吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員のブログ

中小企業再生や敗者復活に関する投稿が主ですが、ホームページとブログを区別し、ここでは幾分ユルめの内容になっています。

 

ニセ科学を信じ込んでしまう人たち


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
 少し前に『奇妙な論理』(M.ガードナー著)という本を読み、なるほど、天動説にしても魔女狩りにしても、その説を唱えた人よりもそれにコロリと騙されてしまう大勢の人たちのほうが問題なんだなと思った。
 興味が出てきたので、今度は「ニセ科学」「擬似科学」というキーワードでネット検索してみた。そしたら、wikipediaの「擬似科学」のページが非常に読み応えがあって面白かった。

 その後、つい最近だが、『信じぬ者は救われる』(香山リカ・菊池誠共著)という本を買って読んだ。菊池誠氏は大阪大学で研究に携わっているらしいが、最近はニセ科学批判でメディアにもよく登場するらしい。読んでみたらこれが結構良かったので、またまたネット検索してみたら、こんな記事を発見した。

信じるな疑え! 「ニセ科学」批判の菊池教授に聞く
http://ascii.jp/elem/000/000/121/121138/

 以下、少しだけ抜粋。

 ニセ科学はインチキ商品のような金銭的損失をもたらすことが問題だが、「なんでも白
黒二分法で考えたがる」「善意という社会的リソースのムダづかい」「科学研究が利用でき
るリソースを奪う」といった社会的損失を発生させているために問題視しているという。し
かし、ニセ科学の実例は増えるばかりだ。
 「2003年の時点で、今取り上げているトピックスはほとんど出そろっています。血液型性
格判断、フリーエネルギー、マイナスイオン……。マイナスイオンはすでに『教訓を読み取
るべきだ』という話になっていますね。それから『波動』に『水からの伝言』、EM菌。市民運
動という善意とニセ科学の親和性の高さにも注目しています」


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体調悪い


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
3週間前から花粉症っぽい症状(目がかゆい、天気の良い日に外へ出るとくしゃみ頻発)
2週間前から風邪っぽい症状(倦怠感、鼻、喉、頭痛など)
医者には行かなかったが、10日位前にいったん治る
4日ほど前から風邪っぽい症状再発(咳、鼻水、やや頭痛)

本日現在も、咳と鼻水が続いている。(鼻水はサラサラ系)
目も少しかゆい。
首から下は概ね正常。食欲、尿、便などごく普通。

風邪だと思って何もしていないけど、ネットで調べたら、花粉症のアレルギー症状とそっくりだ。

やはり医者に行ったほうがいいのだろうか。(いいに決まってますよね。)



(ニュース) アエルが今度は民事再生法


Category: 個人の多重債務問題   Tags: ---
 消費者金融のアエル(東京・中央)は24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、
受理された。負債総額は約231億円。同社は2003年9月に会社更生法の適用を申請、
昨年8月に更生手続きを完了したばかりだが、規制強化による経営悪化で再び事業継続が
困難になった。
 ソース: NIKKEI NET 2008年03月24日21時02分
 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080324AT2C2401C24032008.html

 * アエルの旧社名は日立信販。会社更生法でしばらく生きながらえた後に民事再生法を申請するという珍しいケースです。米ローンスターグループがスポンサーに入っていましたが・・・
 * そういえば、レイクも最近、米GEが売りに出しましたね。昨日がその入札日で、まもなく買い手が決まるとか・・・。

連帯保証人制度改革フォーラム、終了


Category: 連帯保証人問題   Tags: ---
 昨日(土)は恒例の連帯保証人制度改革フォーラムを開催した。
 わたしは風邪をこじらせて頭痛がひどかったので、結城流星さんに進行のほとんど全てをお任せしっぱなしだったが、一応最初から最後まで参加した。
 参加者は総勢11名。
 今回はかなり趣向を変えて、参加者の皆さんが自身の体験記や訴えかけたいことなどをインターネットで発信できるよう、「ブログの作り方を教えます」というテーマでやってみた。
 参加費は全員1000円ずつ。お菓子代として。みんなワリカン。なにぶん事業とはかけ離れた任意の集まりなので、我々運営側も1000円ずつ出し合って、和気あいあいと進行した。


