借金問題 倒産防止 事業再生 連帯保証人 借金自殺問題 ブラックリスト 多重債務 ・・・・・について普段は書いてますが、ここはブログなので、もっと気楽に書きます。(猫)
 
猫研について
猫研とは?
猫研とは、吉田猫次郎が代表を務めている経営コンサルタント会社の略称です。おもに中小企業や自営業の事業再生・倒産回避の相談を受けることを業としています。(経営相談であって法律相談や債務整理代行とは違いますので誤解なきように!) 詳しくはホームページ www.nekojiro.net/ をご参照下さい。

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焼き鳥はなぜ串に刺さっているのか?―儲けるために知っておきたい生産管理の基礎知識焼き鳥はなぜ串に刺さっているのか?―儲けるために知っておきたい生産管理の基礎知識
(2008/09/20)
初鹿野 浩明

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* 正月休みにブックオフで偶然見つけて800円で購入。
一読してみて、これはイイ、是非うちに相談に来る人にもお勧めしたいと思った。
特に、飲食業の経営者は必読。

 飲食店には当然のことながら損益分岐点があり、その分岐点よりも高い売上げを維持しないと赤字に転落してしまう。ここまでは誰でもわかる。
 しかし、いたずらに売上げを上げればいいってもんじゃない。売上げと利益は正比例しない。過ぎたるは及ばざるが如し。売上げを上げ過ぎてしまうと、かえって赤字に転落してしまうことがあるのだ。そんなメカニズムも、この本を読むとよくわかる。

 「利益を出す」っていうのは、実際、結構難しい。 たとえば、粗利70%でいつも満席のさぞかし儲かってそうなラーメン屋でも、締めてみたら実質赤字だったなんてことは結構ある。 ましてやこのご時世だ。売上UPを望むことはなかなかできない。だからこそ、今まで以上に「利益を出す」ことに真剣にならなければならない。 そういうことを考えていくうえでも、この本はとても参考になると思う。


 猫
数日前、小説家の松井計さんからメールを頂きました。

内容は、「先月、双葉社から『連帯保証人』という小説を出したんですが、猫さん、宝島社から『連帯保証人』という本を出していたんですね。知りませんでした。タイトルがかぶってしまって申し訳ないです。私の本のほうはミステリ小説ですのでご勘弁を・・・」 といった内容でした。

わたしはこれに対し、怒りに震えて、「それは許せません。法的手段に訴えます。」 と即刻レスしました。・・・というのはウソで、 「ぜんぜん気にしません。むしろ読んでみたいです。うちのブログでも紹介させて頂きます。」 と返信しました。 そりゃそうです。わたしが書いた宝島社『連帯保証人』は小説ではないので内容は全くかぶらないし、発売時期も2年以上隔たりがあるし、べつにかぶってもおかしくないよくありそうなタイトルだし。

ともあれ、ミステリー小説の『連帯保証人』、読んでみたいです。

連帯保証人連帯保証人
(2008/11)
松井 計

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松井計さんは、以前にも何度かここで書いたことがありますが、本業は小説家で、最近はテレビや雑誌にもよく出ています。以前、作家として生計が立てられなくなり、賃貸住宅を追い出されて半年間ほど新宿界隈でホームレス生活を強いられるという壮絶な体験をされたことがあり、そのときに書いた原稿(ホームレス生活中に書いた原稿)が『ホームレス作家』として幻冬舎から2001年頃に出版され、ベストセラーになりました。今でも文庫化されてロングセラーで売れているようです。こっちも面白いですよ。

ホームレス作家 (幻冬舎アウトロー文庫)ホームレス作家 (幻冬舎アウトロー文庫)
(2002/12)
松井 計

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ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)
(2007/04/17)
石野 雄一

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* これは1年くらい前に読んだ本だが、なかなかおすすめ。
 但し要注意。数字に弱い社長さんがタイトルを鵜呑みにして「ざっくり分かる」と思って読むと、たぶん自信喪失する。以前紹介した同出版社の 『経営の大局をつかむ会計』(山根節) や、それよりもっと易しく書かれた同社のベストセラー書 『さおだけ屋は〜』 あたりから読み始めて徐々に理解を深めないと、たぶんチンプンカンプンだろう。聞き慣れない横文字や数式も結構出てくるので。
 しかし、ある程度勉強している社長さんが次のステップアップを目指す場合、この本はうってつけだと思う。


* ところで、とってもいい本なのだが、1箇所だけ突っ込みを入れたく箇所を発見した。

 それは、同書の98ページにWACC(加重平均資本コスト)の例として記載されている 「マティーニ1杯のコスト」 である。

 cocktail081206
(写真の酒がマティーニです。これは私が作った猫次郎スペシャル。ご参考まで)

 このマティーニのコスト計算の根拠が、明らかに間違っているのである。 
(どうでもいいような細かい突っ込みですみません・・・)

 ここには、ドライジン400円/1杯(60ml)を45ml + ドライベルモット200円/1杯(60ml)を15ml = マティーニ60ml1杯作るのに350円かかると書かれている。

 しかし、ドライジンは60mlあたり400円もしない。
 酒屋へ行けばわかるが、ジンの定番であるビーフィーター、ゴードン、タンカレー、いずれも、750mlで1500円前後だ。デパートで買っても2000円でおつりがくる。ドンキホーテなら1200円で買えることもある。
 仮に、750mlのタンカレーを2000円で買ったとしても、60mlあたり160円という計算になるではないか。
 ドライベルモットも本当はもうちょっと安いと思うのだが、まあこちらはこれで良しとしよう。
 これで再計算すると、ドライジン45mlで120円+ドライベルモット15mlで50円 = 計170円 でマティーニの出来上がり、という計算になる。

