借金問題 倒産防止 事業再生 連帯保証人 借金自殺問題 ブラックリスト 多重債務 ・・・・・について普段は書いてますが、ここはブログなので、もっと気楽に書きます。(猫)
 
猫研について
猫研とは?
猫研とは、吉田猫次郎が代表を務めている経営コンサルタント会社の略称です。おもに中小企業や自営業の事業再生・倒産回避の相談を受けることを業としています。(経営相談であって法律相談や債務整理代行とは違いますので誤解なきように!) 詳しくはホームページ www.nekojiro.net/ をご参照下さい。

SEO対応ブログ(blog)テンプレート無料会員募集中!

さて、9月25日に1回、9月30日に2回とSFCG関連の記事を書いてみたわけですが、これらの記事のアクセス数が突出しており、またSFCGの一括請求濫用の動きも止まっていないようですので、ここでまた、少し役に立ちそうな情報を書きます。


★ 「解決方法を専門家に相談したい!」 という方は、この件に限っては、「日栄・商工ファンド対策全国弁護団」所属の弁護士に相談するのが一番オススメです。(わたしは同弁護団の弁護士さんを3名だけ知っていますが、彼らの話では、同弁護団には300名超のメンバーがいるそうです。きっとあなたの近くにもいるでしょう。)

 参考: 日栄・商工ファンド対策全国弁護団のHPを見つけました。ここです。→ http://nichiei-sfcg-bengodan.com/  リンクフリーかどうかわかりませんが、必要としている人は多いと思うので、わたしの独断で勝手にリンクさせて頂きます。

 また、9/30河北新報のSFCG行政処分関連記事にも、仙台の弁護士事務所の電話番号が明記されていましたので、記事を一読のうえ、そちらに電話して弁護士を紹介してもらうのも良いかもしれません。 →河北新報記事 http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080930t13017.htm

 あとは無難な線では「法テラス」や「県の弁護士会」でしょうか。 いずれにせよ、SFCGと契約内容の点で争うのは「法律的な争い」になりますので、法律の専門家(文字通りLawyer)たる弁護士に相談するのが一番であることは間違いありません。 (会社の資金繰り等に関する相談ならLawyer以外でも良いでしょうが・・・)


★ 「自分には落ち度は無いのに一括請求されるなんて絶対納得いかない。権利の濫用だ。監督官庁に行政処分をお願いしたい!」 という方は、金融庁や関東財務局へ。 このとき、やみくもに感情で喋るのではなく、ちゃんと事実の経緯と、どの部分が行政処分の対象になると思うのかを筋道立てて告げること。
 → 金融庁HP  関東財務局HP


★ SFCGの動向を少しでも多く知りたいという方には、「2ちゃんねる」をまめにチェックするのがおすすめです。 尚、2ちゃんねるに慣れていない方は最初は面食らうかもしれませんのでご注意下さい。2ちゃんねるは誰もが匿名で投稿できるので、その中身の信憑性については誰も保証できません。ただ、私も9年前から2ちゃんねるを定期ウォッチしていますが、たとえ8割がいい加減な情報だとしても、2割以上は素晴らしく役に立つ情報が含まれていることは確かです。情報を鵜呑みにせず上手に選別できる人には本当に役立ちます。
 → 2ちゃんねる 金融板 SFCGスレッド(現在はpart49まで急伸中)


★ SFCGの株価推移について情報交換されている掲示板も、株ホルダーならではの視点で参考になります。過去記事をずっと読んでいくと、SFCGの現在置かれている状況がよくわかると思います。
 → Yahoo掲示板 株式 8597 SFCG


★ 敵を知り己を知れば百戦危うからず。 本家本元SFCGのHPや、WikipediaのSFCGのページも見てみましょう。
 → SFCGホームページ   Wikipedia SFCG


★ SFCGで働いていたことのある元社員たちによる内部告発的サイトもあります。ここも熟読に値します。
 → WORK@SFCG 


★ その他

・ SFCGの毎月の返済日は、昔から、毎月5日と決まっています。今日がその返済日です。SFCGにとっては、月に1回ドドッとお金が入ってくる嬉しい日です。 しかし同時に、最近は資金繰りが相当悪化しているようでもありますので、いくら入金が入ってくるか、大変緊張しているだとうとも思われます。
 
