

熱がひいて、久しぶりに外で軽い運動をしました。
今回は、そのとき撮ったワンショットを公開します。
自称ちょいワルオヤジ風。
まあ息抜きにどうぞ。

私は7-8年ほど前から年間平均100~200冊ほどのペースで本を読んできました。
私の読書タイムは、おもに電車かお風呂か布団の中です。
しかし、昨年2010年はこれが非常に減り、年間30冊も読まなくなってしまいました。
そして本の代わりに、ネットばかり見るようになっていきました・・・。
今や、たいていの情報はインターネットで入手できます。
でも、ネットの情報収集にばかり頼っていると、他のもっと大事なものを見失ってしまいがちです。
私自身、ここ1年で随分怠けてしまったなと反省しています。
こんな言葉があります。
Data is not information.
Information is not knowledge.
Knowledge is not wisdom.
Wisdom is not true... (以下省略)
これはナカムラさんというFacebookに登録している私の友達の自己紹介欄から拝借した言葉です。
いい言葉ですね。
サッと訳すと、「データは情報ではない。情報は知識ではない。知識は知恵ではない。知恵は真実ではない・・・」という意味です。
私が怠けていたというのは、インターネットによる情報収集or情報交換にどっぷり依存してしまったおかげで、「データ」や「情報」は(量的に)明らかに増えたけど、知識や知恵や真実については(質的に)ちょっと微妙、はたして自分が成長しているのかどうか怪しいぞ・・・という感じです。
情報弱者(略して情弱)を蔑むような風潮が一部であります。(反省)
確かに情報格差による損得の差は広がる一方なのは否定できませんが、
私たちがもっと磨かなければならないのは、その先、つまり知識や知恵や真実を手に入れる力です。
それを手に入れるには、やはりインターネットよりも本のほうが数段優れているように思います。
というわけで、今年は読書量をまた増やしたいと思います。
10代後半の頃は新潮文庫の100冊を全読破したり相当読み込んでいたのですが、
オッサンになってからは小説の類をめっきり読まなくなってしまったので、
小説も無理に時間を空けてでも読まなければなりませんね。
猫@病み上がり

・私はツイッターもFacebookもメルマガもブログもホームページもメーリングリストも全てやっているわけですが、今一番気に入っているのがツイッターですね。この独特のユルさや、空いた時間にほんの数秒で書ける気軽さがいい。それでいて程好くまんべんなく情報も入る。適当な距離を置いてコミュニケーションもできる。何の義務感にもとらわれず、好き勝手に書ける。かなりいいです。
・いっぽう昨年末からやり始めたFacebookは、「お友達」が45人に増えましたが、一種独特です。なんというか、インターナショナル志向の人やインテリ系の人や世の中のトレンドに敏感な人がやたら多いのです。彼らの経歴を見れば一目瞭然。とんでもないエリートや各業界の第一人者がゴロゴロいます。英文で自己紹介を書いてる人も結構います。そういうタイプの人、いや、そういう意識の強い人が割合多くやっているのがわが国のFacebookではないかと感じます。
ちなみに、日本ではまだまだ「Facebook?なにそれ?おいしいの?」という人が沢山いますが、海外旅行や海外出張へ行くと、かなりの頻度で現地の人に「おまえのFacebookを教えろ」と訊かれるそうです。また、国をあげてFacebookを奨励している国や、就職活動で採用時にその人のFacebookのプロフィールを見る企業なども多いといいます。
正直、私にはmixiやTwitterのほうが面白く感じますが、そのうち徐々に変わっていくかもしれません。そんな期待もこめて、なんとなくやっているという感じですね。
・3日連続で商工会議所の講演をしてきました。一昨日は静岡市清水区。昨日は滋賀県長浜市。今日は長野県佐久市。楽しかったです。
私の講演は秋と冬に比較的多く、春と夏はほとんどありません。また効率化のために、今回みたいに3日間連続でやるよう予定を組んだりします。講演依頼は先方から直接来ることもあれば、講師派遣会社が間に入ってセッティングしてくれることもあります。私のほうから営業することはありません。(営業すればもっと増えるのかな?講演は好きなのでもっと増やしたい気持ちもちょっとあるのですが・・・)
とにかく、今日で一息つくことができました。
帰りの新幹線で一気に疲れが出たのでしょうか、今日の夕方から、急に熱が出てきました。これを書いている今、熱が38.8度あります。1年以上医者いらずの健康体だったのに・・・。(もしかしたらインフルエンザかも?)
・ちょっと息抜きに、好きな曲の動画を貼ります。好きな曲はそれこそ沢山あるのですが、今日は5年間愛用しているボロいMP3プレイヤーに70年代のアルバムを4枚ほど入れて、新幹線の中で聴いてました。雪の少なくなった軽井沢や浅間山の風景を見ながら、こんな曲を聴いて感傷に浸っていました。
猫@発熱だるい