 さらにもうひとつ、突っ込みたい部分がある。(すみませんお付き合い下さい・・・)

 これだけ高いジン、これだけ高いドライベルモットを使用しているのに、オリーブを入れていないとは何事か!?  また、ステアする(かきまぜる)際にも、大きめのロックアイスがないと美味しくできないから、氷のコストも勘定に入れなければならない。 とすると、オリーブと氷をあわせて、1杯あたり200円前後になるはずだ。


 すみません。こういうのを、重箱の隅をつつく っていうんですね。
 すっかり本題からそれました・・・。



 話がそれたついでに、カクテル作りの近況を。

 最近、青っぽいカクテルにはまっている。
cocktail081205
 これはブルー・マルガリータ、猫次郎スペシャル。

 テキーラ30ml、ブルーキュラソー15ml、生絞りレモン15mlをシェイクして作ったもの。グラスには塩。

 テキーラと塩という組み合わせはメキシコの超定番なんだけど(メキシコのワイルドな男たちは手の甲に塩を乗せてそれを舐めながらテキーラのロックを飲んだりする)、こうやってレモンやキュラソーなどを加えてカクテルにすると、まるで別の飲み物になるから面白い。

 これをホテルのバーで飲むと、だいたい800円から1200円位はする。
でも自分の部屋で作ると、1杯あたり材料代200円位で作れる。
(もっとも、味は天と地の差だけど・・・)

 たまに出張先のホテルのバーで飲むと、とても勉強になる。
「なるほど、こりゃ1200円でも納得だわ」 と、感心することが多い。

 でも逆に、「おいおい、これで1200円はあんまりだろ、俺が部屋で作ったほうが美味いぞ!!」 と怒り出してしまいたくなるようなひどい店もたまにある。

 そして、「プロ意識とは何か?」「付加価値とは何か?」・・・と、ちびちび飲みながら、とりとめもなく考えるのであーる。


 猫

hayashi3ad (画像をクリックするとAmazonの書籍紹介ページへリンクします)

『三十路OLモザイク日記』 主婦の友社 hayashi3 著


猫次郎がブッダみたいな格好をして寝そべってる絵や、プロフィールの似顔絵を描いてくれたhayashi3(ハヤシさん)。 彼女がついに、主婦の友社から4コマ漫画の単行本を出すことになりました。9月26日発売。

いやー、素直に嬉しいです。

hayashi3と知り合ったのは去年の夏の終わり頃。
私の10年来の釣り仲間であり現在では仕事仲間でもある「第四学区ぬまっち氏」の紹介で、「とにかくおもしれーヤツがいるから一度紹介するよ!」と言われ、行き付けの「小以志」というゲイ系の居酒屋で3人で会ったのがはじまりでした。(なんかメチャクチャなセッティングですね)
確かに、かなり型破りな面白い女性でした。
我々は会ってすぐに意気投合し、ササッとブログ表紙の絵を描いてくれたのでした。
彼女は年齢30ちょっと、独身、芸術肌で、おしゃれで、お目目ぱっちりで、スレンダーで、ちょっとエキゾチックな感じの美女です。そのうえ中身はブッ飛んでいて最高に面白く、しかも一芸に秀でていたりもするものですから、かなりモテます。
でも彼女には同居人がいるので、わたしとはヘンな関係にはならず、ざっくばらんにバカ話やエロ話をすることができるオープンな悪友みたいな感じで、現在も仲良くさせて頂いてます。

この本は、わたしに言わせれば、ズバリ、「女性が女性のために描いた、エロ系4コママンガ」です。 
見る人によっては、かなり嫌悪感を覚えるかもしれませんのでご注意下さい。

でも、わたしは、あえてそんな本を描いたハヤシさんを断然応援します。

なんかこう、畑は違うけど、「タブー視されてきた恥ずかしい話題に、体を張って明るく楽しくエグりこむ姿勢」 みたいなところに妙な共感を覚えるのです。

わたしは「借金」というタブー視されがちな分野について、本を書きました。
彼女は「女性のセックス」というもっとタブー視されがちな分野について、本を描きました。
こう書くと、なんかちょっと似てるじゃありませんか!?

売れるといいですね。期待してます。

でも、この本、売れれば売れるほど、間違いなく酷評する人もあらわれるだろうし(確率的にたとえそれが1%にすぎなくても、数としては10とか100とか1000になるでしょう)、また、本が売れればそれを妬んで誹謗中傷するようなケツの穴の小さい人も身近にいるかもしれません。悲しいかな、世の中には他人の幸せを喜べない心の貧しい人が結構いるものです。 
そう、本を出してメジャーになるということは、そういうリスク・プレッシャーとも隣り合わせなのです。
喜びも増すだろうけど、ストレスも増えますよ、たぶん。 覚悟して下さい。
でも、そんなことにメゲず、これをキッカケに、どんどん前進してほしいと心から思います。 


