吉田猫次郎ブログ

事業再生、倒産回避、資金繰り改善、連帯保証人問題、借金自殺防止 ・・・などが専門ですが、ここはブログなので、もっと気楽にいろいろ書きます。

 

信用保証協会に連帯保証人を取られている人


Category: 連帯保証人問題   Tags: ---

前にも何度か触れたとおり、信用保証協会は2006年4月から、原則として、経営と関係のない第三者を連帯保証人に取らなくなりました。

逆にいえば、2006年3月以前は第三者の連帯保証人を取っていました。

保証協会とは、私たちの保証人代わりになってくれる機関のことです。
その保証協会が、連帯保証人を取る。
寒いギャグのようですね。
しかし事実です。

いくら「今は取らなくなった」といっても、「過去に連帯保証人になってもらった人」は、今もなかなか外してもらえません。
現在でも、信用保証協会の(第三者)連帯保証人になったまま、交渉が難航している人が大勢います。

つい先日も、「保証協会に元金1000万円、遅延損害金2000万円、計3000万円請求されている」という年金生活の70代の方や、「いまだにサラリーマンの兄と公務員の友人が2人連帯保証人になっていて、一緒に返済を続けています。自宅を抵当にとられています」という方の話をお聞きしたばかりです。

保証協会の回収担当者は総じて紳士的で、ヤクザまがいの取立てなどは100%ありません。ですが、「仮差押」とか「根抵当権仮登記」とか「訴訟・裁判」とか、そういう言葉を悪気もなくサラリと言うので、素人である連帯保証人の方は生きた心地がしません。

知識や経験のある人なら、保証協会から「訴訟します」と言われても、それが民事訴訟であること、和解の余地があること、裁判で負けるのはほぼ確実かもしれないが裁判外でも和解や話し合いの余地があること、時効中断のためにやむなく訴訟すること、訴訟で負けて債務名義(強制執行権)を取られても土地建物以外はやられる可能性が低いこと、土地建物を強制競売かけられそうになってもまだその手前で話し合いの余地があること、などなど、いろいろ道があることを知っていますから、冷静に対処できることでしょう。裁判といってもべつに手錠をかけられ身柄を拘束されるわけではないし。

でも、連帯保証人、とりわけ第三者の連帯保証人は、その多くが平凡な生活を送っている人なので、そんな知識も経験もありません。
よって、「法的手続き」と聞いただけで震え上がってしまい、精神的パニックに陥りがちです。本当にかわいそうです。


保証協会の連帯保証人。
何か独自の救済制度ができないものですかね?
「連帯保証人版・私的整理ガイドライン」とか。


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Comments

 
悪しき慣習、連帯保証人。今はパッとは思い付きませんが…何かガイドラインがほしいところですね。誰も、なりたくてなる訳じゃなし。なるとしたら、親や親戚縁者などに床にこすりつけんばかりの勢いで頭を下げられ、渋々…といった場合が多いのではないのでしょうか…。何事もなく終わればよいのですが、保証人が要る場合というのはリスキーである事が多いもの。万が一、転んでしまった場合のダメージたるや相当です。人生が狂ってしまう方もいらっしゃいます。
話しはズレますが、借金の保証人もさることながら、就職や賃貸契約の保証人もなくしてほしい慣習です。
 
そうは言っても 
結局誰しも最初から信用枠が大きいわけでもないので信用の低い若年者が大きな買い物をしたり社会的な活動をしようと思えば連帯保証人制度が完全な悪と切る事が出来ない実情もあるでしょう。
問題なのはSFCGや日栄みたいに最初から保証人の財産を引っぺがすつもりで融資するような場合でしょうね。
 

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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。認定事業再生士(CTP)。経営革新等認定支援機関(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名はホームページや書籍に記載。
著書多数。講演・メディア出演多数。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。

20代の商社マン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利の連帯保証人、ヤミ金の怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はしなかった)。

趣味は釣り、アウトドア全般、ほか。

最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)でトライアスロンのオリンピックディスタンスに初挑戦&完走。2014年(45歳)でフルマラソン初挑戦&完走。2015年(46歳)にはトライアスロンのアイアンマン70.3に初挑戦&完走。2016年も完走。徐々にメタボ解消。だがすぐにリバウンド。

嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

 
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