・ 9月上旬から、「延滞していないのに難癖つけられて期限の利益喪失→一括請求の内容証明が来た」 という話を非常に多く聞くようになりました。 しかしいっぽう、延滞常習者や既に事故を起こして債務整理や和解などをしてしまった人(要するに脅してもまとまったカネが取れない人)には、この「一括請求」があまり来ていないという奇妙な事実もあります。 
 本来なら逆ではありませんか!? 延滞常習者や事故のあった人に一括請求するのは当たり前ですよね。しかし現在の状況はそうではなく、契約不履行していないにもかかわらず、いくらかカネに余裕が残っていて、プレッシャーをかければ早期のうちに高額を回収できると思われる顧客に対して、より集中的に一括請求しているように見受けられます。
 
・ SFCGの社長は、慶応大学を主席で卒業し、三井物産に入社してエネルギー開発関連の大きなプロジェクトを若いうちから任され、1978年に独立し、商工ローンというビジネスモデルを確立し、SFCGを一代でここまで築き上げてきた、相当な「できる人」です。 (これは素直に凄いと思います) 
 参考文献: 
異端の成功者が伝える億万長者(ビリオネア)の教科書異端の成功者が伝える億万長者(ビリオネア)の教科書
(2004/11)
渡部 昇一大島 健伸

商品詳細を見る



 ・・・・・ですから、よくある「放漫経営」による倒産は、まずないだろうと私は思います。
 (あるとしたら、終戦直前の大日本帝国のような行動パターンはもしかしたらあるかもしれませんね・・・)


・ 前記事の繰り返しになりますが、SFCGの社員を恨んだり憎んだりするのはやめましょう。かわいそうです。 (詳しくは9月30日の記事をお読み下さい)

・ これ以上は書きませんが、以上のことから、SFCGの行く末を読み取り、今後の対処法をじっくり考えてみてください。



* ちなみに私自身は、SFCGには過去に10年以上苦しめられてきた経験があります。年利35%時代の商工ファンドの連帯保証人にはじまり(当時27歳のサラリーマンだったのに根保証極度額は1200万円もついていた)、子会社のジャスティス債権回収へ債権譲渡されるまで、フルコースで大変お世話になりました。 特定調停と訴訟(原告側)で負担軽減を試み、その途中で差押をされたこともありました。完済までに担当者は8回くらい代わりました。美人新卒社員、山一證券から転職してきた高学歴社員、パンチパーマっぽい支店長など、いろいろな人がいました。
 今はすっかり縁が切れましたが、日本橋室町の本社ビルの前を通るたびに、今も熱いものがこみ上げてきます。

 マンガ 『北斗の拳』 では、「強敵」と書いて「とも」と呼びますが、正直言って、あれに近い心境です。 (←バカですね)




明日6月28日は、秋田で「事業再生と連帯保証人」と題した合同勉強会を開催します。
連帯保証人制度改革フォーラムと有限責任事業組合みちのく事業再生支援センターの合同開催です。

お申込み、お問合せは、こちらへ。
http://www.llpmichinoku.com/


東京からは4人行きます。(非営利活動なので自腹で行きます。1台のクルマで交通費ワリカンで・・・)
1泊2日して、現地の皆さんと酒呑んだりしながら日曜まで過ごします。



 昨日(土)は恒例の連帯保証人制度改革フォーラムを開催した。
 わたしは風邪をこじらせて頭痛がひどかったので、結城流星さんに進行のほとんど全てをお任せしっぱなしだったが、一応最初から最後まで参加した。
 参加者は総勢11名。
 今回はかなり趣向を変えて、参加者の皆さんが自身の体験記や訴えかけたいことなどをインターネットで発信できるよう、「ブログの作り方を教えます」というテーマでやってみた。
 参加費は全員1000円ずつ。お菓子代として。みんなワリカン。なにぶん事業とはかけ離れた任意の集まりなので、我々運営側も1000円ずつ出し合って、和気あいあいと進行した。