* 恥ずかしいので伏せておこうと思いましたが、実は、この本の中に、わたしも1ページだけ登場しています。
「N次郎氏」という名前で、でも顔はそのまんまで、居酒屋でアホなエロ話をしたときの様子がちょっとアレンジされて4コマ化しています。 恥ずかしいのであまり見てほしくない気持ちもありますが、ハヤシさんを応援する気持ちをこめて、「是非買って下さい!」 と宣伝させて頂きます。
(私は今まで、他人の書いたノンフィクションやハウツー本に随分登場させて頂いたことがありますが、マンガに登場したのはこれが初めてです。)

* 参考:ハヤシさんのブログはこちら


N次郎

写真は先週大阪出張中に淀屋橋駅構内のブックファーストでまとめ買いした5冊。

1.『偽善エコロジー』
2.『ブッダはなぜ子を捨てたか』
3.『いざとなったら会社は売ろう!』
4.『「心の傷」は言ったもん勝ち』
あと、写真には載ってないけど、もう1冊、
5.『レッズのスタジアムが満員になる理由』

以上5冊買った。

土日の完全オフのうちに、5冊並行して、だいたい半分位読んだ。

タイトルや目次は極めて魅力的だが中身はちょっとガッカリだった本もあって、こういう本は1時間で読み捨てた。

なかなか面白いと思ったのは、1.4.5だ。

特に1は、前に読んで大変面白いと思った 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』 という本と同じ著者が書いていて、中身もまあ似たようなことが書いてあるのだが、何度読んでも興味深いと思った。

わたしは、環境問題の多くは、以前から「ウサン臭い」と思っている。

フロンガスでオゾン層が破壊される?確かこの話題が提起された頃はフロンガスの特許が切れる時期と一致していたのではないか?代替フロンの特許を持っているのは確かデュポンやナショナルなど超大企業。
地球温暖化防止を謳うテレビ番組やコマーシャルも注意深く見て欲しい。たいていが、家電メーカーか自動車メーカーがスポンサーだ。うがった見方をすれば、買い替えを促すために・・・?

だいたい、燃費の良い車や節電効果の高い家電製品を「地球にやさしい」とまで言ってしまうのはいくらなんでもオーバー過ぎないか?「電気代・ガソリン代が節電できる」「省エネ」という表現ならまあ間違いないだろう。でも、節電・省エネが「環境にやさしい」かどうかは、そんな単純にはわからないことだ。それを「地球にやさしい」なんて、よく恥ずかしげもなく言えるものだ。 それはちょうど、私(猫次郎)が零細企業の1社か2社を倒産危機から脱出させることに成功したぐらいで 「私は経済的弱者救済を通じて世界平和に貢献しています!」 と大々的にアピールしているようなもので、私にはとても恥ずかしくて言えない。

人間はもっと謙虚になるべきだ。我々は、普通に生きているだけで他の動植物を害しているではないか。アスファルトや建築物で彼らの住処を追いやり、工場や車や家庭の排出物で空気や水や土壌を汚している。何をやったって、環境にはやさしくないのだ。せいぜい、害を少なくしようと努力することしかできないのだ。


港区ではベンツがカローラの6倍売れている (扶桑社新書 26) (扶桑社新書 26)港区ではベンツがカローラの6倍売れている (扶桑社新書 26) (扶桑社新書 26)
(2008/02/29)
清水 草一

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* なかなか面白かったのでここで紹介する。
オビでは「格差社会は本当に不幸なのか?」と投げかける。
「東京都港区ではベンツやポルシェがカローラよりも多い」「フェラーリに乗っているくらいではモテない」「豪華クルーザー所有者になると無条件にモテる。(最近、クルーザー乗りがにわかに増えつつあるらしい)」「大阪−神戸間を並行して走る3つの鉄道(阪急・JR・阪神)のそれぞれの路線の貧富格差やカラーの違いを見比べると面白い」「高知のキャバクラ嬢の間ではベンツよりもワゴンRのほうがモテる」「芦屋の超高級住宅地(六麗荘)は、田園調布なんかメじゃないほど超豪華」「アメックスのブラックカード保有者の暮らしぶり」「軽井沢の超高級別荘と、苗場の20万円叩き売り中の別荘」「多重債務者」「生活保護受給者の暮らし」 ・・・などなど、格差社会の両端を面白おかしく書いている。

確かに、貧富格差はあれど、貧なら貧で、それなりの楽しみを見出せることは間違いないと思う。

「ためになる本」 というよりは、「おもしろい本」といったほうがいいかもしれない。
でも、なかなかいろいろ勉強にもなる。

個人的に大変面白かったのは、後半で書かれている富山県民についてのくだり。富山県は生活保護率が日本で最も低く、貯蓄率、持ち家率、持ち家の述べ床面積の広さなどが全国トップクラスで、離婚率も全国で最も低いらしい。とにかく保守的・生真面目な県民性で、女性が結婚相手を選ぶ基準も、医者や弁護士や実業家や外資系なんかよりも、公務員のほうがはるかにモテるらしい。(私は富山県では絶対モテないな・・・



