吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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思考停止になってはいけない(その2)


Category: 個人の多重債務問題   Tags: ---
思考停止になるな、パート2です。

昨夜テレビを見ていたら、ストーカー殺人のことをやっていました。
大変気の毒な事件でした。

ただ、ひとつ思ったことがあります。

もし怖いストーカー被害にあって、警察に相談に行っても民事不介入や告訴状不受理などでマトモにとりあってくれなかったとしたら、そこで終わりではなく、「違う切り口」から突破口を開けたのではないか・・・? と。

たとえば、

・A警察署がダメだったら、その上の、S県警に相談に行けば効果があったかもしれない。(S県警からA警察署に振られるだろうけど、警察は上からおりてきた事案には比較的マジメに対処する傾向があるという話を聞くことがあります)

・あるいは、弁護士に相談して、弁護士からA警察署に告訴状を出してもらうのも効き目があったかもしれない。

・あるいは、刑事事件にするのが無理だったら、先に民事事件(損害賠償や慰謝料などの請求訴訟)で争えば、被害は最小限に食い止めることができたかもしれない。

・あるいは、民事も刑事もなく、まず加害者のことをよーく調べて(興信所、弁護士、自力などで、相手の実家、出身地、本名、現住所、電話番号、職業、勤務先、携帯電話の名義人、趣味、前科の有無などをくまなく調べる)、「あなたのことをよく調べたわよ!」と伝え、そのうえで、「私にもし何かあったら、あなたのことを公表するよう、ある場所に大事な情報をすべて保管しているからね!」といってこれ以上の嫌がらせ行為をさせないようにするとか。

・あるいは、目には目を、ストーカーにはストーカーをで、相手に何回も電話をかけたり、騒いだり、泣いたり、危ないヤツになりきったりして戦意を喪失させるとか。(これはちょっと危ないか・・・)


と、ちょっと考えただけで、いろいろ対策が思い浮かびそうです。

とにかく、ピンチのときは、ひとつの方法でダメだったからってそこで思考停止状態になってはいけません。
AがダメならB、BがダメならC、あるいはAとBとC、いろいろ試してみることです。


私は昔、ヤミ金の怖い取り立てを受けたことがあります。

10年以上前でしたから、やはり今ほど警察は動いてくれず、「民事不介入」という言葉を何度聞いたかわかりません。(今でこそヤミ金は、出資法違反、貸金業法違反などで罰則の対象になることが広く知られており、民事だけでなく刑事の対象にもなることが警察の末端にも行き届いていますが・・・)

そんなとき、どうしたかというと、

・相手のことをよーく調べた。(これが何より効いた)
・刑事は無理そうだったので、民事で裁判所に申し立てた(但し特定調停という軽いものだったけど)
・会話を録音した。また、録音したことを後日、相手に告げた。
・取り立てがあまりにもひどいときは、110番をかけてパトカーに来てもらった。(パトカーに来てもらうだけなら告訴状も被害届もいらない)
・話し合った。(元金は返すから、利息はまけてくれ、白紙委任状を返してくれ、など)

とにかく、「ヤミ金は怖い」というだけで思考停止にならず、
「ヤミ金の何が怖いのか?」
「正体がよくわからないから怖いのではないか?」
「だったら相手の正体をよく調べてやろう。オバケや宇宙人じゃないんだから」
と自分に言い聞かせ、情報を足で稼ぎ、動きまわりました。
そして結果的には、警察にも裁判所にもお世話にならずにうまく交渉成立させることができました。



こんな話もあります。

「巨人の星」の、大リーグボール1号の誕生秘話のくだりです。
私はこの話が大変好きです。

主人公の星飛雄馬は、豪速球がとりえでしたが、厳しいプロ野球の世界では、豪速球というだけではすぐに打たれてしまいます。特に星飛雄馬は、球質が軽くて、ひとたびバットに当たれば軽々とホームランを打たれてしまい、デビュー早々、ひどい挫折を味わいました。

打たれまい、打たれまいといくら悩んでも、なかなか打開策が見つかりませんでした。

そんなあるとき、星飛雄馬は、座禅を組みに、ある寺へ行きました。
そこで飛雄馬は、和尚さんにバチバチ叩かれます。

「こわばっとるのう」
「打たれまい打たれまいとするから打たれるんじゃ」
「打たれてもいい、いや、むしろ打ってもらおうという気持ちで臨みなさい」

そのとき、ハッと気付きました。
叩かれてもいいと思った瞬間から、力が抜け、叩かれなくなったのです。
そして、しまいには大リーグボール1号のヒントまで見つけてしまったのです。
(注: 大リーグボール1号は、打たれない球の逆、つまり、打者のバットに自ら当ててゴロを取るという魔球です。針の穴を通すコントロールと、軽い球質をもった星飛雄馬でしか成し得ない驚異の魔球です。)

「打たれたくない、打たれたくない」という気持ちのまま思考停止になっていたら、この魔球は生まれていなかったでしょう。



長くなりましたのでこのへんで。





* 追記。長々と「思考停止になるな」ということを書きましたが、どんな場面でもそうとは限りません。私自身、非常にあきらめの悪い性格なので、どんなピンチでも考えることを止めないほうではありますが、反面、「いくら考えてもいい考えが浮かばないときは、いっそのこと考えるのをやめよう」と決心することもあります。
「下手の長考、休みに似たり」という諺があります。ブルース・リーも「Don't think. Feel」(考えるな。感じるんだ) と教えています。「只管打座」という禅の教えもあります。要は、自分の意思で、あるときは諦めずに考え、あるときは思考停止するけど感性のほうをビンビンに磨き、またあるときはバカになる。けっして制御不能にならず、稼働も停止も自分の意思でコントロールできることが大切なんだと思います。



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Comments

 
僭越ながら。
警察が告訴状を受理しない場合,その顛末を公開質問状として都道府県の警察本部長宛て内容証明・配達記録付き郵便で送付するというのもお勧めです。
後日,当局に知らなかったと云わせないためです。当局が不誠実な対応をとったため,ストーカー殺人の被害者に成った場合など,国賠請求できます。命がなくなってしまったならカネなんかいらないでしょうけど。
コ~ムインは自らの失点となる証拠を残される事を極度に嫌います。よって,効果的かと存じます。
なお,この方法は対金融機関との交渉にも使えます。彼らのメンタリティーは公務員のそれと類するので本当に嫌がります。
さらに,マスゴミも使いましょう。プレスリリースをしましょう。上手く立ち回れば形勢逆転できます。
こんな形で,フコウ?な状況からの脱出を楽しんでもらえると良いのですが,当事者はなかなかできないんですよね。オイラはやりましたけど。
ネコさんのような人が情報発信を続けることで,励まされる人が1人でも増えると良いのですが。
 
 
大変勉強になります。ありがとうございます。
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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