



この間、1月16日から10日間ほど風邪ひいていた以外は、ほぼコンスタントに筋トレしていました。
とはいえ、不慣れな筋トレです。
最高のトレーニングだったとは思えません。
どちらかといえば、「慣らし運転」 のような感じだったかも・・・。
具体的には、
12月 - 腕立ては10回x5セットがやっと。 腹筋は50回連続がやっと。スクワットはまあまあ。懸垂は0~1回がやっと。
1月 - おおむね同上。後半は風邪気味のためお休み。
2月 - 腕立ては10回x10セット。腹筋は50回x2セット。スクワットはまあまあ。懸垂は2回連続できるようになった。
全体的に少しパワーアップした感あり。
・・・で、これを書いている3月2日現在は、
腕立ては10回x15セットまでどうにかできるようになりました。
腹筋はやや手抜き気味で前月同様。
スクワットは最高300回まで連続でやってみましたが、もっとできそうです。
あまり走り込んでいないのに、2月27日の夜に思い切って自宅から事務所までの往復21キロ(ハーフマラソン)を走ってみたら、2時間20分ぐらいのタイムでさほど疲労感もなく、翌日の筋肉痛もありませんでした。スクワットの効果でしょうか。
そして懸垂は、12月上旬には1回もできなかったのに(恥)、連続で最高3回できるようになりました。1回ずつ休み休みであれば、最高25回までやった日もあります。3ヶ月前では考えられないことです。
見た目には、大きな変化はありません。 ・・・と自分では感じていますが、よく出張先やセミナーの檀上などで、「痩せましたね」「なんか顔つきまで変わってきましたね」と言われることが3日に1度くらいあります (ホントかな~?)

(2018年2月6日撮影。出張先の北海道にて。Yシャツの第一ボタンがはめられるようになって嬉しさのあまりどこへ行くにもネクタイをしているの図)
体重は、特にダイエットらしいことをしているわけではないのに、ここ3ヶ月で4キロ以上減りました。
これを書いている3月3日現在、上の写真の頃よりももう少し減量できました。(約73㎏)
ここ数年はけなかったリーバイス501の33インチがはけるようになったり、きつかったYシャツの第1ボタンがはめられるようになったり、ちょっと嬉しいです。
筋トレはいいですね。
やってみてハッと気付きましたが、時間のないビジネスマンでも毎日できます。
私は最近かなりタイトスケジュールで、ジョギングも水泳も時間がなくてできない日々が続いていますが、筋トレだけは、ちょっと空いた時間に自宅でも事務所でも出張先のホテルでも、できます。
まずは「習慣化」することが第一だと思っていましたが、どうやらそれは実現できてきたようなので、次はもう少し負荷のかかるトレーニングに移りたいと思います。(夏までにはかっこいいオヤジになりたい)
猫

・フルマラソン - 2017年3月の板橋マラソンで、5時間48分 (遅い・・・)
・トライアスロン - 2017年8月の猪苗代湖で、3時間33分 (ビリから?番目)
・水泳 - プールの計測で、1500メートルの自己最高記録が27分 (速くはない)
・腕立て伏せ - 唇が床に着くぐらい深くやると、10回x5セットがやっと。
・腹筋 - 50回 x 2セットがやっと。
・スクワット - これだけは結構できる。100回でも余裕。
・懸垂 - 足の届かない高鉄棒にぶら下がって、アゴまで持ち上げて、2回が限界。
身長は168㎝(たまに170㎝を計測することもあるが、たぶん168㎝)
体重は75.5㎏
腹がポコっと出て、いかにもメタボ体型。
49歳の小太りなオッサン
スーツのサイズは、AB5だとやや太め。A5だと小さめ。A6だと丁度いいが着丈がやや長い。
食事は肉食系。よく食べる。 酒も人並み以上に飲む。
以上が2018年1月4日現在の、私のスペックです。
これを、今年は、
・3月のフルマラソンで、目標4時間30分
・6月の知多半島トライアスロン(水泳1.9㎞+自転車90㎞+ラン21㎞)で、目標7時間
・8月の猪苗代湖トライアスロン(水泳1.5㎞+自転車40㎞+ラン10㎞)で、目標3時間
・12月のフルマラソンで、目標4時間以内
・年末には、ブログで上半身裸のムキムキ写真を掲載 (ビフォーアフター)
などと企んでいます。
お楽しみに。
吉田猫次郎 (今年で50歳)

