要行監督指針を参照せよ、みたいな毎度の曖昧な文章が書かれています。いずれ、ガイドライン(監督指針)がでたら、徐々に変わると思います。

ただ、世間での実情は別問題で、末端の保証協会担当者が監督指針を見て仕事をしているとは、到底考えられません。ですから、保証協会の実態が変わるのはガイドライン(監督指針)がでてから、1年以上のタイムラグがあるかもしれません。
 
信用保証協会の主務大臣 
信用保証協会法にいう主務大臣は大蔵大臣と通産大臣と昔習いましたが、
いまちょっと調べてみたら内閣総理大臣、都道府県知事とか。。。。。
信用保険は確か経産省なのではて???v-292
 

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プロフィール

Author:吉田猫次郎
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。認定事業再生士(CTP)。経営革新等認定支援機関(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名はホームページや書籍に記載。
著書多数。講演・メディア出演多数。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。

20代の商社マン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利の連帯保証人、ヤミ金の怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はしなかった)。

趣味は釣り、アウトドア全般、ほか。

最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)でトライアスロンのオリンピックディスタンスに初挑戦&完走。2014年(45歳)でフルマラソン初挑戦&完走。2015年(46歳)にはトライアスロンのアイアンマン70.3に初挑戦&完走。2016年も完走。徐々にメタボ解消。だがすぐにリバウンド。

嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

 
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