吉田猫次郎ブログ

事業再生、倒産回避、資金繰り改善、連帯保証人問題、借金自殺防止 ・・・などが専門ですが、ここはブログなので、もっと気楽にいろいろ書きます。

 

期待以上のサプライズ


Category: ちょっと息抜き(プライベート系)   Tags: ---
クルマの話です。

私の愛車(ランドローバ-ディスカバリー97年式、走行18万km、雨漏り、塗装剥げ多数、時価0円)が、先月からまた不調に見舞われました。

今回はかなり危険です。ブレーキ液がゆっくり漏れるのです。

原因はある程度特定できていました。漏れている場所はブレーキマスターという部分で、ボンネットを開けるとすぐに目視できます。念のため下に潜ってみましたがホースの亀裂などは皆無でした。

その道に非常に詳しい人に症状を話したところ、「一気に漏れて制動不能になることはないだろう。だけど、できるだけ早く修理したほうがいいよ。乗るときは必ずボンネットを開けてリザーバータンクにブレーキオイルが十分残っていることを確認すること。でもできるだけ乗るなよ!」という応急処置的なアドバイスを受けて、漏れたオイルを注ぎ足しながら、しばらく騙し騙し走っていました。

ある日、正規ディーラーに診てもらいました。
正直、輸入車のティーラーは恐ろしく高いので(前に12ヶ月点検で悪いところを全部診てもらったら修理代130万かかりますと見積もられたことがある・・・)、今までほとんどディーラーの世話にならずにこの車を維持してきたのですが、今回は故障箇所がブレーキなので、安全のためにまあ仕方ないかな・・・と。

ディーラーはこう言いました。
「うーん、これはマスター全部をアッセンブリーで交換するしかないですね。」
「部品代と工賃で、約12万8千円ほどになります。」

・・・・・。

そういえば数年前、パワーウィンドウが開閉できなくなったことがありましたが、このときもディーラーに見積もりを取ったら「レギュレーターのアッセンブリー交換と工賃で計6万円です」と言われてビックリしたことがあります。たかが窓の開閉を1枚直すのに6万円もかかるのか、と。 結局これは、自分で修理しました。ドアの内張りをはずし、レギュレーターを取り出し、故障箇所を特定して(軸になる樹脂製のワッシャーが割れているだけだった)、そのワッシャーと同形の金属ワッシャーを東急ハンズで100円ちょっとで買ってきてそれを取り付けたら完治しました。
6万円かかると言われた修理代が100円で済みました。
(英国車はよく壊れますが、単純構造なので、その気になれば日本車よりも安く維持できるものです。)

そんな経験もあって、今回のブレーキ修理12万8千円というのも、額面どおりに受ける気にはなれませんでした。


少し前のある日、某SNSサイトのランドローバー関連のコミュニティで、同じような症状の方のカキコミを発見しました。なんでも、ヘタなディーラーよりも診断能力が高くて、修理の技術力も高く、評判もすこぶる良く、料金も安い店が千葉県にあると。


私はディーラーの見積もりを一旦保留にして、日曜日に、千葉県のその評判の良い修理屋さんへ行ってみることにしました。

12月19日、日曜日。

行き先は、千葉県印西市のマイスターという英国車修理専門のお店です。

驚きの連続でした。

・社長さんが直々に診てくれた。
・原因もすぐに特定された。マスター本体ではなく、リザーバータンクの付け根のパッキン不良だった。
・てっきり車を預けなきゃいけないと思っていたのに、その場でサッと修理してくれた。
・10分で完治してしまった。

実にあっけなく、簡単に治ってしまいました。
ディーラーで難しい顔をされ、アッセンブリーで全交換しなければいけないと言われていたのが、ものの10分足らずで、漏れている箇所の分解掃除と接着(シリコン?)だけで、完全に治ってしまったのです。
「よくある症状だ」とのことでした。

