
対症療法とは、例えば、「咳が出るから咳止めを」とか、「痛みがあるから痛み止めを」というように、症状をやわらげるための療法のことをいいます。
これに対して原因療法とは、原因から治したり取り除いたりする療法です。
どちらが優れているとか、そんなに単純比較できるものではありません。
対症療法は対症療法として、とても重要です。
さてさて、本題です。
私は、血圧150くらいありました。高血圧でした。
今年1月に病院で測ったときは、上が156、下が110もありました。
30代後半頃から高血圧気味になり、よく医者から「降圧剤を飲んだほうがいい」と勧められていましたが(これは対症療法ですね)、私はどうしても血圧のクスリに抵抗があったので、現在に至るまで、一度も飲んだことがありませんでした。
そんな高血圧の私が、なんと、睡眠時無呼吸症候群の対症療法(CPAPという例のマスク)を着用し始めて、僅か2-3ヶ月のうちに、血圧が下がってきたのです。
5月中旬に計測したときは、上が139、下が90でした。
6月中旬に計測したときは、上が136、下が85でした。
最近は日本高血圧学会の基準が新しくなりましたが、この基準に照らし合わせると、現在の私の血圧は、正常値の範囲内となります。ヤッター!
睡眠時無呼吸症候群の対症療法が、結果的に、高血圧の原因療法になってしまったという、なんとも愉快な話でした。
猫

------------------------------
1. やはり「意識」と「知識」の両輪が大切。 特に「意識」!
いくら完璧な再生スキームを描いても、行動するのは社長さん自身だ。
そして、日々の現実は厳しい。 何度も心が折れそうになるものだ。
2. 心は折れるものである。「絶対に折れない」などと思わないほうがいい。
何度も折れるうちに、折れ慣れてくるから、いちいち絶望することはない。
3. 「屈強な精神力」がないと生き残れないというのも、間違い。
それよりも、「臨機応変さ」や「開き直り」、「受け入れること」、「遊び心」 などのほうが大切だと思う。
4. 「一歩踏み出す勇気」が欲しい。
一歩でいい。 百歩、千歩まで求めない。
5. 数ある会社倒産のうち、「債権者に潰された」というケースは半分にも満たない。
債権者に財産を差し押さえられても、会社はその程度では簡単に潰れないものだ。
まだまだ生き残り策はある。
倒産に至るケースのおそらく半分以上は、社長自身が「もうダメだ」と判断し、
半ば「自滅」するように倒産してしまうことのほうが多いと感じる。
--------------------------------
猫