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吉田猫次郎のブログ

中小企業再生や倒産回避に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

(ニュース) ロプロが会社更生法 (旧・日栄)


Category: 企業再生・事業再生関連   Tags: ---
商工ローン大手、ロプロ(旧・日栄)は2日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、保全命令を受けたと発表した。
(中略)
ロプロの前身の日栄は融資先への強引な取り立てが1999年ごろに社会問題化して、経営が悪化した。2002年には現社名に変更し、店舗や人員の大幅削減などのリストラを進めていた。06年に最高裁が利息制限法を超える金利を無効とする判決を出したことで、過払い金利の返還請求が急増した。
ロプロは1970年、中小企業向けの貸金会社、日栄として京都市で創業した。

引用元: YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091102-OYT1T00637.htm




* ついにというか、やっとというか・・・。
 ロプロの動きはずっとウォッチしていました。株価は去年頃から20-30円で推移していたし、SFCG倒産前のときと同様、最近は1円でも多く現金を回収することに躍起になっていたみたいだし、京都の本社ビルも今年に入って売却してしまったし、社員も随分減っていたし、貸付も最近はしていなかったし、倒産は時間の問題かと思っていました。

 会社更生法を選んだのですね。会社更生法は民事再生法と違い、役員は全員退任しなければならず、代わりに裁判所が選任した管財人がしばらく指揮を執ることになります・・・というのが過去の通例でしたが、最近、東京地裁では運用が少し変更されて、役員でも、一定の条件を満たせば管財人になれることになりました(DIP型会社更生手続き)。 今回のロプロもどうやらそうするようですね。 今のところどこにもそう書いてはいませんが、記事を注意深く読めばわかります。 京都に本社があるのに東京地裁で申立しているし、申立と同日に役員変更の発表があったし。

 ただ、まだ申立をしただけの段階に過ぎませんから、更正認可が下りなければ、破産という流れになりますね。 さてどうなるでしょうか・・・?

 本来、会社更生法というのは、社会的に存在意義のある会社のための救済制度のはずです。ロプロは2002年に社名変更する前は日栄という社名でした。手形貸付の商工ローンのパイオニアであり、業界トップとして長らく君臨していました。 あのSFCGの大島社長でさえも、最初は日栄から学んだのでした。忘れもしない、1999年頃に「目玉売れ、腎臓売れ」の過酷な取立てで社会問題化したのも日栄でした。 ロプロとは、そんな過去をもつ会社なのです。果たして会社更生法が通るのでしょうか・・・?

 普通は会社更生法の手続きはどえらい時間がかかるものですが、東京地裁のDIP型は民事再生並みに短くてスピード感があるといわれています。 結論が出るのにそう時間はかからないでしょう。 どうなるか要チェックです。


 猫
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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。
東京都中野区中央5-39-13-305。
経済産業省認定・経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
2003年開業。末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、事業承継、補助金、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
企業理念は「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
本名よしかわひろふみ。(株)NEKO-KEN代表取締役、CTP認定事業再生士、認定支援機関、著述業、ドローンパイロット、ほか。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書13冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに10回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

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