37歳で自転車に目覚め、41歳でMTBのレースにたまに出るようになり、44歳でトライアスロンを始め、スポーツジムの会員にもなりましたが、ジムでやるのは水泳だけ。 筋トレは、一度もしたことがありませんでした。
そんな私ですが、2017年12月1日 (今から1ヶ月ほど前) から、筋トレを始めました。
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12月1日 仕事で大宮ソニックシティへ行った帰りに、駅構内の書店でふと「筋トレ」の本を見つける。これが良かった。1時間足らずで読める簡単な自己啓発本だが(私は自己啓発本が大嫌いである。この本は例外中の例外)、妙に勢いと説得力があった。
2017年に読んだ本の中で一番印象に残ったかも。

12月1日夜 初の筋トレ。腕立て50回、スクワット50回、腹筋50回を、休み休み実行。
同日深夜、近所の公園の高鉄棒で、懸垂をしてみるも、1回もできず。。。(屈辱)
自分の弱い箇所がわかった。上半身だ。
トライアスロンをやって5年になるが、思えば、ゆっくりとした有酸素運動ばかりだった。
上半身の筋肉が悲しいほど足りない。
12月2~5日 休み。腕と肩と胸がひどい筋肉痛。
12月6日 腕立て50回(かなりきつい)、スクワット50回(余裕)、腹筋50回(きつい)を、休み休み実行。手首がちょっと痛い。
12月7~9日 休み。筋肉痛。 手首対策として、「プッシュアップバー」を買う。

ホームセンターで1000円ちょっと。箱の表記を見てびっくり。この商品は、20年ほど前、私が商社に在職していたときにうちの部署で少し関与していた商品だ。
12月10日 腕立て50回(かなりきつい)、スクワット100回(まあ余裕)、腹筋50回(ややきつい)
12月11~13日 休み。筋肉痛。
12月14日 腕立て50回(おや?少し楽になった?)、スクワット100回(まあ余裕)、腹筋50回(ややきつい)
以降、3日おきに繰り返し。
12月22日 生まれて初めての、プロテイン購入。ドンキで3980円也。何もかも新鮮な体験だ。

12月24日 久々に、公園で懸垂を試す。 2回できた!
年末年始 少し進歩した気がするので、今度は、深い腕立てをゆっくり50回(かなりきつい)。腹筋70回(ややきつい)。スクワット100回(余裕)。
1月からは、ジムで筋トレ器具を試してみたいと思います。
これも初体験です。
(つづく)
吉田猫次郎


2015年8月23日(日曜日)、私にとって夏の終わりの恒例行事となりつつある、「第17回うつくしまトライアスロンinあいづ」 に参戦してきました。
(猪苗代湖スタート→会津大学ゴール)
結果は、3時間33分とひどいタイムでしたが、無事完走することができました。
早いもので、2012年8月(44歳の誕生日頃)にトライアスロン初挑戦して以来、
これで7度目の出場、7回全て完走したことになります。
(うつくしま2012、2013、2014、2015、酒田2014、昭和記念公園2013、アイアンマン70.3知多半島2015 = 計7戦)
いずれもビリから数えたほうが早いような恥ずかしいタイムですが、学生時代からあまりスポーツに打ち込んだ経験のない文化系かつメタボな私としては、まあ、満足な結果と言えるかもしれません。
来年以降も、トライアスロンに年間2戦くらいのペースで毎年出場したいと思っています。
できれば60歳、70歳とジジイになるまで続けたい・・・。
理由は、いくつかあります。
(1) バランスの良い運動。 イメージと違って、トライアスロンは身体のどこか一部分にのみ負荷がかからない、「オッサンに優しいスポーツ」 だと思うから。 例えば、フルマラソンやウルトラマラソンは足に負荷がかかるが、トライアスロンの場合、水泳のときは腕中心の運動になるので(クロールの長距離は足をあまり使わないのが普通) 足を休ませることができる。各パートによって使う筋肉が違い、負荷を分散させることができ、結果、膝などを故障しにくい (と感じる)。

