吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

「お客様は神様です」 の正しい意味は・・・?


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
数日前、居酒屋で接客態度に腹を立てた客が箸で店員の目を刺して重傷を負わせたという衝撃的なニュースがありました。
加害者は普通の若いサラリーマンだったようです。
さいわい、失明には至らずに済みそうですが、なんと・・・(以下ちょっとグロいので省略。記事詳細はこちら。)



このニュースを見て、「お客様は神様です」という言葉を思い出しました。

「お客様は神様です」という言葉を使い始めたのは歌手の三波春夫さんですが、

多くの人が、この意味をはき違えています。

以下、三波春夫さんのホームページから一部引用します。参考にしてみて下さい。


『  三波春夫にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、という形の中から生まれたフレーズです。三波が言う「お客様」は、商店や飲食店などのお客様のことではないのです。
 しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、例えば買い物客が「お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?」と、いう感じ。店員さんは「お客様は神様です、って言うからって、お客は何をしたって良いっていうんですか?」という具合。
 俗に言う“クレーマー”の恰好の言いわけ、言い分になってしまっているようです。元の意味とかけ離れた使われ方ですから私が言う段ではありませんけれど、大体クレーマーたるや、「お客様」と「様」を付けて呼んで貰えるような人たちではないと思います。サービスする側を見下すような人たちには、様は付かないでしょう。』


『 「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」 』



( 引用元:三波春夫オフィシャルサイト: http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html )


私も、サービスする側を見下す客は嫌いです。そんなヤツらは「お客様」でも「お客さん」でもありません。

また、必要以上にお客さんに媚びたり簡単に謝ったりするお店も好きではありません。
それが「売上アップ」のために戦略的にお客様に絶対服従しようという方針ならべつに反対しませんが、
妄信的に「お客様は神様だから・・・」と思ってそうしているとしたら、それは哀れです。ほどほどにしましょう。

これは小売店でもサービス業でも下請け企業でも同じだと思います。

ついでにいえば、「顧客第一主義」という言葉も好きではありません。(これは以前、「経営理念」について書いたときに触れましたね)

売り手(Seller)と買い手(Buyer)は、対等な関係です。
契約という概念を、あるいは実際の売買契約書を一字一句読む機会があれば、それがわかるはずです。

私は社会人になったばかりの時、海外との輸出入の仕事に就きましたが、
そこでも「売り手と買い手はイーブンな関係だ」と随所で教わりました。
実際、海外取引においては、どちらかが媚びへつらうようなことは(あまり)ありませんでした。

理想をいえば、売り手と買い手の関係は、

「お互いに感謝しあえる関係」
「お互いを高めあえる関係」

であるべきではないでしょうか?

一方通行はいけませんね。



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Comments

そのとおり 
私も今の仕事でやたら威張っていて弊社の社員に対して見下げるような言動を発する人がいました。利用者が苦情を言う公共窓口はあるのですが、業者が苦情を言える窓口はなく、私は法務省の管轄の人権擁護委員会に相談したことがあります。でもその利用者はついに突然病気で入院してしまいまして、社員と一緒に笑って喜びました。
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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