B型自分の説明書B型自分の説明書
(2007/08)
Jamais Jamais

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* 版元の文芸社は、「自費出版」で有名な出版社だ。(ちなみに私も2年前に『借金力』という本を文芸社から出したことはあるが、これはちょっと異例で、自費出版ではない。) 
 自費出版といえど、侮ることはできない。たまにではあるが、この本や山田悠介の『リアル鬼ごっこ』(文芸社)のようなベストセラーが生まれることがある。
 この本を私が知ったのは、だいぶ前の雑誌の書評だった。「(自費出版だが)とにかく面白い」と、ベタ褒めの記事だった。
 そのうち、だんだん書店でよく見かけるようになった。最近では他出版社から類似本まで出るようになった。今やベストセラー本である。
 もともと私は、血液型による性格診断を、「科学的根拠がなくても、なんか当たってる!」 と思うほうだったので、いつか読んでみたいと思っていた。
 そして昨日、名古屋へ出張の途中に、買って読んでみた。
 後から出た姉妹本『A型自分の〜』も一緒に買って読んでみたが、そっちはイマイチだった。
 この本の作者はB型だそうだ。だからやっぱり(?)、B型について書かれたこの本のほうがずっと面白かった。
 中身は1時間もあれば全部読める。パラパラパラっと。難しいことは何一つ書いていない。面白い。笑える。退屈しのぎや場を盛り上げるのにはもってこいの本だ。深いことは何にも書いてないけど、1千円出して買う勝ちは「ある」と思った。血液型好きな人やB型人間に興味ある人には結構おすすめ。


 ちなみに、私の血液型は・・・内緒です。
(ヒント: サッカー日本代表の岡田武史監督と同じ血液型、同じ干支、同じ誕生日です)


 猫
さて今回は、生活保護を意識している人のためのオススメの本を紹介しよう。

あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS)あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS)
(2005/08)
湯浅 誠

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* 生活保護の本は数多くあれど、たぶん、この本が一番「実用に使える」と思う。
オビには 「何をどうすれば、生活保護を勝ち取ることができるのか?」「権利は与えられるものではなく、闘い取るものだ。本書は生活保護受給権を闘い取るためのバイブルである」 とある。

* 生活保護受給者の中には、じゅうぶん働けるのに働かない人や、不正に受給して贅沢な暮らしをしている人もいる。それはもちろん良いことではない。しかし、それについては私はここで議論する気はない。 それよりも、生活保護を本当に必要としている人が、門前払いをくらったりしてなかなか通りにくいという現実のほうに目を向けたいと思う。 

たとえば、つい先日もこういうケースがあった。私の知人で耳に障害を持つ人が、どこに就職しても健常者扱いで (だけど現実には耳が悪いのでコミュニケーションが上手にいかず)、同僚や社長から使い物にならないとのレッテルを貼られてすぐにクビになってしまい、いっぽう、役所や福祉事務所に相談しても「働き口はいくらでもあるでしょ?」といった対応を受けて何の力にもなってもらえず、結局どっちにもいけず、アパートの家賃を数ヶ月滞納してしまい、最後は食費も満足に捻出できなくなり、夜逃げに近い形でアパートを出てしてしまった。 その後頑張って住み込みの就職先を見つけたが、またもや3日でクビを言い渡されてしまった。 この人は後天的に耳が悪くなった以外は、体力も頭脳も性格も全く申し分ない人なのである。 だが他人の助けをあまり求めたがらない不器用な人でもある。 私は、彼のような人にこの本を読んでもらいたいと思う。

さて今回は、オススメの本を2冊。

(1) 『官僚とメディア』 魚住昭著 角川書店

(2) 『トヨタの闇』 渡邉正裕・林克明著 ビジネス社


2冊とも、同じくらいオススメだ。

(1) は、マスコミ業界と官僚の癒着構造のようなものがよく理解できる。
 新聞の政治経済面の記事は、額面どおりに読むだけでなく、そこに書かれていない「真実」を読み取ることが必要だが、その訓練を積むのにうってつけの本ではないかと思う。 新聞に書かれていることは「事実」かもしれないが、「事実」と「真実」は往々にして違うものだ。「事実」の表現のしかた次第で、「真実」の見え方が大きく変わってくるのだ。

(2) は、『年間1千億円にもなる日本一の広告宣伝費で首根っこをつかまれたメディアは、トヨタの経営側に立った一面的な情報しか流せない。本屋には「トヨタ式」「トヨタ流」といった大本営発表情報に基づく「おべんちゃら本」ばかりが並ぶ。(中略)本書は、その二面性を持つトヨタの、普段は一般人の眼に触れないほうの部分にフォーカスをあてたものだ。いずれも事実であるにもかかわらず、トヨタを恐れ萎縮するマスコミには流れない情報ばかりである。』(以上、「はじめに」より−) 
 要するに、新聞も雑誌もテレビも、大広告主であるトヨタのイメージダウンになるような記事はなかなか書けない。仮に大きな事件を起こした犯人がトヨタの関係者であっても、記事にはトヨタの名前を出しづらい。もし出すと、広告費収入がガクンと減ってしまう恐れがあるからだ。
 本書は、「トヨタ批判」に焦点をあてた本では決してない。そうではなく、「広告主様」の顔色を窺いながら報道自粛せざるを得ないメディアのあり方を問う本であると思う。そういう読み方をしたほうが面白いと思う。


わたしがなぜこの2冊を同時にお勧めするのか、もうわかりますよね?