(2) 健康。 心肺は間違いなく鍛えられるし、瞬発力を伴わない有酸素運動だし、全身運動以外の何物でもないので、本当に健康に良い(と感じる)。
(3) ほどよさ。 使う体力は、私のよく出ているオリンピックディスタンスという種目(水泳1.5㎞+自転車40㎞+ラン10㎞)でだいたいハーフマラソンより少しキツい程度。 今年6月に初挑戦したアイアンマン70.3(水泳1.9㎞+自転車90㎞+ラン21.1㎞)でだいたいフルマラソンより少しキツイ程度。 このくらいなら、社会人のオヤジが仕事の合間に毎日少し練習する程度でも十分完走できるし、大会翌日に仕事に支障をきたすことも(あまり)ない。 丁度いい運動だと思う。 (70代のご老人も結構参戦されている)
(4) ストレス解消。 精神的ストレスを抱えやすい仕事をしているので、肉体的負荷をある程度かけたほうが、中和されやすい(と感じる)。
(5) 才能を必要としないこと。 トライアスロンを完走するには、才能は必要ない。 現に、私は2012年の春までクロールで100m泳げるかどうかも怪しかったし、10㎞以上走った経験も皆無だったのに、同年8月には初挑戦&完走した。 もっとすごい人も沢山いる。義足で出場&完走した選手も何度か見かけたし、前述のように70歳~80歳代で完走されている方も結構多い。 カナヅチを克服して完走した選手もかなり多い。 このスポーツは、 「できるかできないか?」 ではなく、「やるかやらないか?」 だけの世界なのだ。 才能がなくても、高齢でも、ハンディキャップがあっても、運動音痴でも、練習さえすれば完走できる。 何となくキツそうだという「イメージ」にとらわれず、とにかく挑戦しさえすれば、誰にでも平等に機会が与えられている。 そういうところに惚れてしまった。
(6) 危険との隣り合わせ。 いくら才能が要らないといっても、特にスイムは、足の着かない海や湖を1.5キロ以上泳ぐので、死と隣り合わせである。 現に、毎年のように何名かの選手が、トライアスロンのスイムで命を落としている。
私自身も、スタート直後に何度も溺れそうになったことがある。(おかげで 「溺れそうになったときの対処」 に慣れてしまった・・・)
大袈裟にいえば、トライアスロンのスタートから最初の10分間は、映画「プライベート・ライアン」の冒頭のノルマンディー上陸作戦のような風景である(←私の主観)。 数百人もの選手が、砂浜で一斉にスタートする。足の届かない海で、他の選手が前後左右からぶつかってくる。波や泡や砂で視界が狭くなる。普段プールで練習している時とは全く様子が違う。水中は真っ暗で、ラインも引いていないから方向が定まらない。猛烈な不安に襲われる。そしてあっという間に平常心を失い、「溺れ」や「死」が頭の中をよぎり、過呼吸になり、平常心を失う。このような状態が、スタートして最初の5分でいきなり起こる。初心者にはまさしく「命がけ」である。
だが私はこう思う。 スーツ着て電車に乗っていても、家でおとなしく過ごしていても、死のリスクはゼロではない。 突然車や飛行機が突っ込んでくるかもしれないし、おとなしく過ごし過ぎて心身の免疫力が低下することもあるかもしれない。 あまり安全な場所に自分の身を置きすぎると、不測の事態に対処できなくなるものだ。 よって、トライアスロン初心者の私が、このように毎年命がけの心境で参戦するのは、ボケ防止や危機対処のための丁度良い訓練になると感じている。 (地震や津波や災害が起きてもパニックになりにくいかも・・・)
(7) 達成感。 トライアスロンに完走したときの喜びは、フルマラソンの比ではない。(←私の主観)
(8) 変化が多くて飽きない。 トライアスロンはなかなか忙しいスポーツだ。 大会前には自転車の点検・ 整備・調整をしなければならないし、スイムで泳ぎ切った後にウェットスーツを脱いでサイクルウェアに着替える際も、足の裏の砂をタオルや水で取り除いたりしながらできるだけ早く着替えなければならない。競技中の景色も、水中、砂浜、峠道、ランコースと目まぐるしく変わる。

(9) 周囲の選手から刺激を受ける。 トライアスロンに参加する人は、どこか突き抜けた人が多いようだ。 例えば私が今までに知り合ったトライアスロン出場者は、スポーツで全国クラスまで極めたことのある人から、弁護士資格を持つ外資系証券マン、事業再生業界の超エリート、医師、歯科医師、某業界トップクラスの社長、有名不動産会社社長、倒産危機から法的整理などをせずに這い上がって自力再生した零細企業社長、末期がんからの生還者など、なにやら普通でない人が多い。
(10) その他。 精神的若さを保つことができる。 死ぬときはポックリ逝ける(?)し、保険もちゃんと出る。 この調子で50代、60代、70代までトライアスロンを続けられたら息子も少し尊敬してくれるかもしれない。 などなどなど。