 ひとつ、いい話をきいた。

 約1年ぶりに来てくれた埼玉県のAさん。Aさんは猫研勉強会の元常連さんで、中古車屋を営んでいたが売上低迷のため債務超過に陥り、一時期は専門家のアドバイスに従って自己破産まで視野に入れていた。いや、今も入れている。
 中古車屋を経営されている方ならおわかりかと思うが、まず中古車販売業は資金がかかる。それに、旧来のやり方で店頭に在庫して販売していると、場所代や水道光熱費も相当かかる。1台1台の粗利はそこそこ高いのだが、営業利益ベースで赤字を出さないためには、結構な台数の車をコンスタントにさばかなければならない。いっぽう、最近の中古車市場は、ユーザー側からしてみればインターネットで相場がすぐわかってしまうし、比較的簡単に希望の車が見つかってしまう。そんな時代に、車を在庫して店舗販売で売るのは大変だ。よほどユーザーのハートをつかむ車種を揃えるか、よほどサービスがいいか、よほど資金があるか、よほど特殊な安い仕入れルートを持っているかでなければ、生き残りは難しい。
 Aさんは考えた末、店舗販売をやめた。事業規模の大幅な縮小だ。具体的にはここでは話せないが、粗利の高い、資金のあまりかからないやり方にとことん特化した。そのかわり、売上高は間違いなく下がる。利益は生活に必要な最低限の額しか確保できない。当然、借金はまともに返済できなくなる。今、Aさんはそうやって細々と生き残りながら、じっくりと挽回のチャンスを窺っている。
 本当は今すぐにでも結論づけて、自己破産などの法的救済制度を活用して、ゼロから再出発したほうが再起が早いのかもしれない。いやたぶんそうだろう。事実、Aさんはこれまで何度も法律の専門家に相談したが、どの先生も口をそろえて「自己破産しかありません!」とアドバイスしたという。
 それでもなぜAさんが「今は」破産しないのかというと、理由はふたつある。

 ひとつは、連帯保証人になってくれている友人に迷惑かけたくないから。
 もうひとつは、息子さんの受験。

 Aさんはここ1年以上、無担保・無保証の借金を一切返していない。いや、返したいけど返せない。厳しい督促を受け続けている。当然だ。返せないほうが悪いのだから。Aさんはそれを当然のこととして、逃げも隠れもせず然るべきペナルティを受けている。債務整理らしい債務整理はあまりしていない。(せいぜい高利の特定調停、保証協会つきの代位弁済、リスケ程度。しかしそれらも多くは延滞中)
 しかし、連帯保証人つきの債務と住宅ローンだけは、やっとの思いでキチンと返している。これによって、連帯保証人には実質的な迷惑はかからない。住宅ローンは本当はもう腹をくくっているのだが、息子さんの受験が終わって落ち着くまではここに住みたいと考え、あえて無理して払っている。
 数年後、連帯保証人つき債務を完済して、息子さんの受験も一段落ついたら、もういちど破産も視野に入れつつ最も合理的な債務整理方法を考えるつもりだという。(その頃までに運良く商売が回復すれば破産せず返済も再開できるかもしれないという淡い期待もある。)
 当然、痛みもリスクも伴う。うるさい取立ても来る。しかしAさんの表情は充実感に満ちている。金融機関にご迷惑をおかけしているのは本当に心苦しいが、少なくとも、重要取引先や連帯保証人には迷惑をかけずに、家族も養っている。そのうえ、その親の背中を見ている息子さんが、ここ1年、何を感じたのか、よく勉強するようになって、みるみる成績が上がり、偏差値は70を超し、大手進学塾に学費免除の特待生として入ることもできたのだそうだ。県立浦和のような超名門高校を跳び越して、国立の高校も狙えるほどに。 しかも息子さんの変化はそれだけではない。Aさんが若い頃聴いたビートルズに目覚め、親子で夜中にビートルズ談義したり、よく読書するようになって親子で政治や哲学の話ができるようになったりと、親子のコミュニケーションも明らかに増えたのだ。しかも非常に良い形で。
 商売のほうはこれからどう転ぶかわからないが、Aさんの家庭は、もうこれから何が起きても大丈夫だろう。最悪、自宅が競売になって借家に引っ越しても、家族の結束や息子さんの進学には何の支障もきたさないだろう。Aさんは「資産」を失うかもしれないが、それとひきかえに、家族の結束というかけがえのない「財産」を手に入れたのだ。

 って、ちょっとホメ過ぎたかな?