そうです、ブログのタイトルのとおり、「記事は行間を読もう」 ということを言いたいのです。
文字に書いてあることしか「読めない」ようでは、いつまでたっても読解力は半人前。「事実」と「真実」のギャップも永遠に理解できないままです。 新聞も雑誌もネット記事も、「読みを働かせながら」読んでみましょう。



人は食べなくても生きられる人は食べなくても生きられる
(2004/10)
山田 鷹夫

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* この本は、去年の11月頃に、版元の三五館という出版社の人から譲ってもらった。
その後、読まずに自宅の本棚に放置したままだったのだが、昨日、風呂に入りながらパラパラと読み始めたら、これが予想以上に面白くてビックリした。

 アマゾンの書評を見ると、レビューが39件もついている。かなり話題になったことがあるようだ。しかしレビューの多くは、★3つ以下の酷評だ。珍書・奇書・空想科学トンデモ本のような扱いをされることが多いようだ。

 しかし、わたしにとって、この本は最高に面白かった。べつにダイエットしているからではない。著者の物事の考え方、行動、そしてそこから出てくるいくつもの驚くべき仮説が、妙に真実味があって、というか、そこに「不食」のみにとらわれないひとつの真理や悟りのようなものが感じられて、とにかく面白かった。

 この本はひょっとしたら発売後30年以上経ってからのほうが価値を認められるかもしれない。海外で翻訳されたほうが受けるかもしれない。そう思った。

 以下、原文から少し引用。 文章がまた味があっていい。


≪僕ができるのは僕の真実を正直に語る、そこまでだ。
 そこから先はあなたの問題だ。そこから先の実験や冒険を選ぶのは僕ではない。僕の責任ではない。僕の提示の結果をどのように得るかという結論を下すのは僕ではない。あなただ。あなたが決定すればそれが真実になる。
 社会がこの本をどのように評価するかではない。すべての人が否定しようとも、あなたが認めればそれが真実になる。その逆でもいい。断食指導者に言わせれば、概して断食は危険を伴うから、優れた指導者の下で行うべきだというアドバイスがある。これはこれで真実だろう。ただ僕はその真実を採用しなかっただけのことだ。僕は自分自身を信じていたからだ。≫(32ページより)

≪さて話は戻る。他で述べたように不食による不死の可能性は皆無ではない。微々たる例証ではあるけれど存在する。たとえば僕が実験していた川魚のカジカは三〇七日エサなしで生存した。クラゲの逆成長という現象も確認されている。(注: クラゲは絶食状態にしておくと触手や体が吸収され退化し最後には発生初期の胚子のような細胞の塊に逆戻りする。つまり若返る=逆成長する。千島学説) 
 これまでだれもがあり得ない、不可能だと疑いようもなく岩石のように固く信じ込んできた。だれもがただ一つのことを信じて疑うことがなかった。であれば仮に不食の事例があったとしても、それは無視されただろうし、等閑視されただろうことは推測できる。だれもが認めていないことは表面化されない。無視される。
 だからといって歴史に埋もれた、あるいは隠された不食例を掘り起こすという考古学的な興味はない。過去を紐とくことによって、この不食を認知させようというケチな姑息な考えは持たない。同様に他人の発見や言葉によって、正当化もしない。多くの知識と、多数の本からの引用できらびやかに飾ることもしない。誇って僕は知識人ではない。
 存在の始めに宣言がある、と僕は信じている。存在に先立って、宣言がある。
 僕は不食の成立を過去から創造しない。過去の助けは得たけれども、本質的には宣言から来ている。「人は食べなくても生きられる」、この宣言から、すべてが始まった。≫(54ページより)



 この本は、読み手を選ぶと思う。「断食マニュアル」のような読み方をするのは危険かつ期待はずれだ。また、物事を額面どおりにとらえるタイプの人は、たぶん読んでいくうちに腹が立ってくるだろう。「なんだ、完全な断食じゃないじゃないか、ちゃんと食ってるじゃないか」、と。

 想像力を働かせて、行間から真意を読み解くような読み方をすれば、この本が面白く感じられると思う。

 余談だが、以前ある中国人の東洋医学者から聞いた話では、「不妊」に治療はいらないそうだ。ほとんどの場合、夫婦で「断食」すれば、不妊が治るという。そのとき聞いた話も、本書に書かれてあることとかなり共通していたのを思い出した。「食べないと、細胞が初期化される、つまり若返る」「食べないと、種族保存の本応が働く」と。

 なんとも好奇心と想像力をかきたてる本だ。

 世間の評価は低いのかもしれないけど、わたしはもう、すっかり気に入ってしまった。


 猫
週刊ポスト2008.5.2号128ページに、エコノミスト森永卓郎さんが書いたこの本の書評があって、それを読んで興味を持って買ってみた。書評に違わず、なかなかいい本だったのでこのブログでも紹介したい。

経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由
(2008/03/20)
梅原 勝彦

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* まず、週刊ポストの森永卓郎さんの書評が非常に共感できるので、一部抜粋しよう。

≪ 私は企業家の成功物語を読むのが嫌いだ。そこで語られる「成功のための方程式」が、後付の理屈で、結局本人の自慢話に過ぎないことが多いからだ。 (中略) しかし、この本を読んで心底驚いた。いまの経営の「常識」とは、かけ離れた経営が行われていたからだ。 (中略)  創業者の梅原勝彦が語る高収益の秘訣は、よく言われている経営者のリーダーシップでも、ITの活用でも、綿密な工程管理でもない。高品質、短納期、適正価格という製造業の基本事項だけだ。 ただ、明らかに普通の会社と違うのは、「短納期」が半端な短さではないということだ。 (中略) そんな奇跡を可能にしたのは、徹底的な無駄の排除だ。工程管理をしない、製品の検査もしない、そして会議もしない。注文のファックスがくると、それをみながら職人がさっさと作って発送してしまう。(以下略)  週刊ポスト2008.5.2号128ページより≫