メタボオヤジの飽くなき挑戦は続く。
猫


2015年6月6日朝、東京出発。
370キロ先の愛知県知多半島へ向けて、一緒に参戦する池内氏と2人で運転交代しながら車を飛ばす。
(私は前日の夜まで仕事と研修と試験が続いたのでかなり寝不足気味・・・)

昼過ぎに現地(セントレア空港)到着。
空港内がアイアンマンの受付場所&説明会場になっている。
国際大会なので外国人選手も結構いた。
競技説明は1時間におよんだ。
約1500名が参加。

出場選手には、このようなリストバンドが与えられる。
これがないと選手の入場口に入れさせてもらえないので、翌日の試合終了まで外せない。

私の自転車。2010年に買って、通勤にサイクリングにレースにと5年間酷使した、FOCUS CAYOというモデル。
まだまだ現役。
今回はハンドルの中央部分に「DHバー」というバーを装着。(ヤフオクで3650円で落札)

タイヤは通勤用。サドルは擦り切れそうだけど交換せず。
整備は全て自分で。
【2015年6月7日 日曜日 決戦当日】

朝5時半、スタート地点到着。
前日に預けた自転車の空気圧などをチェック。補給食や飲み物などをセット。

ナンバリング。私のウェットスーツは長袖なので、掌にナンバリングしてもらった。
緊張が高まる。

スイムスタート地点を下見。 ここから戦いが始まる。

着替え場所の下見。 スイム終了後、ここでウェットスーツから自転車ウェアに着替えるのだ。

本番前に30分ほど、試泳する時間が与えられている。
岸から10メートルもいくと、足が着かなくなる。
100メートル沖まで試泳してみた。この時点では落ち着いていた。

池内氏。私の著書にも登場し、テレビ番組にも何度か一緒に出演して頂いたことがある「池内自動車」の社長。
過去に不渡り、競売、差押、ヤミ金の取立てなど、倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て経験したが、自己破産などせず、法的整理も一切せず、第二会社方式で逃げ切るようなこともせず、自力で再建。
現在は収益性もかなり回復。
スキーでインターハイ出場、スポーツ推薦など輝かしい経歴がある、バリバリの体育会系。
今回のアイアンマンも、水泳1.9㎞を42分で危なげなく泳ぎ切り、その後も危なげなく完走した。

私。 文化系男子。
プールでは30分で1.3㎞、1時間で2.7㎞泳げるくらいに上達したのだが・・・
* ここから本番スタート。写真なし。
【スイム 1.9㎞】
ここ2ヶ月間は、プールで毎月20㎞以上泳いだ。
だいぶ上達したつもりだったが、海で大会に出場するのは初体験。
1.9㎞の距離も大会としては初体験。
ドキドキしながら8時10分にスタート。
最初の100mほどは順調にクロールで突き進んでいったが、その後、急にいろいろ考えてしまい(足がつかない、視界が悪い、初めての海、初めての1.9㎞、過去のトラウマなど・・・)、急に恐怖心が襲ってきて、精神的パニック&過呼吸状態に・・・。
「ここで棄権しようか・・・」 という考えが頭をよぎっては消え、よぎっては消え、
必死にもがくように、平泳ぎでゆっくり泳いだ。
30分ほど平泳ぎでゆっくり泳いだら、どうにか平常心を取り戻すことができ、後半はクロールのみで泳ぎ切ることができた。
トータル55分もかかってしまった。
(目標タイムは45分だったのに・・・)
【自転車 90㎞】
これは比較的順調にいった。
だが、信号待ちのないノンストップで90㎞走った経験はあまりないし、予想外にアップダウンの多い道だったので、後半は思いのほか疲労が強くなってしまった。
当初の作戦では、「スイムとバイクで体力を温存して、最後のランで追い上げる!」 などと企んでいたが、実際には、スイムで棄権寸前になってしまったり、バイクで足の筋力を使い切ってしまったり・・・。
それでも、バイクを走り終えたときには、同行者の池内氏に追いついていた。
「よーし、このペースなら7時間台前半で完走できるぞ!」
【ラン 21.1㎞】
しかし、ランでもまたアップダウンの多い道が続いた。
最初の5-6㎞までは比較的順調に走ることができたが、その後、ふくらはぎを攣ってしまい、以後、両足のふくらはぎが攣り続け、歩いたり、エイドステーションで補給食をもらって休憩したり、また走ったりを繰り返しながら、ものすごくペースダウン。
心肺、スタミナはまだまだ余力があるのに、足が攣りまくって動かない。
そうしているうちに、どんどん制限時間(トータル8時間)が迫ってくる・・・。
ラスト3㎞。
ここで、足が攣ってもゆっくり走れるフォームを発見。
ゆっくり、だいたいキロ7分半くらいのペースで、歩かず走り続けられるように回復。
そして、7時間54分。
本当に制限時間ギリギリで、無事完走することができた。

