吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

『葬式は、要らない』/島田裕巳著 幻冬舎新書


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
葬式は、要らない (幻冬舎新書)葬式は、要らない (幻冬舎新書)
(2010/01/28)
島田 裕巳

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<< BOOKデータベースより引用: 日本人の葬儀費用は平均231万円。これはイギリスの12万円、韓国の37万円と比較して格段に高い。浪費の国アメリカでさえ44万円だ。実際、欧米の映画等で見る葬式はシンプルで、金をかけているように見えない。対して我が国といえば巨大な祭壇、生花そして高額の戒名だが、いつからかくも豪華になったのか。どんな意味があるのか。古代から現代に至る葬儀様式を鑑みて日本人の死生観の変遷をたどりつつ、いま激しく変わる最新事情から、葬式無用の効用までを考察。葬式に金をかけられない時代の画期的な1冊。 >>


* 発売わずか3ヶ月ちょっとで25万部以上も売れているベストセラー。
 いわれてみれば、確かにそんなこと考えたこともなかった。斬新なテーマである。
 タイトルには「葬式は要らない」とあるが、実際読んでみると、決してそういう趣旨で書かれていないことがすぐわかる。 要らないのではなくて、日本の葬式は無駄に豪華で高過ぎる、そんな必要があるのか、と問う。


* ちなみに、この本のように 「タイトルと中身が違うじゃねーか!」 ということは、よくある。
 たとえば「借りたカネは返すな」という本がそうだ。あの本は読んでもらえればわかるが、借金を踏み倒すための本ではない。むしろ逆で、自己破産(=借金を全額免除してもらう法律手続き)などは極力するな、ほかにもリスケジュール(条件緩和で返していく方法)や任意売却などいろいろ打つ手はあると書かれている、いわば再生のための本だ。

 どうしてこのようなことが起こるのか?
 それは、著者と出版社、営業サイドと著者サイドの、与えられた役割の違いによる。

 本というのは、著者ひとりで執筆からタイトルまで全て決められるものではないのだ。
自費出版なら相当ワガママがきくのだろうけど、企画出版(出版社が企画し、著者に執筆依頼し、在庫リスクを持つ)の場合、その本が売れなければ商売にならない。よって当然、出版社サイドとしては「売れる本」にしなければならない。企画は編集サイド、執筆は著者、デザインは外注のデザイン会社、挿絵はイラストレーター、マーケティングやパブリシティは営業サイド、というように分業し、売れる本を作っていく。
 その中で、本のタイトル決めは、著者と編集者と営業サイドが議論を重ねて決められる。 著者の意見はある程度尊重されつつも、「売れる本」になることが優先されるため、営業サイドの発言力が強くなり、著者の希望が全く通らないことも少なくない。 結果、中身とややかけ離れた、過激で挑発的なタイトルになってしまうことも多い。 そういった例は、本題の「葬式は要らない」や前述の「借りたカネは返すな」に限らず、「お金は銀行に預けるな」や「食い逃げされてもバイトは雇うな」など枚挙に暇がない。
 かくいう私も、本を出す過程でそういう経験をしたことが何度もある。

 そんなわけで、読者側としては、タイトルだけを額面どおり受け取らず、本のオビや解説文や書評などを参考にするのが、良い本と出会うひとつのコツである。


 猫

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Comments

葬式は必要! 
という書名の本も売れているようですね。

ていうことはいずれ
『ブラック・リストが怖い』なんていうのも。。。v-290
 
簡素に生きたい 
昨年、実母が亡くなって、やはり葬式がたいへんでした。ずいぶん簡潔にしましたが、親戚の手前それなりのことはせざるを得ず、大きな出費でした。でもできるだけのことはしてあげたいと思うのも子の気持ちですね。改名料、あれはほんとに何ですかね。こういうところから改革した寺があれば、賑わうと思いますが。
 
葬式は。。。。 
元夫の連帯保証人です。2児の母。子供達は2人とも専門学校生です。親兄弟とも関係が薄い。我が子たちには、生きている者にお金は使うように。母が死んでも葬式はいらない。ただ火葬して骨壷は引越しのたびに持っていくこと。そのうち少子化で無縁仏が増える。遺骨回収業者なんてのも出来るかもしれない。その時は回収してもらってください。。。。もはや遺言のように伝えてあります。
 

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
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