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吉田猫次郎のブログ(2005年~2020年分)

事業再生コンサルタント・吉田猫次郎の旧ブログです。恥ずかしいけど残しておきます。2021年からは別の場所に移転しました。

 

『決算書がまるごとわかる本』、誤植多数→リコール対応に・・・


Category: オススメの本   Tags: ---
半年ぶりのブログ更新につき、大幅に告知が遅れてしまいましたことをお詫びします。

既にご存知の方も多いかと思いますが、2018年12月に発売された『決算書がまるごとわかる本』、ほぼ全てのページにわたって誤植がありました。これを重く受け止めた出版社と編集者と著者(私)は、1月までに校正作業を重ね、2月に改訂版が出ました。しかしこれは初版を購入して下さった読者様へのリコール用(交換用)として扱い、書店での販売はストップしています。本日現在、Amazonでも買えなくなっています。

出版社の当該ページは、ここです。
http://www.shinyusha.co.jp/special-topics/kessansho/

修正した誌面 (PDF。かなりのページ数におよぴます。買わなくても内容がわかりますね。誤植を除けば、読者の方々の評判は良かったのですが・・・)
http://www.shinyusha.co.jp/app/wp-content/uploads/2019/02/kessansho-new.pdf

以上、読者様を第一に考えた対処となりました。

購入してくださった皆様には、上記のとおり返品・交換ができることをお知らせすると共に、私なりの読者様向けのサービスとして、エラー本へのサインや、交換手続きのフォローなどをさせていただいております。

吉田猫次郎

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吉田猫次郎の新刊本『決算書がまるごとわかる本』、2018年12月3日発売!


Category: オススメの本   Tags: ---
本日発売です。
Amazonでご注文の方はこちら。
http://amzn.asia/d/gYvVRZK

kessanshohyousi 


執筆ウラ話や、本書の内容解説など、書きたいことが山のようにあります。
詳しくは後日また!

吉田猫次郎

「本は買って読め。家は借りて住め」


Category: オススメの本   Tags: ---
「本は買って読め。家は借りて住め」
「なんやそれ」
おかあさんがたずねた。
「本はひとのを借りて読んで、せっせっと家を買うお金をためるような人間にはなるなっていうこと」

(灰谷健次郎『太陽の子』より)

taiyounoko



・・・私はこの一節が好きで、2001年に猫次郎と名乗ってホームページを開設した当初から、よく引用していました。
今読んでも名言だと思います。

特にこの仕事をしていると、会社が倒産しそうになって、担保に入れていた自宅が債権者に取られそうになり、冷静な判断ができなくなっている社長さんをよく見かけます。 

よく考えてください。
持ち家を失ったって、住むところはいくらでも見つかりますよ。 

むしろ、苦しいときは積極的に持ち家を手放して、より人間らしい生活を求めたほうがいいでしょう。





taiyounkohyousi

『捨てられる銀行』 という本


Category: オススメの本   Tags: ---
今、業界で大変話題になっている本です。
既にご存知の方も多いかもしれませんね。

suterareruginkou

https://www.amazon.co.jp/dp/4062883694

この本、何十冊もまとめ買いしている銀行もあるようです。
金融機関職員はもとより、我々コンサルタントにとっても必読の書です。

これを読めば、私が今年の初め頃からメルマガ等で書いてきた 「銀行の審査基準が変わってきている」 という意味がわかると思います。

とりわけ、「事業性評価」 という言葉には大注目です。

1999年の金融検査マニュアル改訂以降、15年ほど、このマニュアルに従って、貸出先への評価基準が、やれ自己資本比率がどうのとか、有利子負債CF倍率がどうのとか、いわば財務諸表重視、定量評価重視の状態が長く続いてきました。 まあこれはこれで、担保や保証人からの脱却が進み、良い側面もあったと思います。 しかしいかんせん、審査の方法がマニュアル的過ぎて、古き良き時代のような、「商流」を理解し、現場を絶えずウォッチするようなことがおろそかになっていた感があります。

そこで、今回の「事業性評価」です。
まだ過度な期待はできませんが、全国の金融機関が、「定量評価」だけでなく「定性評価」も重視するようになってきていることは、概ね間違いないと思います。なにぶん銀行さんですので、できることには限りがあるでしょうが、その姿勢だけでも大いなる変化です。特にここ数ヶ月(私がブログ更新をサボっていたまさにこの数ヶ月)、全国あちこちの金融機関で、「事業性評価」に関する研修が開催されたという話を何度も耳にしました。