極めつけは、「代金はいらない」と言われたことです。
これには本当にビックリしました。
いくらこの店にとって簡単な修理だとしても、正規ディーラーで12万以上もすると言われていたのです。
確かに部品交換は不要で済みましたが、それはこのお店の持つノウハウと技術があったからこそです。
医者でいえば、重病を臓器移植も手術もナシで治してくれたようなものです。
その技術料を払わないわけにはいきません。
たとえ作業時間がどんなに短かったとしても。

結局、本当に代金を取ってくれなかったので、お礼といっては何ですが、
店内に置いてあった燃費向上グッズを少し買って帰ることにしました。

すると、その燃費向上グッズも工賃無料で取り付けてくれて、ついでにマフラーのゆるみまで点検してくれました。

本当にもう、驚きの連続です。
衝撃です。

この店は、「安かろう、悪かろう」の店では断じてありません。
ネットの評判もすこぶる良いです。
わかりにくい修理箇所も、どこが悪いか的確に診断してくれて、必要十分な修理をしてくれます。
プロ中のプロです。

私は自動車歴22年ほどになりますが、車屋さんによっては、悪い箇所を的確に見つけ出すことができず、いたずらに部品を全交換して、高い修理代がかかって、それでもまだ治らないということも少なくありません。

今回のブレーキオイル故障もそうでした。3年半ほど前にブレーキマスター一式を交換したばかりだったのです。それなのに、たった3年半(距離にして4万km弱)で、ブレーキマスターが丸ごといかれてしまうとは、ちょっと考えにくかった。

もしかしたら、これは技術的にはそう難しいことではないのかもしれません。
でも、現実には、こういうことをやってくれる店が非常に少ないと常々感じます。
修理技術以前の、診断能力や思想とでもいいましょうか、それが圧倒的に欠けている店が多い。

「マイスター」さんのところには、悩める英国車オーナーが次から次へと来ていました。
ミニクーパーやディフェンダーの入庫も沢山ありました。
中にははるばる長野県や神奈川県のほうから修理に来られるお客さんもいるそうです。
店は大変な活気にあふれていました。
この不景気の、クルマが売れない時代に、しかも英国車という流通量の少ないジャンルなのに、信じられないほどお客さんが集まっていました。

きっと、お客さんがお客さんを呼ぶのでしょう。

かくいう私も、某SNSサイトのカキコミを散見して、「ここなら信頼できそうだし、予算も低く抑えられそうだ」と思って、はるばる東京から60kmも走って来たのです。

そして、その結果は、期待以上のものでした。
予想を(いい意味で)大きく裏切られました。
サプライズの連続でした。

そして今、こうやってブログに書いています。この店がどれほど素晴らしいかを。

きっとこれからも、客が客を呼ぶの繰り返しで繁盛し続けることでしょう。

実にいい勉強になりました。




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Comments

かっちょいいですね 
いいお店、いいお話しですね。ディーラーは高いなといつも思っているのですが、やっぱりですね。
弊社もそうなれればいいのですが・・・模索のままです(苦笑)
 
 
その店しかできない技術、ノウハウを持っているのは強いですね。
そのお店のオーナーの方はおそらく
英国車だけでなく
欧州車全般に強いのではないかと思います。
今は国産のヴィッツに乗っていますが
かつて自分も羽振りが良かったころはBMWとVWを乗っていました。
BMWに関しては故障の原因が
中々分からずに苦労させらた経験があります。
VWに関してはパワーウインドウの故障を経験していますが
修理代が2万円程度と聞いてヘコミましたが
高年式とはいえランドローバーは正規だと修理代が6万円ですか!
VWのディーラーの担当者から「あの~、これでも他の輸入車に比べたら故障は少ない方です・・・・。」
といわれて頭に血が登りましたが
今、思うとディーラーの意見は間違ってはいなかったんですね。
それはともかく、これからもマイスターさんとは良いお付き合いをしてください。
友が友を呼ぶ・・・・。これは猫さんの人徳のなせる業かもしれませんね。
 