 ひとつ、いい話をきいた。

 約1年ぶりに来てくれた埼玉県のAさん。Aさんは猫研勉強会の元常連さんで、中古車屋を営んでいたが売上低迷のため債務超過に陥り、一時期は専門家のアドバイスに従って自己破産まで視野に入れていた。いや、今も入れている。
 中古車屋を経営されている方ならおわかりかと思うが、まず中古車販売業は資金がかかる。それに、旧来のやり方で店頭に在庫して販売していると、場所代や水道光熱費も相当かかる。1台1台の粗利はそこそこ高いのだが、営業利益ベースで赤字を出さないためには、結構な台数の車をコンスタントにさばかなければならない。いっぽう、最近の中古車市場は、ユーザー側からしてみればインターネットで相場がすぐわかってしまうし、比較的簡単に希望の車が見つかってしまう。そんな時代に、車を在庫して店舗販売で売るのは大変だ。よほどユーザーのハートをつかむ車種を揃えるか、よほどサービスがいいか、よほど資金があるか、よほど特殊な安い仕入れルートを持っているかでなければ、生き残りは難しい。
 Aさんは考えた末、店舗販売をやめた。事業規模の大幅な縮小だ。具体的にはここでは話せないが、粗利の高い、資金のあまりかからないやり方にとことん特化した。そのかわり、売上高は間違いなく下がる。利益は生活に必要な最低限の額しか確保できない。当然、借金はまともに返済できなくなる。今、Aさんはそうやって細々と生き残りながら、じっくりと挽回のチャンスを窺っている。
 本当は今すぐにでも結論づけて、自己破産などの法的救済制度を活用して、ゼロから再出発したほうが再起が早いのかもしれない。いやたぶんそうだろう。事実、Aさんはこれまで何度も法律の専門家に相談したが、どの先生も口をそろえて「自己破産しかありません!」とアドバイスしたという。
 それでもなぜAさんが「今は」破産しないのかというと、理由はふたつある。

 ひとつは、連帯保証人になってくれている友人に迷惑かけたくないから。
 もうひとつは、息子さんの受験。

 Aさんはここ1年以上、無担保・無保証の借金を一切返していない。いや、返したいけど返せない。厳しい督促を受け続けている。当然だ。返せないほうが悪いのだから。Aさんはそれを当然のこととして、逃げも隠れもせず然るべきペナルティを受けている。債務整理らしい債務整理はあまりしていない。(せいぜい高利の特定調停、保証協会つきの代位弁済、リスケ程度。しかしそれらも多くは延滞中)
 しかし、連帯保証人つきの債務と住宅ローンだけは、やっとの思いでキチンと返している。これによって、連帯保証人には実質的な迷惑はかからない。住宅ローンは本当はもう腹をくくっているのだが、息子さんの受験が終わって落ち着くまではここに住みたいと考え、あえて無理して払っている。
 数年後、連帯保証人つき債務を完済して、息子さんの受験も一段落ついたら、もういちど破産も視野に入れつつ最も合理的な債務整理方法を考えるつもりだという。(その頃までに運良く商売が回復すれば破産せず返済も再開できるかもしれないという淡い期待もある。)
 当然、痛みもリスクも伴う。うるさい取立ても来る。しかしAさんの表情は充実感に満ちている。金融機関にご迷惑をおかけしているのは本当に心苦しいが、少なくとも、重要取引先や連帯保証人には迷惑をかけずに、家族も養っている。そのうえ、その親の背中を見ている息子さんが、ここ1年、何を感じたのか、よく勉強するようになって、みるみる成績が上がり、偏差値は70を超し、大手進学塾に学費免除の特待生として入ることもできたのだそうだ。県立浦和のような超名門高校を跳び越して、国立の高校も狙えるほどに。 しかも息子さんの変化はそれだけではない。Aさんが若い頃聴いたビートルズに目覚め、親子で夜中にビートルズ談義したり、よく読書するようになって親子で政治や哲学の話ができるようになったりと、親子のコミュニケーションも明らかに増えたのだ。しかも非常に良い形で。
 商売のほうはこれからどう転ぶかわからないが、Aさんの家庭は、もうこれから何が起きても大丈夫だろう。最悪、自宅が競売になって借家に引っ越しても、家族の結束や息子さんの進学には何の支障もきたさないだろう。Aさんは「資産」を失うかもしれないが、それとひきかえに、家族の結束というかけがえのない「財産」を手に入れたのだ。

 って、ちょっとホメ過ぎたかな?