 でも95%実話です。(あとの5%は本人特定を防ぐために多少アレンジしました)


 猫


* 次回フォーラムは、夏か秋頃にやる予定です。去年の7月に岐阜の下呂温泉に行ったときのように、1泊2日の合宿形式で行いたいと思います。費用はいつもどおり、スタッフ含め全員ワリカン。場所は去年と反対側の方向、つまり東北方面を考えてます。おたのしみに。


つい先ほど東京に着いた。
下呂温泉は想像していたよりも大規模な温泉街で、お湯の質も良かった。満足。

参加者の皆さん、おつかれさまでした。またこういう企画を立てて、深夜まで熱く語り合いましょう!


猫@ねむい
この土日は岐阜の下呂温泉で「連帯保証人制度改革フォーラム」を開催します。
なんか大袈裟なイベント名ですが、実際には参加人数15名程度で、温泉旅館でまったりしながら連帯保証人問題について相談を受けたり情報交換しあったり問題提起したりし合いましょうという趣旨のものです。
宿泊費と飲食代と交通費がかかりますが、各自「実費のみ」負担。私も自分の宿泊費は自腹で負担します。懇親会的要素が強いですね。

あと7時間ほどしたら出発します。そろそろ寝ます。

掲題のとおり、4月21日、午後1時30分〜4時30分まで、連帯保証人制度を見直すためのフォーラムを開催します。これで第3回になります。
場所は、東京都墨田区の「みどりコミュニティセンター」。
参加費はお一人様1000円。(ドリンク&お菓子&場所代の実費として)

連帯保証人制度に関する問題提起やディスカッションもしますが、皆様のリアルな連帯保証人絡みの相談にも乗ります。
まだ定員に達していないので、皆さんもよろしかったらご参加ください。
申込、詳細は http://www.rentai-forum.net/index.htm を参照ください。

* 終了後は任意参加で、近くの居酒屋で懇親会をやります。

 宇都宮市教委は今年度から、市立小中学校全93校の約4万人の児童・生徒の保護者に、給食費を滞納した場合に備えて連帯保証人の記載を求める「納入確約書」の配布を始めた。配布が始まった新学期初日の9日には、「やり過ぎだ」など保護者からの抗議電話が数件あったという。(中略)
 同様の確約書は長野県伊那市などが導入しているといい、宇都宮市教委学校健康課は「全保護者の意識を高めなければ、不公平をずっと続けてしまう。理解してほしい」と話している。
(引用元:毎日新聞 2007年4月12日 1時01分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070412k0000m040165000c.html

-----------------------------
* 以下、私のコメント。
 給食費をきちんと収めさせようとするのはいい。だが、「連帯保証人」をつけるのは絶対におかしい。たとえそれが単に形式だけであり、実際に連帯保証人に取り立てに行かないとしても、である。
 百歩譲って、「ただの保証人」ならまだいい。なぜ「連帯保証人」にする必要があるんだ?「連帯」がつくとつかないとの違いを知ってるのかよ、役所は!?

≪参考〜ピンとこない人のために≫
 「(ただの)保証人」なら、主債務者と保証人の順序がはっきりしている。主債務者が返済不能になってはじめて、債権者は保証人に対して取立てできる。主債務者がメインで、保証人はサブなわけである。
 ところが、「連帯保証人」になると、主債務者と全く同等の責任を負い、順序が同列、または逆になっても全く文句言えなくなる。主債務者が支払不能になったかどうかにかかわらず、主債務者をすっ飛ばして先に連帯保証人に取り立てすることもできるのである。
 難しく言うと、ただの保証人なら「検索の抗弁権」「催告の抗弁権」そして「分別の利益」などが守られており、連帯保証人にはそれがないのである。
 参考文献: 『連帯保証人』 宝島社 著者は私です。

 猫
まもなくオンエアされるが、12月22日午後5時10分から、NHKテレビ(但し首都圏限定)の「ゆうどきネットワーク」という番組で、「連帯保証人」問題について大きく取り上げられる。( http://www.nhk.or.jp/shutoken/yuudoki/ )