ゴール地点。 さすが国際大会。実に華やかだった。

池内氏(左)は私より16分早く完走。しかも元気。さすがです。
私(右)はご覧のとおり、ダイエットに失敗し、メタボ体型のまま参戦。
見渡す限り、完走者の中でメタボ体型の選手は、私を除いて一人もいなかった。
世にも珍しい、デブのアイアンマン!?

完走者には「アイアンマン」のメダルが授与される。
私にとって、カネに代えられない一生の宝物になりそうだ。

試合結果。本当に制限時間ギリギリ。
というか、スイムの最初の10分でパニックになり「棄権」が頭をよぎったことを考えれば、よくまあ完走できたなあ、と・・・。
(制限時間に間に合わず完走できなかった選手も少なくない)
猫


久しぶりにトライアスロンの話題です。
私は現在、満46歳。
(8月で47歳になります)
メタボのオッサンです。
運動歴は、あまりありません。
中学生のときは弱小サッカー部の中堅以下でしたし、高校では帰宅部でした。
大学ではギター部でした。
社会人になってからも、30代半ばまで運動は皆無でした。
見た目も、典型的な文化系男子でした。
37歳になってから、自転車に凝りだして、ここで初めて運動をするようになりました。
39歳のときに、自転車で初めて100キロを超えるロングライドを経験。
41歳のときに、長野県王滝村で、生まれて初めての自転車レースに参戦(42キロ)
以後、43歳まで毎年、自転車レースに参戦。
過去のスポーツ経験は、これだけです。
43歳のとき、ある友人から、「トライアスロンに出てみないか」 と誘われたのがトライアスロンに興味をもつことになった最初でしたが、このときは、「まさか冗談だろ?」 という気持ちでした。
なにしろ、クロールで100メートルも泳げなかったのですから。
(50メートルも怪しかったかも)
しかしその後、事務所の近所の200円のプールにダイエット目的で通い出します。
泳ぎ方はYouTubeの動画などで少しずつ覚えながら、独学で、
「1週間5000メートル泳いでやる!」 と決め、その後、がむしゃらに3ヶ月で70,000メートル泳ぎ、
気がつけば、クロールで長距離を泳ぐことができるようになっていました。
43歳と10ヶ月が経過した頃でした。
この頃から、私の体質が、少し変わっていきました。
全身に力がつき、とりわけ心配能力が飛躍的にUPして、
ちょっとやそっとでは、息切れしなくなったのです。
おそるべし水泳効果。
そして、2012年8月。 44歳の誕生日の頃。
生まれて初めて、トライアスロンの大会に挑戦しました。
福島県猪苗代湖で開催された「うつくしまトライアスロン」。
スイム1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロ、計51.5キロの、オリンピックディスタンスと呼ばれる距離です。
結果は、スイムスタート直後にパニックになり(足が着かない恐怖、クロールで視界が悪く進行方向が定まらない恐怖、他の選手がぶつかってくる恐怖などが一気に襲ってきて過呼吸になった)、平泳ぎに切り替えて、
3時間30分というビリに近いタイムで、どうにか完走しました。
2回目のトライアスロンは、2013年6月、東京都立川市の昭和記念公園のプールを使ったショートコースでした。
水泳0.75キロと自転車20キロとラン5キロのショートコース。
これは1時間37分ほどで、あっさり完走できました。
3回目のトライアスロンは、2013年8月、45歳の誕生日の前後に、
「うつくしまトライアスロン」 に再度出場しました。
ここでまた、スイム1.5キロのスイムスタート直後に、第1回のトラウマが蘇ってしまい、必死に練習したのに、またもや平泳ぎであたふたしながら泳ぐ結果になってしまいました。
また、風邪もひいており、前年とほとんど変わらない3時間27分というタイムに終わりました。
4回目のトライアスロンは、2014年6月、山形県酒田市の「おしんレース」に出場しました。
しかしこの日は天候が荒れており、スイムが中止に。
自転車とランだけで競い合う「デュラスロン」に変更されてしまいました。
もちろん完走。まあ、そう悪くないタイムでした。
5回目のトライアスロンは、2014年8月の「うつくしま」でした。