 でも95%実話です。(あとの5%は本人特定を防ぐために多少アレンジしました)


 猫


* 次回フォーラムは、夏か秋頃にやる予定です。去年の7月に岐阜の下呂温泉に行ったときのように、1泊2日の合宿形式で行いたいと思います。費用はいつもどおり、スタッフ含め全員ワリカン。場所は去年と反対側の方向、つまり東北方面を考えてます。おたのしみに。

本は買って読め。家は借りて住め。


Category: オススメの本   Tags: ---
 いま、日帰り出張で広島県呉市に来ている。
 さっき、駅構内の書店でこんな本を買った。

 『本は10冊同時に読め!』 成毛眞著
 三笠書房知的生きかた文庫 533円+税
honnha10satsudoujiniyome


 目次にはこんなことが書いてある。

・まずは成功本を捨てよ
・忙しい人ほど本を読んでいる
・一流の経営者は、みんなすごい量の本を読んでいる
・本は最後まで読む必要はない
・読書に目的を持つな
・使える金はすべて本に注ぐ


 わかるだろうか?

 
 話はやや飛躍するが・・・、うちのホームページの「おすすめの本」のところに、昔から小さく、「ある児童文学の一節に、家は借りて住め、本は買って読め、という言葉があります。大人が主人公の子供に、本代をケチってまで家を買うような大人になっちゃダメだよと諭しているワンシーンからの引用です。皆さんはどうですか?」 と書いているが、はたして借金で苦しんでいる読者の皆さんの中で、お気付きの方はどれだけいるだろうか? 
 よく、 「マイホームだけは守りたいんです!!でも今、借金が多くて、電話も止められてて、食費もケチってて・・・え?本ですか?もう何年も読んでません・・・」  というような感じの人から相談を受けることがある。 こういう人は「マイホーム」よりも「生き方」のほうに危険信号が点滅していると思う。 良い人生を送るためには、むしろ家を手放したほうがいいかもしれない。
 しょせん家なんて住むための「箱」にすぎない。また「資産」か「財産」か?と問われたら、「資産」にすぎない。本で得た知識や教養はあなたにとってかけがえのない「財産」になるが、家はいざというときには処分して身軽になるべき「資産」なのだ。資産と財産は違う。大事なのはいうまでもなく、カネに代えられない財産のほうだ。



猫@今朝から微熱、咳、くしゃみ、目がかゆい

宮城県加美町自殺防止講演、無事終了。150名参加!


Category: 借金苦による自殺問題   Tags: ---
kamimachi

 宮城県北部。古川駅から車で40分ほどの場所。
 主催者さんは400名収容の大ホールを取ってくれたというが、はたしてこんな不便な場所に人が集まってくれるのだろうか、30名くらいしか来ていなかったらどうしよう、などと内心ちょっと心配な気持ちで土曜の朝に東京を出た。

 3月15日午後1時半開演。
 心配は杞憂に終わった。
 予想以上の人、人、人。
 さすがに400名満席は無理だが、150人以上が集まってくれた。
 ほどよい具合にイスが埋まっている。

 この日はプロジェクターを使わず、代わりに、A4サイズ7ページの「レジュメ」を参加者全員に配布した(主催者の方々には御苦労おかけしました)。 このレジュメは私が自分の手で書いた、いわば多重債務による自殺を防ぐマニュアルみたいなものである。もしかしかたら参加者の中には身内の多重債務や友人の多重債務で心配している人も多いかもしれない、いやきっと多いだろうと思い、講演を聴きに来なかった多重債務者本人に届くよう、お節介かもしれないがこのような「紙」を持ち帰ってもらった次第である。

 これで果たしてどれだけ借金苦自殺が防げるかわからないが、とにかく、講演の時間だけは大盛況に終わった。主催者いわく、「加美町にこの手の講演で150名もの人が集まるなんて奇跡に近い」とのことだった。