* 次はわたしのコメント。

 モノづくりを営む小規模経営者には、この本は非常に参考になると思う。
 最近の新聞記事でも、墨田区や大田区や静岡県など、製造業が密集している地域の景気が、とりわけ悪化しているということがよく書かれている。おもな原因は、円高と原料高のダブルパンチだ。製造業の元気がないことは、我が国にとってゆゆしき事態だ。
 製造業の多くは中小企業、いや零細企業だ。零細企業の社長さんは、職人気質の人が多い。経営者として優れているタイプの社長さんは残念ながら少ない。 しかし、職人としては超一流な人が日本には多い。これは誇るべきことだ。一説?によれば、墨田区の町工場が結集して一つの研究開発をすれば、アメリカのNASAにも匹敵するとも言われているそうだ。これはもう、わが国にとって、かけがえのない財産だ。潰させるわけにはいかない。
 とはいえ、資本主義・自由経済下においては、あまり国の手厚い保護は望めないことはいうまでもない。厳しい現実だが、零細企業の社長さんたちは、自分の身は自分で守らなければならない。
 では、どうやって中小零細企業が生き残るかというと、まず、「己を知る」ことが大切だ。
 大企業は、優秀なブレーンが沢山いる。経営者一人の頭脳で足りない部分は、他の多くの経営陣や管理職が補ってくれる。また、それを実行に移す手足も、しっかりしたものが構築されている。巨大な脳と手足があるわけだ。生物にたとえれば人間のような高等生物だ。
 いっぽう、小さな会社になればなるほど、考える脳は一つしかなく、しかもしれは手足も兼ねていることが多い。生き物に例えればタコみたいなものだ。職人気質の町工場の社長さんは、まずこれを自覚しなければならない。俺はタコなんだと・・・。 でも悲観することはない。タコにはタコなりの立派な生き方があるし、進化の仕方次第では、火星人みたいになって、地球人の能力を凌駕することだってきっとできる。
 そのひとつのやり方が、本書に書かれているような「徹底した無駄の排除」だ。
 大企業を真似て、長い会議を何度も開いたり、いちいち部下に報告書を出させたり、モノをひとつ作るのにワンクションもツークッションも経たりせずに、俺は職人だ、職人は徹底して職人らしくやってやる!、と、職人の技術に集約して、それに全てのエネルギーを注入して、その他の管理は極力省く。これなら大企業のように複数の脳や手足がなくても、じゅうぶん太刀打ちできる。というか、大企業と同じ土俵で戦わなくて済む。独自の道の開き方ができる。
 ここで大事なのは、「徹底」だ。技術も中途半端、こだわりも中途半端な人が、これを真似しても、ただの何のとりえもないダメ会社になってしまうだろう。 
 逆に、技術には絶対的な自信がある、こだわりも誰にも負けない、骨の髄まで職人気質の社長さんは、不景気や何やらに振り回されて迷走したりせず、外部の教科書的なコンサルタント先生の指導なんかにも耳を傾けず、ひたすら初志貫徹、自分の得意分野だけに徹し、自分の役割にだけ忠実になるのもいいと思う。 ただ、その場合も、何も考えないで職人気質のままでいるよりは、こういう本を一通り読んで、トライ&エラーを繰り返して、そのうえで、戦略的にそういう形に行き着くほうがいいことは言うまでもない。 やはり職人さんでも最低限の勉強(or読書)は必要だ。



 いま、日帰り出張で広島県呉市に来ている。
 さっき、駅構内の書店でこんな本を買った。

 『本は10冊同時に読め!』 成毛眞著
 三笠書房知的生きかた文庫 533円+税
honnha10satsudoujiniyome


 目次にはこんなことが書いてある。

・まずは成功本を捨てよ
・忙しい人ほど本を読んでいる
・一流の経営者は、みんなすごい量の本を読んでいる
・本は最後まで読む必要はない
・読書に目的を持つな
・使える金はすべて本に注ぐ


 わかるだろうか?

 
 話はやや飛躍するが・・・、うちのホームページの「おすすめの本」のところに、昔から小さく、「ある児童文学の一節に、家は借りて住め、本は買って読め、という言葉があります。大人が主人公の子供に、本代をケチってまで家を買うような大人になっちゃダメだよと諭しているワンシーンからの引用です。皆さんはどうですか?」 と書いているが、はたして借金で苦しんでいる読者の皆さんの中で、お気付きの方はどれだけいるだろうか? 
 よく、 「マイホームだけは守りたいんです!!でも今、借金が多くて、電話も止められてて、食費もケチってて・・・え?本ですか?もう何年も読んでません・・・」  というような感じの人から相談を受けることがある。 こういう人は「マイホーム」よりも「生き方」のほうに危険信号が点滅していると思う。 良い人生を送るためには、むしろ家を手放したほうがいいかもしれない。
 しょせん家なんて住むための「箱」にすぎない。また「資産」か「財産」か?と問われたら、「資産」にすぎない。本で得た知識や教養はあなたにとってかけがえのない「財産」になるが、家はいざというときには処分して身軽になるべき「資産」なのだ。資産と財産は違う。大事なのはいうまでもなく、カネに代えられない財産のほうだ。