私自身は出演しないのだが、私の書いた『連帯保証人』という本がディレクターさんの目にとまり、こりゃ只事じゃないぞ、是非とも連帯保証人問題について取り上げねば!ということになり、番組を制作するに至ったようだ。(光栄です。)

連帯保証人問題については、もっともっとメディアで取り上げて欲しい。
この番組がその火付け役になってくれればいいんだけど・・・。

 国民生活金融公庫は07年度から、経営にかかわらない連帯保証人を求めない場合の貸出金利の上乗せ幅を現行の0.9%から0.6%に引き下げ、連帯保証不要の融資を拡大する。連帯保証に対し「借りた本人以外が借金に苦しむ」との批判が出ていることに対応したが、多重債務問題に取り組む弁護士らは「連帯保証そのものの廃止が必要」と指摘。政府系金融機関が連帯保証人を取ること自体の是非も問われそうだ。
(中略)
 政府系金融機関のうち、中小企業金融公庫などは連帯保証人を原則として求めていない。しかし国民公庫は「財務体質がぜい弱な零細企業が融資先となるため、連帯保証を求めるケースが多い」(公庫関係者)という。
 同公庫の融資先は133万社に上り、1機関で国内の信用金庫全体と同規模。このため、連帯保証人に融資先の経営状況などを十分に説明する余裕がなく、電話で保証人を依頼することも多い。中小企業関係者からは「取引先の依頼なら、不安を持っても断れない」など改善を求める声が出ていた。
 連帯保証制度を巡っては、企業が金融機関から融資を受ける際に返済を保証する信用保証協会が今年4月、原則として連帯保証人を求めないようにした。安倍晋三官房長官が中心になってまとめた政府の「再チャレンジ推進会議」は5月、連帯保証に依存しない融資の拡充を訴え、全国銀行協会にも協力を要請した。
 消費者信用問題に詳しい今瞭美弁護士は「保証を引き受け、多額の借金を背負わされて人生が台なしになるのはおかしく、政策金融機関がやるべきではない」と話している。
(以下略)

引用元:毎日新聞 2006年9月13日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060913k0000m020146000c.html


あべし!
今朝、某ジャスダック上場企業の顧問弁護士さんと雑談する機会があった。
そのとき大変興味深い話を聞いた。

なんと、上場企業では、社長や役員が債務の個人保証をすることが禁止されているというのだ。(注:個人保証=個人として保証人や連帯保証人になること)

この弁護士さんも詳しいことはど忘れしてしまったそうだが、どうやら証券取引所の規定により役員が個人保証することを禁止しているようだ。商法ではそのような規定はないので、たぶんそうだろう。(これから詳しく調べてみたい)


中小企業、とりわけ従業員20人以下の小規模企業は、実に88%もの割合でメインバンクからの資金調達の際に個人保証を提供している。それも、ただの保証人ではなく、連帯保証人であることがほとんどだ。連帯保証すると、そのほぼ無限に(主債務者が完済し終えるまで)責任を負わなければならない。

上場会社の場合は、巨額の債務を抱えても個人で責任を負うことはない。社長が何か重大なミスを犯して会社に巨額の損失を被らせても、クビになって終わりである。

この差は何だろうか?
どうして証券取引所は上場会社に役員の個人保証を禁じているのか?
その理由を考えてみると大変面白い。

信用保証協会付きで銀行から融資を受けるとき、「保証料」は借主の負担になる。また、民間銀行で住宅ローンを借りる時も、多くの場合、保証料を取られるが、これも借主の負担である。しかも結構バカにならない金額である。

では、「保証料」とは何か?

県の信用保証協会のホームページでは、こう説明している。
「信用保証料は、金融機関にお支払いいただく金利とは性格を異にします。保証協会が中小企業のみなさまの信用保証委託に応ずることの対価としていただく保証協会独自のものです。(中略)いただいた信用保証料は、代位弁済金、信用保険料、損失の補填、経費など信用保証制度を健全に運営する上で必要な費用に充当されます。」

また、銀行の住宅ローンのホームページでは、こう説明している。
「住宅ローンをご利用いただく場合、当行所定の保証会社をご利用いただきますので、原則として保証人不要です。この時利用する保証会社に対してお支払いいただくのが『保証料』です。」

要は、保証会社が借主の保証人代わりになるけど、タダでなってあげるわけにはいかないから、保証する料金(=保証料)を払ってくださいよ、という趣旨のものである。

では、借主にとって、保証会社にお金を払うメリットは何か?