 終了後、またまた主催者の方に無理を言って、楽屋を一室お借りして、1時間だけ個別相談を受けた。この相談者は前日にメールをくれて、3人で来た。
 一人は主債務者で、もうひとりは連帯保証人で、もうひとりは連帯保証人の奥さん。それぞれがそれぞれの立場で深刻だった。
 主債務者はここから何百キロも離れたところから来てくれた。経営不振、借金まみれ、健康状態も悪く、借金返済どころか暮らしていくのもギリギリだ。連帯保証人に迷惑をかけるのが何よりも心苦しくて、いたたまれずにかえって連帯保証人を心配させるような行動を起こしていたようだ。今回は連帯保証人夫婦に引っ張られるようにここへ来た。
 いっぽう連帯保証人のほうはサラリーマンで、小さな子供と買ったばかりの家があり、生活はやはりギリギリで、これ以上負担が重くなったら暮らしていけないとかなり深刻な様子。
 この3人に並んで座ってもらって、それぞれの話を聞き、第三者として、ベストな解決方法、ベターな解決方法、ベストでもベターでもないけどまあいいんじゃないの的な解決方法などを、考えられる限り説明した。ついでにベストな解決方法(主=自己破産免責、連=個人再生手続)をいつでも起こせるよう、近くの弁護士さんも紹介しておいた。

 夕方、すべての用事が終わり、はるばる岩手から講演を聴きにきてくれた債権者寄りの職業に就いているお姉さんが車で古川駅まで送ってくれて、駅前で軽く食事して、19時45分の新幹線で帰路についた。家に着いたのは夜11時を回っていた。
 考えてみたら、今週は日帰りの長距離出張が2回もあった。このためやっぱり疲労がたまっていたようで、日曜日は一人で釣具の手入れやギター練習や読書などをしながらリフレッシュした。

 明日(火)は呉市へ出張だー。


 猫

シンクロニシティ


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
シンクロニシティとは、ポリスのアルバムのことではなく、「科学的検証が不可能な偶然の一致」みたいな意味である。

先週木曜日、まったくそのシンクロニシティとしか思えないような出来事が起きた。

前回書いた記事 「神よ、我に試練を与えたまえ」 を書いたのが3月13日(木)の午後だったのだが、なんと偶然にも、同じ日の朝に、非常に親しくさせてもらっている埼玉県の自動車修理会社の社長のお母さん(インターネットなんてまずしないような人)が、これとそっくりなことを紙に書いて、息子や社員たちに見せていたのだ。私がブログをアップした数時間後に、息子さんがびっくりして知らせてくれた。「もうビックリですよ!こんな偶然の一致ってありますか!!?」と。

これがその手紙だ。(掲載本人承諾済)
読み比べてみて欲しい。
sirenn

(クリックすると拡大されます)


神よ、我に試練を与えたまえ


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
わたしは昭和43年生まれ、性別=男なので、今年は前厄だ。
でも、そんなことはあまり気にしていない。人生楽しいことばかりじゃない。不幸といつも隣り合わせだ。天気に晴れや雨があるのと同じで、幸せなときもあれば不幸なときもある。それでいいじゃないか。最近は常々そう思う。

これについて、ひとつ、自分の身に起きた奇妙な体験談をしてみたいと思う。

わたしは1995年、27歳のときに、縁あって、東京の四谷に、築30年のワンルームマンションの一室を買った。かなり訳アリの問題物件で、最寄駅から徒歩5分、新宿まで電車で5分、皇居まで歩いて30分足らず、六本木や青山も自転車で15分位で行けるようなすごい一等地にあることはあったが、地形的に「谷底」みたいな場所にあり、風通しがきわめて悪い。いつも空気がじめじめ、どよんとしている場所だった。道路が狭くて車もなかなか入れない。建物も、外見・中身ともにかなり年季が入っていた。これを当時、約300万で買って、しばらく自分で住んでいた。

偶然かもしれないが、ここを買うまでは、わたしはあまり大きな苦労をしたことがなかった。
しかし、ここを買ってから12年間というもの、毎年のように、かなりの苦労を味わってきた。