猫@今朝から微熱、咳、くしゃみ、目がかゆい

hayashi3sasie


猫次郎ブログの一番上にあるブッダみたいな格好をして寝そべっている絵や猫次郎のプロフィール似顔絵を描いてくれたのは、 ペロさんとマモル君 というちょっとエロっぽい超人気4コマ漫画ブログを描いているハヤシさんというお姉さんだ。
現在のところ、彼女はhayashi3というペンネームを使っている。

ハヤシさんと知り合ったのは去年の8月ごろで、共通の知り合いである第四学区ぬまっち氏に紹介してもらった。以来、この3人+αでよく飲みに行ったりしている。

ハヤシさんが初めて自分の絵をネット上で公開したのは昨年夏ごろで、それまでは全く知られていない存在だった(ようだ)。 が、しかし、彼女の絵の才能とキャリアはもともと半端じゃない。美術系の学校を出ていて、自宅にはマンガ専用の書庫まであり、読むのも描くのも相当に年季が入っている。それだけではない。会えばわかるが、彼女の人間観察力はそれはもう大変なもので、ちょっと会っただけでその人の性格やタイプを見抜いてしまう。また、すぐにその人の外見的特徴をつかんでサラサラと似顔絵を描いてしまう。もう脱帽モノだ。 マンガの発想も尋常じゃない。彼女はちょっと変わった職歴の持ち主なので(現在はアダルトグッズ販売やWeb制作などを手がける会社に籍を置いている)、その関係もあってか、若くて綺麗なのに、好んでエロいマンガばかり描いている。しかし商売っ気のあるあざといエロさではない。そこには、何かこう、突き抜けた、哲学や芸術のようなものを感じさせる何かがある。またそれに加えて読者を癒してくれる温かみのようなものもある。 百聞は一見にしかず。一度彼女の作品の数々を覗いてみてほしい。わたしが唯一例外的にエロ系サイトを相互リンクしている理由がお分かり頂けると思う。そのくらい突出した能力を持っているのだ。エロにとどまる器ではない。何を描かせても素晴らしい作品に仕上がるだろう。彼女は富や名声に全く無頓着な人なので自分を過度に売り込むことがなく、今までほとんど無名だったが、いちど認知されればファンは激増するに違いない。少なくともわたしは、ひそかにそう確信していた。

これは、見る人が見れば同じように感じるようだ。

昨日発売の週刊SPA!で、なんと、ハヤシさんが漫画家デビューした。
2008/2/26号の52〜53ページにある挿絵と4コマ漫画だ。

その一部。(全部読みたい方はSPA!今週号を買うべし)
hayashi3yonkoma


メジャー雑誌に出るのは初めてなのに、なんとフルカラーで掲載されている。
普通、雑誌のイラストレーターや4コママンガは、モノクロで小さく扱われることが多いのにである。特別扱いといってもいいだろう。SPA!編集部がどれだけ彼女のことを高く評価しているか窺える。

彼女は雑誌社に何のコネもない。でも、雑誌社側も絶えず面白いものを必死になって探している。ハヤシさんほどの才能があれば、ブログに自分の絵を公開しただけですぐにアクセス数急上昇して雑誌社の目にとまるのも時間の問題だろうとは思っていた。 つくづく、いい仕事をしていれば報われると思った次第である。(逆にいい仕事をしていなければいくら策を弄してもダメだが・・・)

わたしの単なる予感だが、ハヤシさんはたぶん、これからもっとブレイクする。
SPA!に始まり、次々と他の雑誌からも依頼がかかり、いずれは単行本を出すようになっても不思議ではないだろう。

実はこれ、奇遇にも、わたしが本を出すまでの経緯とそっくりなのですよ。
わたしは2001年1月に全く無名の匿名人間としてひっそりとホームページを開設して、それがどういうわけかアクセス数急上昇していき、2001年夏にはダイヤモンドZAIという雑誌で丸々1ページ紹介され(これが猫次郎の雑誌デビュー)、次に週刊SPA!からたてつづけに数回取材がきて、そうやって徐々にネットのみならず雑誌でも紹介されていくうちに、こちらは何も売り込んでいないのに(すごい恥ずかしがりやだったのに)、ごく自然な形で出版社の目にとまり、何社かの大手出版社から「本を書きませんか?」と誘いをうけて現在に至っている。本日現在、共著や文庫化した本も含めると、延べ9冊の本を出している。ハヤシさんがそうなっても全く不思議ではない。・・・いや、わたしなんか足元にも及ばないもっとはるか上をいっても不思議ではない。(ぜひ雲の上の存在になってください!)

知り合いがこうやって活躍していくのは、純粋に、嬉しいものですね。

* ペロさんとマモル君のURL → http://nozomi613.blog98.fc2.com/
(未成年は見ないでください)


猫@熊本
講談社文庫講談社文庫
(2007/01/12)
『お金がなくても元気なフランス人 お金があっても不安な日本人』 吉村 葉子

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2003年に単行本が出て、ジリジリ売れて、2007年に文庫化し、現在までに16万部売れているそうである。
出張先の駅構内の本屋に平積みしてあるのを見て、ちょっと面白そうなので読んでみた。