私が相談を受けた方で、日本振興銀行から次のような条件で借りている方がいます。
・日本振興銀行から2-3年前に融資を受けた。
・借りた額は300万円にも満たない。
・連帯保証人を4人もつけている。友人知人。
・利息は15%
これが銀行でしょうか?
銀行が15%の利息を取るなんて、10年以上前でも滅多に聞きませんでした。(90年代後半まで東京の永代信用組合が中小企業向けに「商工ローン」という名前で結構手広くやっていて、私も昔勧誘を受けたことがありましたが、それでも利率は12%止まりでした。)
15%の利率だけならまだ許せますが、それに加え、
第三者の連帯保証人を4人もつけています。
ちょっと信じられません。
かの悪名高きSFCG(商工ファンド)が最も勢いづいていた時期でさえも、300万未満の貸付に対しては、連帯保証人を2名も取りませんでした。
日本振興銀行は去年破綻しましたが、その後でさえも、利息の引き下げにも返済条件変更にもなかなか応じてもらえないそうです。(社外の第三者の連帯保証人が4人もついているので、あまり強気の交渉ができないという事情もある)
法律で争っても、おそらく効き目はないでしょう。
年利15%は利息制限法の制限内ですし、
連帯保証人を何人つけてもそれ自体は違法ではないし、
せいぜいこじつけることができるとしたら、契約そのものを包括的にみて、民法90条(公序良俗に反する契約なので契約無効)や、独占禁止法19条や一般指定14号(優越的地位の濫用など?)などを主張することもできなくはないのかもしれませんが、それも決定打にはならないように思います・・・。
ひどい話ですね。
猫