まず、購入した95年には、商工ローンの連帯保証人になった。金利40%近く。
また同じ95年、ベトナムに出張に行ったときに生カキで当たってしまい、急性肝炎→放置していたら劇症肝炎寸前状態になって、病院にかつぎこまれたときはGTP1500以上の数値で昏睡に近い状態になっていて、結局2ヶ月近く入院した。(どうにか完治して後遺症もないが)
96年には、テニスをやっているときにアキレス腱を切ってしまい、数ヶ月間、松葉杖で電車通勤した。
97年には、交通事故(自損)で、同乗していた女性の腕を骨折させてしまった。生まれて初めての人身事故だった。その他いろいろ苦難あり。
98年には、3~4社の商工ローンの連帯保証人になっていて、自分名義のカードローンも激増して、会社を辞めて家業を継いで一緒に再建を図った。しかしうまくいかず(以下省略。HPや本に書いてあるとおりです)
99年 自転車操業のピーク。とうとうヤミ金に手を出す。
00年 2月に手形不渡りを出すも、この年だけは借金減、転居、結婚、子供誕生など全体的にいいことがあった。地獄から天国へ。(ちなみにこの年は四谷を他人に貸して自分は調布に転居した)
01年 また新たな試練が。(拙著「猫の手貸します」「ブラックリスト」にちらっと書いてある)
     ちなみに、四谷の賃借人(若い女性)の身に何やら不幸が起きたようで退去。
02年 また新たな試練が。
     ちなみに、新しい賃借人(男性)もここに来てからいろいろ苦労を味わったようで退去。
03~06年 別居、離婚、など・・・
     誰も借りる人がいないので物置状態にしつつ、自分でもちょくちょく住む。
07年 また新たな試練が・・・。

ちなみに、この四谷のワンルームをあるとき地図でよく見てみたら、なんとなんと、半径500m以内に、四谷怪談お岩さんの碑と、三島由紀夫が自殺した旧自衛隊市谷駐屯地と、アイドル歌手が飛び降り自殺した芸能プロ事務所があり、それらを囲むように、ウチがあった。魔のトライアングルゾーン。
(もちろん、それと自分の不幸が関係あるかどうかはわからないが。)

この物件を、過去に何度か売却しようとしたことがある。しかしいずれも不成立。抵当権設定した債権者も、ここだけはなぜか競売しようとしてこなかった。 もっとも、土地は借地だし、建物は築40年だし、老朽化は激しいしで、不動産屋さんに査定してもらっても、「ほとんど値段がつきませんね~」と言われていたのだが。

そんなこんなで、売るに売れず、結婚して転居した後も、ズルズル所有したままでいた。

これを、2007年暮れに、二束三文で売却した。
どんな目的で使うのか知らないけど、ある業者が「買いたい」と申し出てきてくれたのだ。

積立金や修築費の集金が毎年来るのでもうこれ以上付き合ってられなかったし、わずかでも重荷を減らしたかったので (わたしにとって、この不動産は「資産」でも「財産」でもなく、「重荷」以外の何物でもなかった)、売却処分後は、目に見えて楽になった。

やはりこの物件がわたしに不幸を招いていたのだろうか?

売却してからというもの、いいことが立て続けに起きている。少なくとも悪いことは今のところ何一つ起きていない。商工ローンは完済。今年の正月は宝くじに10万円当たった。(←1月のブログ記事参照) 風邪もインフルエンザも、この冬は一度もかからなかった。 
他には目立った良い出来事はないが、とにかく、心身ともにずいぶん軽くなったような気がする。
女性にもなんだかモテる気がする。(←たぶん気のせいだけど

もちろんまだ安心はできない。なにしろ今年は前厄なのだから。
手相占いや生年月日占いでも、昔から「あなたの人生は波乱万丈よ!」と言われ続けてきたしね。
(もっとも全体的な運気は右上がりの大器晩成型なのだそうだ。60過ぎてから人生のハイライトを迎えるらしい。どの占い師もそう言うんだけどホントかな?)