中身は、タイトルのとおり。
やや退屈な部分もあったが、全体を通して、良い本だと思った。

決して日本人を卑下する類の本ではない。日本人の良さを充分認めつつ、ここがヘンだよと指摘する。納得できる部分が沢山あった。

ブランド品を身につけなければ不安な人、貯金がないと不安な人、レールが敷かれていないと不安な人、将来のビジョンがはっきりしていないと不安な人、形式ばった社交辞令を知らないとコミュニケーションが図れない人などは、一読の価値があると思う。

リンク先のアマゾンの書評も参考になるので読んでみて欲しい。

翼はいつまでも翼はいつまでも
(2001/07)
川上 健一

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* ネットの書評で去年から気になりだし、今年の秋に古本屋で文庫版をゲット。105円也。最初のページをめくったら、なんと川上健一さんの自筆サインが入っていた。なんというラッキー!
買った後、少しだけ読んだが、忙しくてその先はしばらく読まなかった。
12月に入ってまた読みたくなり、最初から読み直しはじめた。
最初の3分の1ほどは普通におもしろかった。可もなく不可もなく。
真ん中あたり(2章)から急激に面白くなっていった。もうどうにも止まらない。
後半になると、読みながら「うううっ」と声を出さずにいられなくなる場面が増えてきた。
終盤のクライマックスでは、不覚にも、わんわん声をあげて泣いてしまった。(電車の中じゃなくてよかった・・・)

小説でこんなに泣いたのは、はじめてかもしれない。
フランダースの犬よりも泣けた。
といっても、この物語はフランダースの犬のような悲しいものではなく、後味がきわめてよろしい。心が洗われて、胸がいっぱいになりながら泣ける類のものだ。主人公はビートルズに強い影響を受けた野球少年の中学生で、夏休みに十和田湖の湖畔で同級生と恋に落ちる。そして転校で離れ離れになる。ただそれだけの話なのだが、この感動は読んだ人にしかわからない。特に、ビートルズ世代以降(30〜50代)の男性で、中学時代に運動部に所属していて、学校でバカばっかりやっていて、思春期に女の子のことが気になってしょうがなかった経験を持っているような人は(←私もそう)、相当泣けるに違いない。そういえばラジオでやっていたが、サザンの桑田氏もこの本を最近読んで、声をあげて号泣したそうだ。アマゾンの書評を読んでも、泣いたという人が多かった。


「勤勉は馬鹿の埋め合わせにはならない。勤勉な馬鹿ほど、はた迷惑なものはない。」 


(本文より)


* むむむ。痛烈。かなり古い本だが、なかなか読み応えがあった。

発売されました。
アマゾンでは、著者が湯浅さんになっていますが、実際には猫次郎や李先生など計6名の著者で1章ずつ書いた本です。働きたくても働けない失業者のための生活の知恵、たとえば住宅ローンの残債、債務整理の弁護士費用、子供の学費などをどう捻出するかや、生活保護の上手な受け方などを書いています。(わたしが担当したのは3章の住宅ローンです。)

働けません。―「働けません。」6つの“奥の手”働けません。―「働けません。」6つの“奥の手”
(2007/12)
湯浅 誠ほか

商品詳細を見る



hatarakemasen


12月22日に発売される予定の新刊本が送られてきた。
これは私が一人で書いた本ではなくて、全6章のうち第3章(住宅ローン)の部分だけ、原稿用紙にして40枚程度の分量だけ、私が書いたものだ。のこりは1章ずつ異なる著者がそれぞれ得意分野について書いている。

本のタイトルは 『働けません。』 といい、いわば、失業者のための本だ。
リストラや病気や就職難などによってどうしても収入が得られない人のために、賢い生活保護の受け方や、返済困難になった住宅ローンの対処方法や、子供の学費の捻出の仕方や、弁護士費用・裁判費用、子供の養育費などの捻出の仕方を、それぞれのプロが解説する。
詳細は以下のとおり。

◆タイトル 『働けません。』

◆目次
 1章 生活保護を受ける−湯浅誠著
 2章 失業保険をもらう−日向咲嗣著
 3章 住宅ローンの返済をやめる−吉田猫次郎著
 4章 法律扶助を受ける−李尚昭著
 5章 社会福祉協議会の貸付を受ける−春日部蒼著
 6章 児童扶養手当をもらう−しんぐるまざーず・ふぉーらむ著

◆出版社・コード・定価
 三五館 ISBN978-4-88320-407-6 1200円+税

◆発売日  2007年12月22日予定



昨夜、少し早めに帰宅して、風呂に入りながらはじめて読んだ。めちゃくちゃ面白かった。
多重債務に陥り自己破産した若い女性をめぐるミステリー。1992年作のベストセラー。
一冊で600ページ近くもある長編大作だが、面白くて夢中になって読めた。



最近はビジネス書や専門書よりも、小説やらマンガやら童話やらを読むことのほうが多い。近年は「ビジネス書や専門書」:「その他の本」の読書比率が「7:3」くらいだったが、今年の夏ごろからこの比率が逆転している。(これは今後の仕事の展開と少々関係している。)

そんな本の中で、最近一番ハマったのが、「いやいやえん」 という童話。

iyaiyaen


対象年齢4歳〜小学校低学年。
せいしんねんれいのひくいぼくにはぴったりだ。

いつも「いやだいやだ」ばかり言っている主人公のしげるくんは、あるとき、「いやいやえん」という保育園に入れられてしまいました。そしてそこは、・・・という物語。

1962年からずっと人気が永続しているロングセラー作品なのだそうだ。(私はこの歳になるまで知らなかった)