あらら? 
地元にそんな名店があったとは不覚にも存じませんでした。

修理の時に、恐らく猫次郎さんはわが家の近くをお通りになられていますね~。びっくりです。

自分の商売にもとても参考になる記事でした。ありがとうございます。
 
参考になります 
当方、東北の田舎在住でかつてから輸入車に強い関心があるのですが、所有するハードルの高さを痛感させられるお話でした。
しかしこのお店、お客さんはここで安心して車輌購入できますね、というよりここ以外での購入など考えられないのではないでしょうか。
業種は全く違いますがとても参考になるレポ、ありがとうございました。
 
>ALL 
私は四駆の外車というカネのかかりそうな車ばかり好んで乗り継いでいるのですが、その割には、車両購入価格と維持費を合わせても、国産の小型車と大して変わらないほど安く上げています。いつも。

購入は個人売買か業者オークションで買ってます。大変安上がり。

車検はユーザー車検。3900ccもあるのに車検費用は8万円でおつりが来ます。

消耗部品は通販で安く買い、自分で取り付け。

少々手のかかる修理は、英国から部品を直輸入している安い業者を見つけてそこで買い(ディーラーの半額以下。国産より安いかも)、修理業者に部品を持ち込んで修理依頼。

故障は確かに多いですが、これで結果的に国産車並みかそれ以上に安く上がっています。


これがもしディーラー任せだと、本当に大変な金額になります。ランドローバーの場合、特に故障が多く(パワーウィンドウなんか4枚とも壊れたことがある)、ぜんぶディーラー任せにして額面どおりに受け止めていたら、窓の修理だけで24万円かかるでしょう。雨漏り修理は30万円、マフラー交換は触媒込みで50万円という見積もりが出たことがあります。車検も毎回20-30万円以上はかかってしまうでしょう。よほどの金持ちでないと維持できないですね。

なにより、私はディーラーが好きではありません。嫌いです。

前に、「ご自宅のガレージに屋根がないんですか?」「当店のお客様は車を2台以上保有している方が多く・・・」と小馬鹿にされたことがありました。

こりゃ私のようなドケチ庶民が来るところではないな、と。

カネが余っている人はディーラーへ行けばいいでしょう。ディーラーで新車を買えば3年保証もついていますから、そのほうが断然いいと思います。

でも、私のような平民が外車を好んで乗ろうとしたら、ディーラーに頼らず、できるだけのことは自力で作業し、情報を駆使して面倒見のいい修理屋さんを見つけるしかありません。

それがまた醍醐味だとも言えます。

 
私のも・・・ 
私の営業車(外車・四駆・青空駐車)も先日240,000㎞を超えました。昨日乗せてもらったお客さんのステップワゴン、450,000㎞!!にはかないません。そろそろスタッドレスに替えて雪道を走り回ります。
猫先生、岐阜にお立ち寄りの際にはタクシー代わりに使ってください。連絡戴ければ運転手を致します。
 
℃田舎なんで、・・・ 
そんな店がある所が羨ましいです、・・・
来年で20年になりますが、メカ音痴だということもあり、
ディーラーと、親しいカーショップに、
仕分けして、お世話になっています、、、
今回のお話、勉強になりました、ありがとうございます、<m(__)m>
 

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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。認定事業再生士(CTP)。経営革新等認定支援機関(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名はホームページや書籍に記載。
著書多数。講演・メディア出演多数。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。

20代の商社マン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利の連帯保証人、ヤミ金の怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はしなかった)。

趣味は釣り、アウトドア全般、ほか。

最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)でトライアスロンのオリンピックディスタンスに初挑戦&完走。2014年(45歳)でフルマラソン初挑戦&完走。2015年(46歳)にはトライアスロンのアイアンマン70.3に初挑戦&完走。2016年も完走。徐々にメタボ解消。だがすぐにリバウンド。

嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

 
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