メリット1.保証人無しでも借りやすくなる。
メリット2.???
メリット3.???

ここでメリット2のところに、「保証会社が保証人代わりになってくれるから、イザというときに安心」と書きたいところだが、現実はそう甘くない。

確かに、借主が返済不能になると、保証会社が銀行に対して肩代わりしてくれるという機能がある。これを「代位弁済」という。代位弁済によって、銀行は借主が返済してくれなくても保証会社から全額払ってもらえるので、まるっきりリスクを負わなくなる。

しかし、代位弁済されて全て終わるかというと、そうではない。保証会社は保険会社ではない。保証人として全額支払った保証会社は、その支払った相当分の金額を、借主に対して請求することができる。これを民法上の「求償権」という。求償権に基づき、保証会社は借主に対して容赦なく残債を全額請求してくるのである。借主側としては、債務が減るわけでもなく、債権者が銀行から保証会社に変わるだけのことである。

これが現実である。

そう考えると、我々借主が負担している「保証料」は、いったい何のために払っているのか!?と、文句のひとつでも言いたくなる。保証料によってメリットを最も享受できるのは、借主のほうではなく、銀行のほうなのだから。

銀行は保証会社がつくことにより、信用度の低い相手に安心して融資することができる。金利もしっかり取れる。万一事故が起きても保証会社が全額負担してくれる。商売としてバッチリ成立するわけだ。しかも、その「保証料」は、借主が負担してくれる。リスクゼロ。コスト最小限。こんなにおいしい商売はない。

保証料を借主が負担するのは半ば常識となっているが、これを疑問に思う人はあまりいない。保証会社が保証人代わりになってくれることと、それによって借り易くなることで、概ね満足してしまっているようである。
しかし、上記のように、保証料は実質的には「銀行の利益のため」に機能しているに他ならないのだから、保証料を借主が全額負担するのはおかしいと思うべきである。もっと抵抗すべきである。

賛成意見・反対意見お聞かせ下さい。

猫次郎

連帯保証人Tシャツを、試しに22枚だけ作ってみました。
プリントの絵を描いたのは武勇兵さん。Tシャツ製作担当は私。超厚手の綿100%アメリカ製ボディ(Hanes Beefy-T)を使用し、フルカラーで業者に頼んでプリントしたので、1枚あたりの製造原価は2,492円もかかってしまいました。
本日開催のフォーラムで原価販売しようと思いますが、たぶん10枚以上余るので、ご希望の方に(ほとんど原価の)2,500円(送料別)でお売りします。
くわしくは http://www.rentai-forum.net/index.htm 参照。
まるで悪い冗談のようなわけのわからない話ですが、実際に時々あるケースです。

都道府県の信用保証協会(=担保力の乏しい中小企業の保証人代わりになってくれて、銀行から事業資金の融資を受けやすくしてくれる機能がある。公的機関)が、主債務者に対して「第三者の連帯保証人をつけてください」と要求し、その第三者連帯保証人が死去したとき、その保証債務が法定相続人に相続され、その法定相続人は亡き被相続人が保証協会の連帯保証をしていたなんて全く知らないものだから、相続放棄も何もしないまま月日が経ち、ある日、主債務者が返済不能に陥った時に、保証協会が銀行に代位弁済(全額肩代わり)し、その全額肩代わりした分を「求償権」に基づき第三者連帯保証人の相続人に対して一括請求する。・・・こう書くとなんだかワケがわかりませんが、要するに、自分は他人の連帯保証人になんて一度もなったことがないのに、全く気付かないうちに、連帯保証人としての責任を引き継いでしまったというわけです。

請求された方は実に気の毒です。自分で連帯保証人としてハンコを押してしまったのならまだ自己責任として覚悟できるかもしれませんが、これが保証人の相続人となると、自分でハンコを押したわけでもなく、それどころか保証債務の存在にすら気付かない場合が多く、とんだとばっちりとしか言いようがありません。しかもその相手が銀行や商工ローンではなく、本来なら我々の保証人代わりになってくれるはずの(保証料もちゃんと取って、業として保証人代わりになってくれるはずの、)公的な信用保証協会からこのような請求を受けるとは、なんとも不条理な話ではありませんか。

私の知っているだけでこのような目に遭った方は3人はいますが、これを読んでいる皆さんの中にはいらっしゃいますか?

