吉田猫次郎ブログ

事業再生、倒産回避、資金繰り改善、連帯保証人問題、借金自殺防止 ・・・などが専門ですが、ここはブログなので、もっと気楽にいろいろ書きます。

 

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儲かっていそうで儲かっていない業界


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
本当に厳しい世の中になってきました。

最近では、お医者さんや地方の大地主さんや青年会議所の理事クラスの方など、
周囲から大金持ちのように思われている方からの相談も多いです。

そこで今回は、掲題のとおり、「儲かっていそうで儲かっていない業界」について、
私が現場で感じていることを書いてみたいと思います。


1.医師、病院経営:
 先代から土地建物設備などの資産を受け継いでいる病院は安定しているところも多いのでしょうが、ご自身の代から新たに独立開業された病院や医院の中には、債務超過+赤字で大変なところも少なくありません。ひっそりと自己破産している院長先生もいます。(破産しても医師資格を失うわけではないので、破産して資産を全部失っても、オーナーチェンジするだけで同じ場所で勤務医の一人として医師を継続したり・・・)
 病院経営には大変なお金がかかります。開業時の初期投資、医療機器のリース、高い人件費など。その割には、収入がそれほど多くない場合もあります。特に入院ベッドのある病院はこれらが多くかかる割りに、1ベッドあたりの回転率(?)や投資利回り(?)が良くない場合が結構あります。
 街の小さな診療所のようなところのほうが、むしろ収支のバランスは良いかもしれません。特に設備投資をあまり必要とせず患者さんがひっきりなしに来る医院(心療内科など)は非常に儲かっているところが多いとも聞きます。但し、同じ小規模なところでも、小児科は大変忙しい割りに儲からないとか、歯科は設備費用がかかる割には最近は保険診療が多く(自由診療の高額の患者さんがめっきり減った)実入りは少ないというような話をよく聞きます。(事実、歯医者さんからの借金相談は以前から多いです・・・)


2.ラブホテル経営:
 一昔前は「儲かる商売」の代名詞のように思われていたラブホテル業ですが、最近は厳しいところが非常に増えてきています。
 まず第一に、お客さんが減った。「若者の草食動物化」「若者のクルマ離れ」といわれるように、若い人が車でドライブして彼女をラブホに・・・というような行為がめっきり減ったのだそうです。ラブホテル経営者さんの多くが口を揃えて言うには、不倫カップルやプロ(デ〇ヘル?)のような客層はさほど減っていないけど(不倫にいたっては増えているとか!?)、男女20代の若いカップルは本当に激減したといいます。(但し地域等によって異なるようです)
 第二に、ラブホテル購入資金を融資してくれる金融機関が少ないこと。現在ではノンバンクも含めて、ラブホに融資してくれる金融機関が数えるほどしかありません。しかもその多くは、年利4-6%と割高で、返済年数も10年~15年と短めで、毎月の返済が大変なのです。
 その他、価格競争や過剰サービス競争に巻き込まれたり(最近は食事つきで充実装備の安いところも多い?)、設備が老朽化したり、風営法改正のあおりを受けたりで、維持するのも大変、売却するのも大変というホテルが全国的に非常に多いのが現状のようです。
 私のところに相談に来られたラブホテル経営者の方の多くも、借入金返済が困難になり、仕入れ支払いや税金までも滞納がちになり、かくなる上は売却処分したいが良い値段で買ってくれる売却先もなかなか見つからず(買い手も融資を受けられない)、困り果てている方ばかりでした。

3.コンビニエンスストアのFC:
 コンビニ経営は聞いてみると本当に過酷です。相談者の方の多くは、こう言います。
「最初は良かったけど、近隣に競合先のコンビニが出店してから売上が大きく減りました。このままでは赤字になるので、人件費を削減するために家族総動員で手伝ってもらっています。24時間営業は絶対やめることができないので、深夜は息子と私が、早朝は妻とおじいちゃんが・・・というように文字通りフルタイムで縛られています。フランチャイズは全く自由がききません。勝手に値下げすることも許されないし、仕入先を代えることもできません。開業当初は一国一城の主を夢見ていたのに、現実はサラリーマンよりも縛られていますし、儲かりません。かといって、ここで辞めてしまうと違約金や商品在庫の一括買取や店舗の現状復帰費用等で1000万円以上はかかります。まさに地獄です」 と。 全てのコンビニがそうとは限らないのでしょうが・・・。

4.「〇〇士」など、士業の専門家:
 まるで明治維新さながらです。江戸時代までは武士が食えなくなることなど考えられなかったのでしょうが、明治維新後は「武士は食わねど高楊枝」とか「武士の商法」などと揶揄されるように、お侍さんで食えなくなる人が増えてきました。
 今、それとやや似たような現象が起こりはじめています。
 せっかく苦労して取った「〇〇士」の資格が、今や供給過剰になったり自由化されたりして独占できなくなったり、世の中の需要が減ってきたり・・・。

5.不動産賃貸業(アパートマンション経営など):
 これも厳しいところが多いですね。全国的に供給過剰気味で、空室率が高くなっているように感じます。
東京23区内でも、1階の集合ポストが幾つもガムテープで塞がれているのをよく見かけます。
自社ビルのオーナーでも、はたして資産家と言えるかどうか、わかりません。
中には資産価値(時価)が1億円なのに、負債(抵当権つき)が3億円もあって、とても資産家といえないような状況の方もいます。



皆さん、自分を特別視(特別に悲観視)するのはやめましょう。
苦しいのはあなただけではありません。
みんな苦しいのです。
それでも必死に生きているのです。


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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。認定事業再生士(CTP)。経営革新等認定支援機関(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名はホームページや書籍に記載。
著書多数。講演・メディア出演多数。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。

20代の商社マン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利の連帯保証人、ヤミ金の怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はしなかった)。

趣味は釣り、アウトドア全般、ほか。

最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)でトライアスロンのオリンピックディスタンスに初挑戦&完走。2014年(45歳)でフルマラソン初挑戦&完走。2015年(46歳)にはトライアスロンのアイアンマン70.3に初挑戦&完走。2016年も完走。徐々にメタボ解消。だがすぐにリバウンド。

嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

 
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