実は、これを書いている今日(9/27)も九州某所へ出張し、認定支援機関として、バンクミーティングに参加し、モニタリング報告書を提出してきたのですが、ここでもやはり、「アクションプランに関する定性的説明」 というページが非常に重視されました。つまり、財務諸表の数字は銀行さんもよく理解している。それよりも、財務諸表にあわられないこと (どこから買い、どこへ売り、その過程でどんな価値を生み出しているのか?などなど) を詳細に質問されました。これは嬉しい傾向だと思います。

このように、銀行さんの審査基準も大きく変わってきています。

となると、事業再生の各種テクニックも、それに合わせて変わっていくことでしょう。
経営改善計画書の描き方ひとつとっても、従来の数字ばかり羅列したものではなく、その会社の強み・弱み・機会・脅威を明記したり、内部環境や外部環境をより深く掘り下げたり、知的資産とも呼ぶべきその会社の財務諸表にあらわれない財産について説明したり、そういうことが活きてきそうです。また、「経営革新計画」や「経営力向上計画」なども評価の対象になっていきそうです。



吉田猫次郎の絶版本が、またまたプレミア価格に・・・


Category: オススメの本   Tags: ---
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2009年に朝日新聞出版から出させて頂いた拙著(初版7000部止まりで絶版)が、2-3年前からAmazonの古本でプレミア価格になっています。

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本日現在、安いもので5000円以上、高いものは13000円以上という異常事態です。

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大変ありがたい話ですが、著者の私には一銭の得にもならず、増刷や復刻の話もなく、なんとも複雑な気持ちです。

今までに共著含めて12冊の本を出版させていただく機会に恵まれましたが、ここ3年ほど、多忙の為、本の執筆をサボっていました。
そろそろ何か書かなきゃ・・・


『借金なんかで死ぬな』(2009年発行、現在絶版)の古本相場が高騰中!


Category: オススメの本   Tags: ---


借金なんかで死ぬな!『借金なんかで死ぬな!』
(2009/06/19 朝日新聞出版)
吉田 猫次郎 著

商品詳細を見る




・・・ この本、もう絶版になってしまい、増刷の予定はないのですが(泣)、
今頃になって、古本市場で大変なプレミアがついてきました。 ↓↓
さっきAmazonマーケットプレイスを見たら、安いもので2,684円、高いものでは9,800円の値がついていて、もうビックリ。


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朝日新聞出版さん、再販させてくれないかなあ~。


人生はニャンとかなる!


Category: オススメの本   Tags: ---
大晦日です。

今年最後の投稿で紹介するのは、いま話題沸騰中のこの本です。

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人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法
(2013/10/22)
水野 敬也、長沼 直樹 他

商品詳細を見る




ある方からプレゼントされたものですが、読んでみると、とってもいい本でした。

お正月休みの一冊としてもオススメ。

どのページからめくっても、気楽に読めるのもいいです。

それでは、良いお年を!


吉田猫次郎

『不動産のしくみがわかる本』 中山聡(著) 向井博(監修)


Category: オススメの本   Tags: ---
nakayamafudousan

これも著者の方から一冊頂きました。
しかもサイン入り。(嬉)

signnakayama


著者の中山さんは、今年5月に富山県の不動産鑑定士協会北陸支部の総会でお会いしたのが最初で、そのちょっと後にNEKO-KENの大阪勉強会でもお会いしました。経歴がものすごく突き抜けていて、なんと、東大医学部(!)を卒業後、医師にならずに、金融、不動産、M&Aなどの分野に進み、現在は不動産鑑定士や建築士として活躍されています(古い家の「魔改造」的リフォームを自ら手掛けたり、遊び心のある方です)

監修の向井さんは、大阪勉強会の常連さんで、ご存知の方も多いと思います。もちろんコテコテの関西人。年齢30代半ば。行政書士、宅建主任者、ATP事業再生士補、そして格闘技マニアなどの顔を持った、これまた個性的な方です。かれこれ4年くらい前から親しくさせて頂いています。