* 尚、過去のブログで触れましたが、4月1日から保証協会は第三者保証人を取らなくなりました。徐々にですが改善の方向に向かっています。問題は「過去に保証協会の第三者保証人になってしまった人」です。

猫次郎
連帯保証人制度。これ、やはりどう考えても不条理な制度だと思いますので、個々の相談にとどまらず、もっと大掛かりな「運動」を起こしていきたいと考えています。

その第一歩として、先日、同じ志を持った仲間と3人で、連帯保証人問題専門のホームページを開設してみました。これです。↓

『連帯保証人制度 改革フォーラム』 http://www.rentai-forum.net/

出来立てホヤホヤで、内容もまだ不十分ですが、徐々に中身の濃いページに仕立てていきたいと思います。乞うご期待。

また、イベントも用意しています。今週の土曜日、6月17日、午後3時より、東京・神田にて。参加費1000円。対象者は、連帯保証人制度の見直し運動に関心のある方すべて。質疑応答の時間もたっぷり用意しますので、個々の細かい相談もOKです。詳しくは上記ホームページをご参照下さい。


猫次郎@今夜は泉佐野で講演だー
我が国には連帯保証人人口はどれくらいいるのでしょうか?
あちこち調べてみましたが、そのような統計は一つも見つかりませんでした。

やっぱり1000万人は軽く超すのかな?
中止企業の借入の連帯保証人だけで300万人以上はいそうだし(1社で複数名の連帯保証人をつけて借りているところもザラでしょう)、この他、住宅ローンの連帯保証人(奥さんがなっている場合が多い)、賃貸住宅入居時の連帯保証人なども相当多いでしょうから、やっぱりどう考えても1000万人は超しそうです。いや、2000万人以上いても不思議じゃないですね。

興味深いので、もうちょっと深く調べてみようと思います。

猫次郎
<日本経済新聞 3月20日付より引用>

 「経済産業省は国が認可する各地の信用保証協会が手掛ける信用保証制度で、「連帯保証」を原則廃止する方針を決めた。信用力の低い中小企業は連帯保証人を付ける例が多かったが、経営破綻した場合、家族まで債務を負う再起が難しくなり、むしろ中小企業の再生が進まないと判断した。4月からの制度改革に合わせ、月内にも全国の信用保証協会に廃止を通達する。

 信用保証は中小企業が金融機関から融資を受ける際、国の認可を受けた信用保証協会が返済を保証する制度。倒産リスクが高い中小・零細企業向け融資では、各地の協会が経営者の家族や知人ら第三者を連帯保証人として付けるよう信用金庫などの金融機関に求めていた。企業が倒産した場合、肩代わりした債権の回収率が低くなるのを避けるためだ。信用保証協会は全国で年に約100万件の保証をしているが、2―3割が連帯保証人をつけているとみられる。(以下略)」

* このニュースは、武勇兵さんが教えてくれました。

* 少しずつですが、連帯保証人制度の見直しが前進しつつあります。
H16年の包括根保証改正。各銀行ごとに増えつつある無担保無保証のプロパー貸付。そして今回の信用保証協会。

注目すべきは、今回の信用保証協会の連帯保証廃止は、保証協会が自主判断で決めたのではなく、経済産業省が決めたということです。今は未だ保証協会だけですが、今後、他の政府系金融機関(公庫など)にも広がる可能性が出てくると思います。

尚、新聞記事ではわかりにくいですが、今回の連帯保証廃止は、「第三者の連帯保証人」を指すものであり、会社代表者の個人保証はキチンと取るそうです。念のため。

猫次郎