信用保証協会は、中小企業、とりわけ事業規模が小さくなればなるほど依存度が高いでしょう。
(逆に大企業やサラリーマンには全く縁のないお相手ですね)
私が日ごろ相談に乗っているのは主に中小というより零細企業ですので、そのほとんどが、信用保証協会に依存しています。金融機関からの借入金が5000万円あるとすれば、そのうち4000万円以上は保証協会つきで銀行から借りている、といった具合に・・・。
代位弁済は諸刃の剣です。
その会社の置かれている状況によって向き不向きがはっきり分かれますので、誰にでもオススメできる手法ではありません。
ただ、イザというときのために頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
【基本】
まずこれをお読み下さい。「代位弁済になったらどうなるか?」
http://www.nekojiro.net/hint2-hosho-kyokai.html
【代位弁済のメリット】
・リスケと違い、延長のたびに保証料を払う必要がなくなる。
・「利息」が発生しなくなる。
・形式的には残債全額を一括請求されるが、話し合いの余地がたっぷりあり、「今払える金額」で妥結できる場合が多い。一例としては、「残元金が3千万円ありますが、とりあえず今年一杯は毎月1万円ずつ元金を払ってください。1万円の振込用紙を1年分お送りします。来年以降の返済方法や遅延損害金の扱いについては来年また話し合いましょう」といった具合に。よって、銀行リスケジュールと比べると、毎月の返済金額が劇的に低く抑えられることが多い。
・信用を失うのは金融機関のみであって、取引先にはまず漏れない。
・いわゆる「倒産」ではない。代位弁済になっても官報に載らないし、裁判所が破産宣告するわけでもないし、法務局が解散登記するわけでもない。法律上は生きている。
【代位弁済のデメリット】
・利息の代わりに「遅延損害金」が最大年14.6%加算、請求される。
(注:加算、請求されるのであって、何が何でも払わなきゃいけないかどうかは別)
・保証協会つきで新たに融資を受けるのが不可能に近くなる。
・他の金融機関から新たなプロパー融資を受けるのも難しくなる。将来いくら業績が回復して債務超過が解消できても、決算書の別表の借入先欄に「信用保証協会xx円」と載っている限りは非常に借りにくい。
・担保つきであれば、その担保を競売または任意売却しなければならない場合もある。(返済が長引く場合は特に)
・連帯保証人つきであれば、その連帯保証人にも督促状の手紙やハガキが来たり、たまに呼び出しが来たりすることも避けられない。
・民間のサービサー等と違って、債務免除にはまずほとんど応じない。(保証協会サービサーに回収委託されてもそれは委託であって譲渡ではないので免除には至らない)
【どうしたら代位弁済になるのか?】
・一言で言えば「期限の利益の喪失」。
・わかりやすく具体的に言うと、銀行に返すべき元金&利息を3-4ヶ月以上STOPしたり、手形の不渡りを出したりして、いわゆる事故とか一括請求の状態になると、遅かれ早かれ代位弁済になる。
【代位弁済にすべきかどうかの大まかな目安】
1.もはやリスケジュールでも追いつかない。このまま利息や保証料を払い続けていたら手元資金がスッカラカンになり、仕入代金も税金も給料も払えなくなってしまう。だけど事業は継続したい。
2.第二会社方式なども使いたくない。(あるいは諸事情により使えない)
3.もう借入ができなくてもいいと思っている。そのくらいは覚悟。
4.借入金返済さえなければ、本業の収支はどうにか回る。(常識的な額の役員報酬や減価償却費を全部含めて「営業利益」を黒字にすることが中期的にみて可能である)
5.借入金のうち、保証協会つきの占める割合が7-8割以上と多い。(プロパーの比率が多い場合は全く異なる打開策があるのでそちらを検討)
6.連帯保証人さんと共同戦線を張れる。保証人さんに手紙や呼び出しの一度や二度来ても構わない。覚悟。
7.担保提供している不動産も、すぐに失うのは困るが、将来的には任意売却しても構わない。覚悟。
8.借り換え、各種リストラ、リスケ、私的整理、法的整理、第二会社方式、などなど、事業再生の本に書かれている一連の手法をいろいろ検討してみたが、どれもしっくりこない。
9.法的整理や私的整理を専門家に依頼するほどの資金がない。
10.吹けば飛ぶような零細企業である。
- 以上のうち、6つ以上が該当する方は、代位弁済を積極的に検討してみる価値がありそうです。
猫

