
王滝村の自転車レースに出場したその翌日、激しい全身疲労にもかかわらず、南アルプス某所で渓流釣りをしてきました。しかも、車の入れない林道(標高差400mの長い登り坂)を、前日レースに使用したマウンテンバイクで延々25km登り・・・。
一体自分のどこにそんな体力があるのかわかりませんが(繰り返しますが私は身長168、体重76、体脂肪24.5%、齢42の完全メタボオヤジです)、これはまあ、狩猟本能というか、釣り師にしかわからない異常釣欲みたいなものだと思います。
渓流釣りの解禁期間は、全国だいたいどこでも3月~9月一杯までで、まもなく禁漁を迎えます。
その前に、どうしてもお気に入りの川で存分に釣りしたかったのです。
結果、久しぶりに大変いい渓流釣りができました。
以下、写真です。(クリックすると拡大されます)

ここは車両全面通行止め。片道25km、標高差400mほどのこんな道を延々と登らなければ釣り場にたどり着けない。
今回は一緒に行く予定だったへらこぶら氏が前日の王滝レースで後輪がブッ壊れたため参加不可になり、私一人で単独行。クマに遭遇したりしながら(!!)慎重に走った。

熊鈴を装備。ここは野生動物の宝庫で、この日は走行中に子グマを間近で目撃した。もちろんすぐに走り去った。渓流でクマに遭遇したのはこれで3度目だ。

天然シャワー。飲んでもすごくうまい。

午前10時過ぎ、2時間近くかけて釣り場に辿り着き、すぐに1匹目が釣れた。27cm位の希少なヤマトイワナだ。秋色に染まっている。

2匹目。これも希少ヤマトイワナの良型。ちなみに竿は岩手県紫波のカムパネラという有名なフライロッド職人さんに作ってもらったooneko specialというオリジナル。リールはハーディフェザーウェイト。フライはごく平凡なエルクヘアカディス12番自作。細い川なのでリーダーとティペットは12-13フィート。

3匹目。これはヤマトイワナとはちょっと模様が違う。新潟や富山や長野によくいがちな模様をしたイワナ。

ヤマトイワナ、ジャスト30cm!

これはほんの一部。この日は10時半から16時半までの約6時間に計20匹以上釣れた。全部バーブレスフック(カエシのついてない針)で釣り、釣り上げるときも手で触らず、ネットでそっとすくい上げた。釣った魚は弱らないうちに全てリリースするのが私の場合普通なのだが、この日は2匹だけオミヤゲ用に持ち帰らせてもらった。

オミヤゲに持ち帰った2匹は、塩焼きと骨酒になった。骨酒最高。
・・・こうして、3連休は自転車レースに渓流釣りにとパーフェクトに遊びまくり、車で計570km、自転車で計110kmも走りました。身も心も完全燃焼しました。(にもかかわらずお金はさほどかかっていない)
なかなかまとまった休みが取れないので、こういう休みのときは部屋でゴロゴロなどせず、野山で遊んで思いっきり疲れ果てたいものです。今回は本当に堪能しました。
猫

先日9月18、19、20の連休は、久しぶりにまとまった休みを取ってパーフェクトに遊んできました。
18日と19日は長野県王滝村で自転車レース、20日は南アルプスでイワナ釣りをしてきました。
今回は、自転車レースのほうを長々と書きます。(釣りはこの後に・・・)
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「セルフディスカバリー・アドベンチャーin王滝」は、長野県は御嶽山付近にある王滝村(岐阜・下呂温泉に隣接)という人口1000人足らずの山奥で開催されるマウンテンバイクのレースです。
名前のとおり、他人と競うよりも自分との戦いという色合いが強い、国内屈指の過酷なレースです。
コースのほとんどがオフロードで、スタート地点と最高地点との標高差は600mほどあります。そのうえ激坂のアップダウン多数、ガケ崩れあり、スズメバチの巣あり、熊出没あり、パンク多発のガレ場多数ありで、たった42kmのコースでも平地のアスファルトを150km走るより疲れます。
怪我人も毎回多数出ます。血だらけになってゴールインする人やヘリコプターで搬送される人も珍しくありません。
レースコースは20kmと42kmと100kmと120kmがあり、私の体力では100km以上はまだムリなので(あれに参戦している1000人近い人は皆さん超人です・・・)、42kmに参戦しました。
今年5月に同じ42kmに初参戦し、今回は2度目になります。
結果は・・・、
無事完走しました。
タイムは4時間07分。
前回は5時間26分、396位というギリギリ完走の超ヘタレ状態でしたので、1時間20分もタイムを短縮でき、自分としては大変満足しています。
順位は、約450人中、277位でした。
中の下といったところですが、私個人的にはこれでも満足です。
もし仮に、体脂肪率22%以上、年齢40歳以上のメタボオヤジ部門というのがあったとしたら、私は間違いなく部門別3位以内に入っていたでしょう。(←ぜんぜん自慢できることではありませんが)
以下、写真。(クリックすると拡大されます)