中山さんと向井さんは、同じ会社の同僚だったことがあるそうです。


さて、この本。

表紙のタイトルがありきたりなので、ちょっとナメていました。(すみません・・・)

読んでみると、実に素晴らしい本でした。

不動産の知識をゼロから学びたい方や、これからマイホームを買うので住宅ローンの知識を身につけたい方にも向いているばかりか、私のような、不動産業ではないけど金融機関の担保権実行(競売)や任意売却などを傍で見る場面の多いコンサルタント業、あるいは金融業、その他士業の方にも大変向いていると思いました。

薄っぺらい内容の本だと思ったら大間違いです。
わかりやすい平易な文章で書かれていますが、退屈な部分がなく、要点がぎっしりつまっています。
読後には確かな充実感があります。

章と章の間にあるショートコラムも秀逸です。

これは本当にオススメ。





ビジネス図解 不動産のしくみがわかる本 (DO BOOKS)ビジネス図解 不動産のしくみがわかる本 (DO BOOKS)
(2013/11/08)
中山 聡

商品詳細を見る

『医療保険はすぐやめなさい』 内藤眞弓著


Category: オススメの本   Tags: ---
hokennaitou20131126


11月中旬に発売されたばかりのこの本、著者の内藤眞弓さんから1冊頂きました。ありがたやありがたや。

内藤さんは数年前にも同様の内容の本を出版されており、この分野には大変造詣の深い方です。

本の内容も、けっして民間の生命保険などを全否定するような偏ったものではなく、保険との上手な付き合い方を説くもので、大変勉強になります。


保険自体は決して無駄ではありません。「安心を買う」ものです。

でも、保険を「資産運用」のようにとらえるのは、ケースにもよりますが、あまりおすすめできません。

また、よく調べないまま保険会社の広告を鵜呑みにするのは、良くありません。
公的な健康保険でも、かなりの部分がカバーできますから。

本書は、保険料を必要最小限にとどめ、家計の負担を減らすために、大変有用な本です。おすすめ。



*以下、Amazonに掲載されている商品説明をコピペします。

内容紹介

■コマーシャルにだまされている! 実は医療保険は「払い損」
ご存じですか? 医療保険で200万円もらうには、一般的な手術が10回、入院を100日(日額1万円給付の場合)しないとモトが取れません! それなのに好感度の高いタレントが微笑むコマーシャルの大量投入により、不安をあおられて「医療保険」や「がん保険」に加入する人が続出。「保険に入れば一生安心」などとうたいますが、そもそも入院をベースとした「医療保険」は、高齢化社会には合いません。
何十年と医療費を支払ってきても、入院しなくてはお金はもらえません。一昔前は入院治療が常識だったがん治療も、今や通院での治療も多く、そうなれば入院していないので、医療保険から給付金はもらえないのです。さらに高齢になると多くなる、痴呆などでねたきりの入院では給付金がもらえないケースが多発。医療保険は基本的に掛け捨てなので、保険料を払うだけ払って戻ってこない「払い損」なのです。< 30代で月々5000円を30年払えば180万円。日本の公的な医療保険=「健康保険」は治療費が100万円かかっても実際に支払うのは9万円足らず。さらに300万円かかっても、保険が効くので実際に支払うのは10万円台。わざわざ民間の医療保険に入る必要はありません。すぐにやめてその分貯金に回した方が「掛け捨て」にはなりません!


■「医療保険」は、もう時代に合っていない
医療保険、がん保険の分野では日本一詳しいといえる内藤さんの最新刊となる本書では、今、膨大な広告量によって、ついつい多くの人が加入させられている医療保険、がん保険の不要論。
医療の進歩によって、今や、がんでも通院しながら治療を受ける時代。なのに、医療保険の基本は「入院日数」によってもらえる額が決まること。最新のがん保険は通院でももらえるものもうりますが、数年前~10年前に加入しして、民間の医療保険に保険料を支払い続けていても、日帰り手術+通院というケースでは、ほとんどお金をもらえず払い損です。
さらに「がん保険」は日進月歩の医療処方に合っていないため、5年経つともう旧式と思えるくらい、時代にそぐわないものが多いのです。ですからたとえ近い将来でも、万が一のときには「使えない保険」になってしまっていることも予想されます。
それなのに「一生安心」という宣伝にだまされてしまっていいのでしょうか?なるほど、と思わせるデータや事例とともに、「民間の医療保険」に頼るのは危ない、という事実に迫ります!