46歳の誕生日の前後。
3年連続のうつくしま。 この大会は、妻が福島出身ということもありますが、それだけでなく、きれいな水、運営の良さ、素晴らしいロケーションなど、魅力満載です。これからも毎年出場したい大会です。
で、タイムのほうはというと、
この大会ではじめて、「クロールだけで1.5キロ泳ぎ切ること」 ができました。
トラウマ克服の瞬間です。
トータルのタイムも、3時間15分と、前年よりは12分も縮めることができました。
順位は下のほうですが、個人的にとても達成感を感じられた大会でした。
以上、2年間で計5回のトライアスロン大会に出場し、その全てを完走することができました。
泳ぎの苦手な、文化系、メタボオヤジの私が・・・!
これは大きな自信になりました。
但し、これらはいずれも、「オリンピックディスタンス」とか「ショート」と呼ばれる距離のものです。
ひそかに、「次はもっと長い大会に挑戦したい!」 という気持ちが強くなっていきました。
もっと長い大会とは、
「ミドル」 - スイム1.9㎞、自転車90㎞、ラン21.1㎞、計113㎞ (マイル表示だと70.3マイル)
「アイアンマン70.3」 という大会が有名。
「ロング」 - スイム3.8㎞、自転車180㎞、ラン42.195㎞ という最高峰。
「アイアンマンレース」「バラモンキング」などが有名。
特に、「アイアンマン」という称号には憧れました。
さすがに、ロングは想像もつかない未知の領域ですが、ミドルなら、そろそろ挑戦してもいいだろうという気持ちになってきました。
そして、今年の春、愛知県知多半島で開催される 「アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン」 という大会に思い切ってエントリーし、6月7日、予定通り出場しました。
結果は・・・、
海でトラウマと闘いながらスイム1.9㎞をなんとか泳ぎ切り、
自転車で90キロの長距離(坂道多数)を乗り切り、
最後にハーフマラソン21.1㎞(坂道多し)をどうにかこうにか走りきり、
制限時間ギリギリで、完走することができました。
(「その2」 へつづく)
※ 吉田猫次郎のトライアスロン戦歴 (2015年6月現在) :
・ 2012年8月 うつくしまトライアスロン (1.5+40+10㎞)
- 3時間30分 *スイムでパニックになり、トラウマ状態に
・ 2013年6月 昭和記念公園トライアスロン (0.75+20+5㎞)
- 1時間39分
・ 2013年8月 うつくしまトライアスロン (1.5+40+10㎞)
- 3時間27分 *スイムでトラウマ再び・・・
・ 2014年6月 山形酒田おしんレース (3.5+40+10㎞)
- 2時間47分 *悪天候のためスイムなし
・ 2014年8月 うつくしまトライアスロン (1.5+40+10㎞)
- 3時間15分 *トラウマ克服
・ 2015年6月 アイアンマン70.3セントレア(1.9+90+21.1㎞)
- 7時間54分 *初めての海。トラウマ再び・・・
以上、全戦どうにか完走。
メタボオヤジの飽くなき挑戦はまだまだ続く。

3時間15分で完走しました。
順位は、508名中419位でした。
ビリから89番目という順位ですが、私としては満足な結果です。
一昨年(初挑戦)は3時間30分で完走しました。
ビリに近い順位でした。
昨年(風邪気味)は3時間27分で完走しました。
やはり、かなり後ろの順位でした。
今年は昨年よりも、12分もタイムを縮めることができたのです。
あまり練習できなかったのに・・・。
内訳は、
スイム 42分 (最も自信があったが途中ハプニングあり)、
バイク 1時間30分 (昨年より9分速い)、
ラン 1時間1分 (昨年より7分速い) でした。
意外にも、最も練習したスイムが最悪で、ほとんど練習しなかった自転車がまあまあのタイムで、アキレス腱炎症で静養のためほとんど期待していなかったランのタイムが一番マトモでした。
最後までわからないものですね・・・。

福島県の2大大手新聞のひとつ、「福島民友」に掲載された選手名簿。
540人がエントリー。
私は345番。(ほぼ年齢順)
最高齢の539~540番の方は、なんと79歳!尊敬!