9月18日連休初日、集合場所の松原スポーツ公園到着。ここで車中泊。手前の青い車が私のランドローバーディスカバリー号17万km雨漏り仕様。

ペットボトルで自作した泥除け。自転車は3年半通勤に使用しているキャノンデール・カフェイン3、2007年式。

サドルバッグの中には工具類が。チェーンカッターや予備のブレーキパッドまで入っている。

3年前に買ったクランクブラザーズのビンディングペダル。お気に入り。

油圧ディスクブレーキ。ヤフオクで安く買い自分で取り付けたAVID社の高級品。

一緒に参加した「へらこぶら」さんが用意してくれたコースMAP。

初参加へらこぶらさんのMTB。年代物のSCOTT。この装備で参加するとは、漢だ・・・。

夕方行われた開会式と説明会。ビールとおつまみ付き。

シマノのサポートカー。かっこいい。シマノといえば釣具でも世界的に有名だが、釣りの大会ではこんなオフィシャルカーは見たことがない。いかにシマノが自転車部門に力を入れているかわかる。(というかこれが世界一の本業だもんね)

9月19日、朝4時起床。6時前出発。1時間ほどかけて自転車で自走して、11km先のスタート地点へ向かう。(ゆるい登坂なのでこれだけでも結構疲れる) 途中、「自然湖」という数十年前の地震でできた湖があり、これが大変な絶景。

私の恥ずかしい写真。身長168cm体重76kg。こんなメタボ体型で参加しているオヤジはほとんどいない。みんな引き締まっていた。

オレンジ色のシャツを着ているのが一緒に参加したへらこぶら氏。ちなみに彼とは当ブログのコメント欄を通じて知り合った。釣りの元プロで、年齢も近く、住まいも私の結婚時代の近所だったりして、いろいろ共通点が多い男。 ちなみに前回一緒に参加した自動車修理業社長氏と外資金融弁護士氏と女医さんは多忙のため今回不参加。

スタート前、ズラリと選手たちのMTBが並ぶ。激しい登坂を意識して軽量化に徹する人、激しい下り坂を意識して足回りを強化する人など、人それぞれ。中には一輪車や小径車で参戦する超チャレンジャー(ほとんど変態の域)の姿も。

コース中盤。

コース後半。前回とコースが違った。前回はここに激坂がありヘトヘトだったが、今回はやや緩く、余力が残った。「たられば」の話だが、もし仮に、後半のコースがこれほど楽だと事前に知っていたら、前半のペース配分をもっと上げて、タイムがあと15分くらい縮んでいただろう。(たらればの話をしだしたらキリがないけど・・・)

ゴール。

晴れなのに泥だらけ。これが雨だったら・・・

同じく泥だらけ。幸いメカトラブルは皆無だった。(前回はパンク2回)

へらこぶら氏も初参加ながら無事5時間以内に完走!しかしゴール直前に後輪のスポークがズタズタに壊れ、危うく走行不能になるところだった。王滝の洗礼。
次回(来年5月)は、もっと上のステップ、そう、100kmにチャレンジしてみたいと思います。(本気)
そのためには、体重をあと10kg落とさねば・・・。
* この翌日、激しい疲労にもかかわらず、南アルプス某所へ移動して、自転車で25kmも林道を登ってイワナ釣りをしてきました。(続編へ続く)
猫

産経新聞 9月23日(木)7時56分配信
金融庁は22日、中小企業向け融資や個人向け住宅ローンの返済猶予などを促す「中小企業金融円滑化法」を、期限が切れる来年3月以降も延長する方針を固めた。中小企業などの経営環境は依然厳しいと判断、1年程度の延長を想定している。来年1月の通常国会に同法の改正案を提出する予定だ。(以下略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100923-00000117-san-bus_all
* 我々経営者を取り巻く環境は、ホントに刻一刻と変わっていきますね。
方針を固定化しないこと、変化に柔軟に対応していくことが、これからますます生き残っていくうえで重要になってきますね。
猫