とまあ、そういうわけで、偶然なのかもしれないけど、四谷のワンルームを所有している12年の間、ずっと苦難が続いていたのだが、だからといって、「やっぱり買わなきゃよかった!」「あんな物件を買ったせいで俺の人生メチャクチャだ!」と後悔しているのかというと、全くそんなことはない。

確かに、この間に、いろいろ大事なものを失った。

でも同時に、別の大事なものをたくさん手に入れた。
知らず知らずのうちに、打たれ強くもなった。(ようだ)
変化にも対応できるようになった。(ようだ)


「神は乗り越えられない試練は与えない」という。
与えられた試練は必ず乗り越えられるのだ。

また、「若いときは苦労は買ってでもしろ」ともいう。

そういうふうに考えると、四谷の霊(?)にとりつかれていた12年間もあながち無駄ではなかったし、これから何が起こるかわからないが、厄年というのも「どんと来い!」という気になってくる。


リスクはバネだ。
試練は肥やしだ。
ピンチはチャンスだ。
大ピンチは大チャンスだ。


* ちなみに私、霊感は全くありませんです。


3/15宮城・加美町講演は「多重債務による自殺を防ぐ方法」です。参加無料。


Category: 借金苦による自殺問題   Tags: ---
20080315miyagi

(写真をクリックすると拡大されます)

 講師の私自身も最近まで知りませんでしたが、なんと、この講演、収容人数400名の大ホールで行うそうです。100名や200名入ってもまだスカスカだと思いますので、東北在住の皆さん、是非ご参加下さい。 (古川駅から車で45分と、やや不便な場所にありますが・・・)

 いつもは「倒産防止」の講演が多いですが、今回は「多重債務」「自殺防止」に絞ります。与えられた時間をフルに使って、できるかぎり密度の濃い、実践的な話をしたいと思います。
 役立つ資料も配布します。

 受講料は無料。
 開催場所は、やくらい文化センター 大ホール (加美郡加美町字中原南105) 
 日時は、2008年3月15日(土)午後1時30分~3時30分まで。

 主催は、宮城県精神保健福祉センター。
 問合せ先は、加美町保健福祉課健康推進係 (0229)63-7871


 猫

おすすめできないもの、感心しないもの


Category: 猫次郎のたわごと(未分類)   Tags: ---
 さて今回は、街を歩いたり新聞・雑誌・ネットなどを見ていて、いつも「目障りだな~」と感じるものや、疑問視したくなるようなものを、思いついた順にいくつか取り上げてみたいと思う。(あくまでも私の個人的見解ですのであしからず。)


1.銀行の「おまとめローン」の広告 - あれはもう最高に目障りだ。ああいう企画を打ち立てる銀行も、それを利用する多重債務者も、何もわかっていない。もちろん全部そうだとは言わないが、あれを利用しようとするようなタイプの人のおそらく8割以上は、「おまとめローン」を使って一本化しても、きっと何の解決にもならない。なぜなら「借り癖」や「借金依存体質」や「自転車操業体質」が治らないままだから。カードローンや消費者金融を何口も利用している人の多くは預貯金など既に底をついていて、いわゆる「余裕のない生活」をしているのだから、いくら高金利が低金利になったところで、やはり返済が苦しいことには変わりない。よって、せっかく「おまとめローンで一本化」しても、楽なのは最初のうちだけで、そのうちまた苦しくなり、足りない分を消費者金融でまた借りてしまう恐れが強いのだ。そう、「おまとめローン」は、一見すると信用を失わずに楽になれる良い手段のように思われがちだが、あれはちょうどモルヒネのようなもので、一時的な痛み止めにはなっても、治療にはならないのだ。あんなものを使うくらいなら、確実に治療になる債務整理をしたほうが良い。債務整理すると数年間ブラックに載って信用を失いローンが組めなくなるが、それも借金依存体質から強制的に脱するための非常に良いリハビリになる。ブラックリスト万歳。債務整理にもいろいろ選択肢があって、自己破産や個人ような債務免除系がどうしても嫌で借りたカネ(元金)を完済することこだわりたいのなら、ゼロ金利で元金分割払いにできる任意整理や特定調停もあるではないか。先入観で債務整理は嫌だと決めつけるのは馬鹿げている。

2.「自己破産だけは絶対にやめてください」というネット広告 - Yahooなどのポータルサイトを開くとよく隅っこに載っている一行広告。ああ目障りだ。なぜ「絶対にやめてください」なのか?自己破産という制度の趣旨やメリットデメリットを熟知したうえでそういい切れるのか?と、思わず問い詰めたくなってしまう。

