吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

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3月は自殺対策月間だそうで・・・


Category: 借金苦による自殺問題   Tags: ---
3月は国をあげての自殺対策月間だそうで、それに伴い、私のところにも新聞やテレビの取材が頻繁に来ています。
3月1日にはNHKにちょっとだけ私の名前が出たそうです。(←本人未確認)

そこでまた、借金自殺問題について私の思うところを少し書いてみたいと思います。
今回は手短に・・・。



(1) 「多重債務」と「借金」をゴッチャにしてはいけない!

 - 自殺対策に取り組む行政やマスコミの多くが、借金苦といえば何でもかんでも「高利の多重債務」と思っているように見受けられます。これは間違いです。

 特に最近は、高金利の規制や多重債務の解決手法が確立されてきたため、多重債務による自殺はかなり減少していると感じます。(近い将来、多重債務という言葉が死語になるような日も来るかもしれませんね・・・?)

 私が最近の借金苦自殺でとりわけ深刻だと感じるのは、多重債務ではなく、「ふつうの借金」による自殺が増えてきていることです。

 たとえば、「住宅ローン」しか借金がないのにリストラやボーナスカットで返済が困難になり、このままでは家を失うと危惧しているサラリーマン。 あるいは、つい去年まで健全経営で「メインバンク」からしか借入がないのに、受注が激減して急激に返済余力がなくなってきた中小企業の社長さん、など・・・。

 いずれも資産や収入よりも借入金が大きい「過剰債務」であることには違いないのですが、高利ではありません。また多重でもありません。でも自殺してしまう人は後を絶たない。

 このように、「(低利の)過剰債務」と「(高利の)多重債務」を分けて考えることは、自殺対策を考えていくうえで、とても重要だと思います。


(2)技術的なことばかり先行している!

 常々言っていることですが、借金の問題というのは、「意識」と「知識」の両輪が合わされば必ず解決します。
 特に近年は、救済制度が本当によく充実してきたので、理論的・技術的には、どんな問題でも100%解決できるといっていいでしょう。

 なのに、なぜ、借金苦による自殺者はいっこうに減らないのか?

 それは、「意識」がまだまだ遅れているからです。

 インフラ整備や救済制度確立ばかりが先行して、債務者の意識改革を促すことがおろそかになっているからです。

 医療にたとえれば、それはちょうど、「患部にばかり気をとられて、患者さんという人間に目を向けない医師」と同じです。
 
 私も10年前そうでしたが、本当に借金で苦しんでいる人は、いくら良い相談窓口が沢山あっても、なかなか「相談に行こう」という気持ちになれないのです。誰にも打ち明けられず、一人で悩んでいるのです。


 行政や専門家や自殺対策諸団体は、そのへんのことを汲み取ってあげないといけません。


 その点、もしかしたら、専門家による相談窓口を沢山設置したり大量のビラ配りをしたりするよりも、村西とおるさんや吉田猫次郎あたりが過去の壮絶借金地獄体験談を大新聞のコラムで書き綴ったほうが、よっぽど効果があるかもしれませんね・・・?
 
 「あなたはいくら借金がありますか?私は50億円ございました(村西) / あなたはどこから何件の借金がありますか?え?住宅ローンとクレジットカードだけ?私なんかクレ・サラ・商工・闇金から計36件も借りまくっていましたよ(猫) / あなたは取立てを受けたことがありますか?え?まだない?私は100回以上受けて拉致監禁されたことまでございます(村西) / あなたは裁判所に行ったことがありますか?私は自分の借金で、原告・被告・調停あわせて通算40回以上も裁判所に通いましたよ(猫) / あなたは何回事業に失敗したことがありますか?私は数え切れないほどございます。ええ、まだチャレンジするつもりでございます。」 といった具合に・・・。

 

 猫
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Comments

コラム 
大新聞でのコラム、すごく効果があると思います~。
経験者の言葉こそ意識を変える力を持つはず。

ぜひ、ぜひ☆
 
3月… 
状況やら世の中の変化で不安な気持ちが暴走しそうな時、猫さんの著者や発言や活動なとで『希望』を再確認してます。
 
その通りですよね 
本当につらくて困っていても助けてと言えないことがつらいのです。。。
 
書いて書いて 
村西さんや猫次郎さんのコラムが
大新聞に載るようになったら、世の中確実に変わります。一種の革命ですよ。
私はいろいろ迷った時は、東大の教育学の先生で大田(下の名前忘れました)先生の言葉をいつも思い出すようにしています。この世に生れてきた者は誰一人として不要な人なんていない。生命の誕生は何万分の1なんだそうで、必要とされているから生まれてきたんだというその言葉に励まされます。
 
やっぱりあなたは本物だ 
借金自殺のことを語らせたら間違いなくあなたが日本一でしょう。感服致します。
 
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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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