全世界でウン億人の利用者がいるそうです。
海外出張によく行く人は、出先で必ずといっていいほど「おまえのFacebook教えろ~」と訊かれるそうです。
わが国ではmixiという非常に進んだSNSがあったのでそれほど普及していませんでしたが、この年末年始に映画「ソーシャル・ネットワーク」上映されたあたりから急激に注目を浴び始めました。
先週号の週刊ダイヤモンドもFacebook特集でした。
かくいう私も、昨年11月末ごろに知人の弁護士さんから招待を受けて、おそるおそる始めてみました。
私は吉田猫次郎の名前でブログもやっています。Twitterもやっています。メールマガジンも配信しています。メーリングリストや掲示板も開設しています。(mixiも猫次郎の名前を伏せてプライベートでひっそりとやっています。) 私はコンピューターの専門的知識は持ち合わせていませんが、1人の利用者として、インターネットを使ったコミュニケーションツールはほぼ全て試したことがあります。
そこで今回は、私の独断と偏見によるFacebookインプレッションを書いてみましょう。
【使いやすさ】
初心者でも十分できる。マニュアルなどを読まなくても、習うより慣れろの意気で誰でも使えるようになる。
ただ、ツイッターほど「超」簡単ではないし、mixiのようなカユいところに手が届く感もない。英語的な表記が多いので、とっつきにくいと感じる人もたぶん多いと思う。
【Twitterと並行してやるための手間の省き方】
私のようにTwitterもブログもあれもこれもやっている人には、いちいち全部分けて書いていたら体がいくつあっても足りない。だがそこは解決可能。たとえばTwitterで書いた「つぶやき」がFacebookにも自動的に投稿されるように設定することができる。(私はそうしている)
【コミュニケーションツールとしてどうか?】
国内限定ならハッキリ言ってmixiやTwitterのほうが便利だと思う。
が、それは今までの話。これから日本でもFacebook利用者が急増して、どう化けるかわからない。
Facebookのユーザーは、mixiやGreeとはまたちょっと違う感じがする。簡単にいえばFacebookユーザーには「できるビジネスマン」や「アンテナの敏感な人」が圧倒的に多いと感じる。(私の場合、mixiのマイミクは同級生や趣味仲間のフレンドリーな付き合いがほとんどで、Twitterのフォロワーは無差別かつユルい距離感のある関係が多いが、Facebookはもうちょっと尖った感じか!?)
【Facebookならではのこと】
1.共通の何か(出身校や共通の友人など)から辿られて、勝手に「あなたのお友達かも?」という表示が画面に出る。忘れかけていた同級生などが表示されて驚くこともある。
2.本名で登録している人が非常に多い。匿名での登録はできない場合もある。
3.海外での利用者がとにかく多い。
4.法人での登録も難しい。基本的に個人利用か。
【まとめ】
今はまだまだ不慣れだが、使い続けてみる価値はあると思う。
「自分を認知してもらうため」だけでなく、「他人との距離感を少し縮めるため」にも。
猫

「売れるまで下請けに代金払わず バッグのキタムラに指導」
http://www.asahi.com/business/update/0127/TKY201101270378.html
ちなみに、「下請法」についての詳細は、公正取引委員会のホームページが詳しく書かれています。
http://www.jftc.go.jp/sitauke/index.html
ついでに、「優越的地位の濫用」(ゆうえつてき・ちい・の・らんよう)という言葉も覚えておくといいでしょう。詳細は ここが参考になります。
あれは10年以上前のこと。私はある大企業に、ある商品を卸していました。大事な大事な得意先です。でも、ちょっと度が過ぎていました。商談時には値段を叩かれる。売れ残りは返品してくる。請求書を送っても「分引き」と称して物流経費を勝手に引いてくるし、返品があればその分もさらに引いてくる。さらには支払いサイトが月末締め90日後振込みと遅い。売り場の管理にはしょっちゅう呼び出されて時間を奪われる。年間で締めてみると、粗利で10%も取れていない。資金負担も大きい。うちは実質1人か2人で商売している自営業で、借入も担保and/or保証人and/or高金利でしか受けられない資金調達コストのかかる会社だったので、これは全く商売にならない。それでもこことお付き合いしていれば何かいいことがあるかもしれないと思い、何年か同条件のままお付き合いしていましたが、結局は自分からサヨナラしました。
当時私は30歳になるかならないかの若造で、「独禁法」も「優越的地位の濫用」も何も知りませんでした。下請法という法律もありませんでした。今思えば、あの時バッサリ取引を切らなくても、取引条件を強気に交渉したり、公取委に相談したり、いろいろ手はあったと思います。知ると知らないとでは大違いですね・・・。
本来、売り手と買い手は「イーブンな関係」のはずです。
皆さんも、下請けとして不条理な条件をつきつけられていたら、是非、上記の法律について勉強してみて下さい。
猫