3.『ホームレス中学生』という本がよく売れていること - ひとくちにベストセラー本といっても、内容的に本当に素晴らしくて結果的に売れている本と、出版社の仕掛けや流行やその他の理由によって売れている本がある。『ホームレス中学生』はどちらかというと後者に属すると(私は)思う。
 自分も本を書いているからどうしてもそういう視点で見てしまうのだが、まず、あの本は、文章がどうしようもなく稚拙だ。構成も何だかちぐはぐな印象を受ける。もし本の価値を「文章の価値」と「中身の価値」に分けるとしたら、文章の価値のほうは到底あるとは言えない。あれはたぶん、著者が話したことを録音してゴーストライターが短時間で締め切りに追われながらササッと書いたものか(実際タレント本やノンフィクション本やビジネス本にはそうして作られたものが多い)、あるいは、著者自身が原稿を書いたことは書いたが、その文章があまりにもお粗末すぎて、編集者が苦労に苦労を重ねてそれを加筆修正したものか、どちらかではないかと思う。著者自身も「自分で執筆しました!」と名言していないだけに、真相はわからないが、少なくともあの本を最初から最後まで一読した限りでは、そう感じた。
 次に書かれている内容だが、どうも真実味に欠ける。私は公園で長期間生活したことはないが、恥ずかしながら電気ガス水道を止められたことや差押を受けた経験はある。また現在の仕事を通じて、自宅を差し押さえられた人を何度も目の当たりにしている。だから人並みの生活をしている人よりは少しはわかるのだが、あの本の中身には、どうも「これホントかよ?めちゃくちゃ誇張してないか?」という点が多い。
 要するに、文章として読んでも価値がないし、ノンフィクションとして読んでも真実味に欠け疑問が残る、単なる「暇つぶし」にしか役立たない本だと、私はどうしても感じてしまう。
 これ以上の非難はしない。ゴーストライターを使うのもいわゆる分業として業界内では半ば当たり前になっている。内容にやや脚色が加わっていてもそれ自体は何ら悪いことではない。広告や論文や供述調書ではないのだから。有害図書ではないので、書店に置いてある分にはいっこうに気にならない。 ただ問題は、あんな本が「過大評価」され、「よく売れている」ということだ。

 いっぽうで、本当にリアルなホームレス本もある。個人的おすすめは、小説家の松井計さんが2001年に書いた『ホームレス作家』という本だ。これは松井さんが収入減のため公営住宅を退去させられて、離婚して妻子は施設に保護され、妻子に逢えず孤独なホームレス生活を強いられるその様子が現在進行形で書かれた本だ。文章もさすが小説家と唸らされる上手さ。路上生活をしながら原稿を書き、何回かに分けて版元の幻冬舎に送っていたという。私は松井さんとは面識があり、何度か一緒に仕事させてもらったこともあり、直接本人からもホームレス体験談を聞いたこともあるので、あの本が「ガチ」であり、ゴーストライターなど一切使わずに、超リアルな実話を書いたのだと確信できる。
 正直いって、あまりにリアル過ぎて、私は感動しなかった。それどころか、途中で気持ち悪くなり、何度も読むのを中断してしまった。ちょうどそれは、太宰治の『人間失格』を読んだときの感覚とそっくりだった。
 そういう本を先に読んでいたこともあって、先の「ホームレス中学生」というタレント本は、買って本当にがっかりした。



 ほかにもいろいろあるけど、今日はこのへんで。


 猫

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プロフィール

吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員

Author:吉田猫次郎とNEKO-KEN相談員
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【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。東京都中野区。
経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
ミッションは「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
(株)NEKO-KEN代表取締役。
本名よしかわひろふみ。1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書12冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、思いがけずヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに8回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。

【相談員】
須田幸雄: CTP認定事業再生士。資金繰り改善、財務体質改善、労務、管理等に強い。

廣田守伸: CTP認定事業再生士。関西地区担当。事業再生コンサルタント歴16年以上の大ベテラン。

金久保 健: 中小企業診断士歴20数年。マーケティング、事業性評価、PL改善に強いが、事業再生コンサルタントとしても10年近い実績がある。

 
★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたは電話またはFAX下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(03)5342-9488 FAX (03)3229-8329

★ このブログは長い間、吉田猫次郎ひとりで書いておりましたが、2017年8月より、3名の相談員と共同作業で投稿していきます。お楽しみに。

 
 
 
 
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