猪苗代湖。
大会前日の午後に到着。
真っ先に泳ぐ練習。
独りなので、安全のために湖水浴場の足の着くエリア内でのみ。

ウェットスーツはピチピチ。
背中のチャックを締めるのも一苦労というありさま。(恥)
メタボオヤジの飽くなき挑戦は続く。

3年連続で、独りで出場。
そして3年連続で会場隣のキャンプ場でテント泊。
自炊。

湖水浴場の注意書き。
・・・あれ?「湖水欲」?
これはこれで何となくしっくりくるような気が・・・。
湖水欲。プププ。
私のためにあるような言葉ですね。
【大会当日】

ナンバリングの儀式。

足にも。

バイクラック(自転車置き場)。
508台のロードバイクやTTバイクが所狭しと並ぶのは圧巻。

私の愛車。ドイツ製の、ネット通販割安並行輸入物。
4年間、通勤にレースにと大活躍。

スイムスタート!
これを撮影してくれたのは、仙台在住のK山さんという勉強会常連さん。
わざわざオートバイで駆けつけてくれました。感謝感激。
* ややオーバーにいえば、トライアスロンは、命懸けのスポーツです。
今回の大会では、スイムで40名以上のリタイヤが出たそうです。
なにしろ、足の着かないオープンウォーターで、他の何百人もの選手に揉まれながら、あるときはぶつかり、またあるときは上に乗っかられ、恐怖心を抑えながらグイグイ前へ進まなければなりません。
プールで泳ぐのとは、まるで別物です。
1割近い脱落者が出ても不思議ではありません。
ここで無理したら、死ぬ恐れもあります。
撤退する勇気も必要です。
私も、昨年と一昨年の大会では、そのような水中バトルにどうしても慣れることができず、また、足の着かない場所を泳ぐ恐怖心から平常心を保つことができず、開始直後から過呼吸状態になり、平泳ぎに切り替えて、やっとの思いで完泳・完走しました。
しかし、3度目の挑戦になる今回、ついに、恐怖心を克服できた気がします。
今回はスタートからゴールまで、ほとんどクロールで泳ぎきることができました。(←これが一番嬉しい)
途中、思いがけないハプニングがありましたが (沖で他選手の腕が私の頭にぶつかり、ゴーグルに水が入り、しばらく片目をつぶったまま右往左往しながら泳いでいた。さすがにこのときは少し動揺したので、水上で軽く休憩しながらゴーグルをつけ直した。これで結構なタイムロスが生じてしまった・・・)、まあ、この時もそんなに動揺せず、どうにか平常心を保つことができました。
結果的なタイムは42分と昨年並みの遅さでしたが、その内容は、昨年とは天地の差があると感じています。

麗しきチアリーダー。
とっても元気が出ました。
ゴール間際で3人ブチ抜くことができました。

3時間15分で無事ゴール。無事生還。
このとき、右足の親指の先端にトゲが刺さっていた。

今年もガリガリ君が食べ放題だった。
うつくしまトライアスロンは、毎回、とにかく運営が素晴らしい。
人気が高いのも頷ける。

スイカや桃も食べ放題。
立食パーティーもあった。

先導車はピンクのクラウン。
福島トヨタがスポンサー様なのだ。
他にも幾つかの大会に出場しましたが、とりわけ、この「うつくしまトライアスロン in あいづ」には、
毎回、感動させてもらっています。
東北という地域性でしょうか、いつも感じるのは、みんな温厚で、欲得抜きで接してくださる。
今回の大会では、なんと、地元ボランティアの方が900名以上も集まったそうです。
それを聞いただけでも感動モノですが、他にも、自転車で全力疾走しているときに道路脇でたくさんの人が声援を送ってくれたり、とにかく「人」が暖かい。
そして、運営も素晴らしい。
私は、妻が福島出身というのも無関係ではありませんが、それは初挑戦時の動機のひとつにすぎず、今ではすっかり、この大会のファンになってしまいました。
来年も(4年連続で)出場できるよう頑張ります。
吉田猫次郎46歳