■高齢者ほど民間の「医療保険」は不要! < >150万円の貯金があれば若い人もやめなさい
「もらえるかどうかわからない医療保険」にお金を払うよりも、自分で貯蓄をしたほうが絶対におすすめ、というのが著者の主張。特に、それは高齢になればなるほど実感するはずです。
70歳以降になればどんなに医療費がかかっても、高額療養費で自己負担は1か月、高額でも5万円もかからないのにその世代は月々数万円も支払い保険に入っている矛盾。 さらに、シニア世代に必要不可欠なリハビリや介護サービス、通院費用、タクシー代などは全額自己負担で、民間の医療保険ではお金は一銭も出ません。
そういった支出に対応するには、保険にお金を払うより、その分貯金をして備えるべきだと思いませんか?




「一生安心」にだまされるな!  医療保険はすぐやめなさい「一生安心」にだまされるな! 医療保険はすぐやめなさい
(2013/11/15)
内藤 眞弓

商品詳細を見る

ストーリーで読む事業再生~事業再生の今を知る!~ [Kindle版] 250円!


Category: オススメの本   Tags: ---


ストーリーで読む事業再生~事業再生の今を知る!~ストーリーで読む事業再生~事業再生の今を知る!~
(2013/07/28)
廣田眞吾、奥津 裕介 他

商品詳細を見る



* 私も日頃大変お世話になっている、中小企業診断士系の事業再生研究会による共著です。
 電子書籍(kindle版)で、なんと250円というお手頃価格で読めますが、これを書いた共著者の皆さん(編者含む7名)は、中小企業診断士、弁護士、中小企業再生支援協議会、メガバンク銀行員など実に多彩で、大変ハイレベルな方々です。おすすめ。

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プロフィール

吉田猫次郎

Author:吉田猫次郎
【NEKO-KEN】
中小・零細企業・自営業向け事業再生コンサルタント。
事務所所在地は、東京都三鷹市下連雀3-31-4-206 (2021年4月現在)
経済産業省認定・経営革新等認定支援機関(認定支援機関)。
2003年開業。末期症状の会社の倒産回避(生き残りのための応急処置)から、原因究明、デューデリジェンス、再生スキーム策定、金融機関向け経営改善計画策定支援、資金繰り改善、PL改善(黒字化)、実行支援、事業承継、補助金、最後の出口へのお手伝いに至るまで、事業再生コンサルタントとしては一通りの経験と実績があります。
企業理念は「ヒト・モノ・カネの再生」。


【吉田猫次郎】
本名よしかわひろふみ。(株)NEKO-KEN代表取締役、CTP認定事業再生士、認定支援機関、著述業、ほか。
1968年東京生、乙女座、A型、申年、五黄土星。
著書13冊。講演300回以上。テレビ出演15回くらい。
20代のサラリーマン時代に高額の連帯保証人になり、その後、1998-2000年の脱サラ時に、借金苦・倒産危機で考えられる最悪の事態をほぼ全て体験したことがある(高利、多重、ヤミ金、怖い取立て、手形不渡り、ブラックリスト、強制執行など・・・だが自己破産はせず)。その体験記を、2001年に猫次郎と名乗ってホームページに公開したところ、予想外にヒットしてしまい、2003年に書籍化。以後、事業再生コンサルタントに転身し現在に至る。
最近はスポーツらしいこともするようになり、2012年(44歳)から現在までにトライアスロンに12回出場、全て完走。フルマラソンも2回出場、2回完走。
嫌いな食べ物は、ダイコンと漬物。特に「たくあん」が大の苦手で、あれを食うのは、どの拷問よりも苦痛だと思う。
2020年8月に脳梗塞発症。3週間ほど入院。しかし現在こうして文章を書いているし、手足も自由に動く。

★ 「相談」をご希望の方は、ホームページのほうに申込方法等を記載していますのでご覧下さい。有料と無料があります。お急ぎの方はお電話でもOKです。 → 吉田猫次郎ホームページ

★ 取材、講演、執筆依頼は、直接メールまたはお電話下さい。 ooneko@nekojiro.net TEL(0422)46-9480

 
 
 
 
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吉田猫次郎 著
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