
「現金のほうが信用できない」 という人のほうが多い国もあるようです。
そういえば、私も10数年前までは輸出入貿易業を本業にしており、ちょくちょく海外出張に出ておりましたが、確かに諸外国では、ニセ札が沢山出回っていたり、窃盗が多かったり、不良品が多かったり等の理由で、「現金払い」のほうが不安な場面が数多くありました。
まあ、ここは日本ですので、現金を信じ、現金主義に徹しても、全く不自由はないかもしれません。
今まで慣れ親しんだ習慣を、無理して変える必要もないかもしれません。
しかし・・・! それは平凡な給与所得者に限った話です。
われわれ商売人(中小企業経営者から自営業者まで)にとっては、「現金以外の決済手段」 を知り、試してみることも、非常に重要ではないかと思います。
資金繰り面でも、営業促進の面でも。
特に今後は、国も「キャッシュレス社会」を推進しようとしていますので、キャッシュレス化の影響は、単なる資金繰りのみならず、「売上」にも影響してくると思います。
こんな資料があります。
◎ 経済産業省 ― 「キャッシュレスの推進とポイントサービスの動向」 (2016年12月)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000451965.pdf

日本のキャッシュレス決済比率は、米国や中国、韓国などと較べてダントツで低いようですね。
たった19%です。 ということは、実に81%の日本人が現金主義というわけです。
いっぽう、米国では41%、中国は近年爆発的にキャッシュレス化が進んでおり、現在は55%です。
こんな記事もありました。
◎ 『キャッシュレス決済比率、10年で40%に 政府が端末導入支援 』
2017/5/31 23:25日本経済新聞 電子版
金融庁と経済産業省は、クレジットカードなどでお金を払うキャッシュレス決済比率を10年間で40%に引き上げる。
東京や京都といった訪日外国人が多く集まる都市にある宿泊施設や商店街、観光地で決済端末を完全配置するようにし、設置への支援の枠組みを新たにつくる。米国並みの水準への引き上げで、現状から2倍に増やす。IT(情報技術)と金融を融合したフィンテックを活用して利便性を高め、消費喚起にもつなげる。(以下略)
引用元: http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17146870R30C17A5MM8000/
以上ご参考になれば。
猫

波乱万丈の人生でしたが、3人の子を産み育て、ガンや脳梗塞など幾度もの危機を乗り越え、
平均寿命を超える85歳まで生き抜きました。
最期は腎臓ガンで入院しておりましたが、家族に見守られながら、静かに眠りにつきました。
6月7日に、近親者だけで葬儀を終えました。
私は母を尊敬していました。
人格形成において最も影響を受けた人でした。
いろいろ忘れられない思い出があります。
これからも、私の人生に影響を与え続けることでしょう。
猫